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“リモート笑点”が話題 番組Pが語る「大いなるマンネリ」の大切さと新たな可能性
リモート撮影にすぐには切り替えできず…健康第一を考えた「苦肉の策だった」
結果、17日に放送したように春風亭昇太だけがスタジオに入り、ほかの師匠たちはリモート撮影となったわけだ。そのスタジオはというと、かなりシンプルな構成。「美術さんも技術さんもほとんど稼働させることが出来ません。(通常の)スタジオやサブコンも使わず、最低限のセットとシステムを用意して今回の撮影になったわけなんです。いわゆる苦肉の策だったんですよ(笑)」と福田Pは打ち明ける。ちなみに師匠たちの自宅にカメラをセッティングしたのは家族やマネージャーだとか。機材だけを渡し、各家庭に任せての収録となった。
『笑点』にこんな時代がくるとは…間を大切にする落語家に“リモートの障壁”
もちろん、不安もあったという。「どうしてもリモートでやり取りを行うと2秒から2秒半ぐらいズレが発生してしまうんですよね。噺家さんたちは話す“間”を大事にされているので、そこが一番の問題でした。ただ師匠たちも苦労されたと思いますが、だんだんと慣れてきたようでとても面白い掛け合いをしていただけて。OA上は編集していますので、視聴者の方はそれほど違和感がないと思います」(福田P)。