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令和に生きる“エンタ芸人”の新たな活路? TVでもYouTubeでもない、“ライブ配信アプリ”の可能性

「イチナナ-1グランプリ」で優勝を果たした芸人・ですよ。

「イチナナ-1グランプリ」で優勝を果たした芸人・ですよ。

 『エンタの神様』(日本テレビ系)で一躍脚光を浴びた芸人“ですよ。”。「あ〜い、とぅいまて〜ん」のギャグでブレイクを果たしたが、その後はテレビ業界から離れ、誰かの代わりに謝りにいく「謝罪代行サービス」をスタートして400件近い依頼が寄せられ話題に。ところが、コロナの影響で月の収入が激減。崖っぷちの一発屋を救った新たな場所とは? そして、そこから見えてきた芸人の新たな生きる道とは――。

テレビしか露出できるメディアがなかった時代…「呼ばれなくなったら、お先真っ暗」

――「あ〜い、とぅいまて〜ん」というギャグでブレイクされましたが、当時はどんな心境だったのでしょうか。

ですよ。僕自身はブレイクしている感は全くなかったです。2006年の11月から2007年の3月までの5ヵ月間しか出演してないので、実感としてはほとんどなかったですね。ただ、周りは盛り上がってました。営業で地方に行くと、5千人から1万人ぐらいお客さんが来てくれましたし、スーパーでネタをやっても人がいっぱい集まってくれましたから。そういう反響は素直に嬉しかったです。

――『エンタの神様』卒業後のお仕事の量というのは?

ですよ。テレビでの露出はほぼゼロになりましたし、営業もなかったのでお先真っ暗って感じで、かなり焦りました。今とは違ってテレビしか露出できるメディアがなかったですからね。後輩達がどんどん売れていくのをただ見ていました。

――10年以上芸風を変えていないそうですが、違う芸風や違う方向のお笑いに挑戦しようと思ったことはなかったですか?

ですよ。芸風は変えていませんが、女装のコントや漫談など、色んなことに挑戦はしてみたんです。それを1年ぐらい続けていたら、ある日、友達の結婚式の二次会でネタをやって欲しいと頼まれたので、せっかくだからとエンタの時のネタをやったら、あまりウケなかったんですよ…(苦笑)。で、その場にいた男性に「全然面白くないじゃん。それじゃご飯食べていけないでしょ」と言われて、凄い悔しかったので“一生このネタでご飯を食べていく!”と決めて。そこからずっと芸風を変えてないですね。

「あ〜い、とぅいまて〜ん」持ちギャグ活かし“謝罪代行サービス”が再注目されるも、コロナ禍で大打撃

  • ネタを披露する”ですよ。”

    ネタを披露する”ですよ。”

  • 一般の方にネタを教えにいく”ですよ。”

    一般の方にネタを教えにいく”ですよ。”

――その後「謝罪代行サービス」を始められましたのは、なぜですか。

ですよ。2019年に吉本の社員さんから「講演会をやってみませんか」と言われて、その準備のために自分の人生を振り返ってみたんです。そしたら「これまで色んな人に助けてもらったから生きてこられたんだな」と、改めて気付いて。その恩返しじゃないですけど、「あ〜い、とぅいまて〜ん」というギャグが人のためになればいいなと思って、謝罪代行サービスを始めました。

――具体的にはどのようなサービスなのでしょうか。

ですよ。「意地を張って謝れない」とか「謝っても許してもらえない」と困ってる人達のところへ行って、謝るきっかけ作りをしています。なので、僕が代わりに謝っているというわけではないんですけど、とにかく謝りやすい雰囲気やきっかけ作りの手助けをしてるという感じです。依頼者は基本的に真面目な方が多いので、真摯な対応を心がけています。

――1件いくらぐらいで依頼を受けられているのでしょうか?

ですよ。交通費と、許してもらえたらお気持ち代だけで、許してもらえなかったら無料にしています。やっていて楽しいのでノーギャラでもいいぐらいなのですが、それが原因で何かしらのトラブルになっても困るので、最低限の金額は頂くようにしています。

――コロナ禍で、お仕事にもかなり影響が出たのではありませんか?

