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「いいよカードの発想はなかった」プロポーズの受け答えで逆サプライズをしかけた女性の漫画にほっこり
「え?プロポーズ?」 つい聞いてしまったことで事態は思わぬ展開へ
後日、彼氏に会った際に、どこのお店で食事をするのかを聞くと、「クリスマスにも行ったディナーのところ」と言われ、usaoさんは「これは間違いなくプロポーズだ」と確信。慌てて女子会を開き、事の経緯を話すと、「それは聞いちゃダメでしょ。彼氏さんはサプライズのつもりかもしれないじゃないですか!」と後輩にダメ出しをされてしまう。
勘づいてしまった以上は「わざと喜べない!」と悩んだusaoさんは、彼氏に“逆サプライズ”することを計画。イラストを描く特技を生かして「いいよカード」を制作し、返事を求められた際にスッと差し出すことを思い付いた。漫画には、食事をしたレストランの店員さんとのやりとりや、なかなか段取り通りに上手くいかないプロポーズの流れがリアルに描かれている。
この usaoさんの投稿には4.3万件のリツイート、15.3万件のいいねが集まり、「いいよカードの発想はなかったww」「こんな素敵な感動できるプロポーズをされてみたいです」「順番グダグダでも、むしろ思い出に残るプロボーズ」「めちゃくちゃおもしろい!末長くお幸せに!」と反響が。
プロポーズのエピソードを描いたのは、「ただただ単純に、おもしろかったから(笑)」というusaoさん。「え?プロポーズ?」と聞いてしまったことに関しては、「そういうものは言うもんじゃないなと、今でも思い出します。『いいよカード』で逆サプライズをしたとき、彼は『おお!』と笑っていました。いつも通りの笑い方でしたね」
『プロポーズには気をつけろ』
「当たり前のことが、幸せであることをこれからも伝えていきたい」
小学校の教師として働きながら漫画を投稿し、生徒たちとのほっこりするやりとりや、 夫との何気ない日常エピソードが人気を集めている。13日には著書『なんでもない絵日記』 (扶桑社)も発売。そこにも収録されている「いつか結婚して良かったと思ってもらえる人になりたい」という一文とともに投稿された漫画は、Twitterでも多くの反響を集めていた。
その漫画には、夫と一緒に住み始めて半年が経ち、お互い仕事で多忙な中でも食器を洗ってくれていたり、洗濯物を畳んでくれていたりする夫の行動にふと気がついたusaoさんの心情が描かれている。なんだか申し訳ない気持ちになったusaoさんは「私と結婚して損ばっかりでごめんね」と涙ながらに謝るが、その言葉を聞いた夫は「得とか損とかで結婚したわけじゃないよ」「大丈夫」と声をかけてくれる…という内容だ。
これには「同じ気持ちになり、わんわん泣いてしまいました」「そんなふうに思ったり言ったりできるふたりに憧れます」など、多くのコメントが寄せられていた。そういう日々の嬉しかったことや悲しかったことなど、“あたりまえの日常”を描くことが、usaoさんの漫画の持ち味にもなっている。
「日常の"なんでもないこと”が確かに私の中で輝いていて、そのおかげで今の私がいます。夫婦の生活を送るなかでは、自分も相手も大切にしていきたいです。そして漫画を通して、当たり前のことが、幸せであること。なんでもない日常が、自分の心を育てていること。そういったことを伝えていきたいです」