ですよ。大打撃でした。まず謝罪代行サービスは、対面だと「あ〜い、とぅいまて〜ん」をやる時に飛沫が凄く飛ぶのでできなくなりましたし、「あ〜い、とぅいまて〜ん」を全国各地に教えに行くというサービスもできなくなってしまったんです。なので、今は両方ともオンラインサービスを利用しながら続けていますが、やはり対面のほうがいいですね。

エンタ以来の“現場感”、視聴者のコメントが生き甲斐に…「ライブ配信からの収入は大きい」

――そんな中、ですよ。さんはライブ配信アプリ「17LIVE(イチナナ)」での配信を始められましたね。

ですよ。ライブ配信だと視聴者からコメントを頂けるのが何より嬉しいんです。というのも、むかしTwitterで突然知らない人から「焼肉ごちそうさまでした」というリプがきて、その人にごちそうした覚えがないので「ごちそうしてません」と返したら、今度はそのやりとりを見た他の人から「iPhoneの充電器を貸して頂きありがとうございました」とリプがきたので「貸してません」と返す、という謎のやり取りをしたんですね(笑)。何故かわからないけどそういったメッセージが色んな人からきて、それに一個一個リプを返すというのを気付けば6年ぐらい続けていて。それである日イチナナを始めたら、その人達がみんな見にきてくれたんですよ。それは素直に嬉しかったです。

――よしもと芸人100人が参加した「イチナナ-1グランプリ」では見事優勝されましたが、そもそも何故参加しようと思われたのでしょうか。

ですよ。イチナナでライブ配信する人は、全員「イチナナ-1グランプリ」に参加しなくちゃいけないのかなと思って、それで参加しました。でも、1位を狙おうとは思ってなくて、ただイチナナの視聴者が「ですよ。っていつも馬鹿やってんなぁ」と楽しんでくれればいいなと思って参加しただけなんですよね。周りからは「凄いね」と言われますけど、僕自身が一番1位になれたことに驚いてます(笑)。
――ライブ配信をする際に気をつけていることは何かありますか。

ですよ。最初の3日間ぐらいは身構えていたんですけど、視聴者が「普段のままがいい」と言ってくれたので、気にせず普段通りの姿で配信しています。こっちがかっこつけると壁を感じるのかもしれませんね。

――ライブ配信を始めてみて、大変だなと思ったことはありますか。

ですよ。配信は全く苦じゃないので、ただただ楽しみながらやっています。色んな人が見に来られるように1日に3、4回やっているのですが、皆さんからリアルタイムで書き込みがあると、「見てくれているんだな」と実感できるんです。もちろん嫌な書き込みもありますが、それも含めて、視聴者からのコメントは僕の生き甲斐になっています。

――イチナナを始めてみて、収入面での変化はありましたか。

ですよ。イチナナはギフトというサービスがあって、視聴者からの投げ銭形式で収入を得ることができるので、そこの収入は大きいですね。ここでも、僕の誕生日じゃない日に誕生日のギフトを投げてくれる方がいるので「誕生日じゃないよ」って返したりして(笑)。でも、あくまでもギフトなので、絶対に送らなければいけないわけではないんです。ゲーム感覚で送ってみたかったら、120円から課金できるので是非(笑)。

TVともYouTubeとも違う“ライブ配信”の魅力「多くの芸人にとって救いになる」

――オンラインでのお仕事やライブ配信での現在の活動と、エンタ出演時代の活動を比べてみてどんな違いを感じていますか?

ですよ。やってることは一緒ですけど、今のほうがやりたいことはできている感覚はありますね。もちろんメディアとしての影響力は今もテレビのほうが大きいとは思いますけど、自由度でいったら断然オンラインやライブ配信のほうが大きいんです。あと、テレビと違って、ライブ配信は視聴者が配信者に興味を持って観に来てくれるので、そういう意味でも僕にはこっちのほうが合っていると思います。

――YouTube配信されていないのは何故でしょうか?

ですよ。僕は自分で編集や撮影ができないので、それだと誰かにやってもらわなければいけないんですよね。それが凄く嫌なので、YouTubeはやってないんです。イチナナは編集や撮影の技術がなくても、自分1人でできるのがありがたい。
――なかなか売れずにいる芸人や、一発屋と呼ばれる芸人にとってイチナナはチャンスの場になると思いますか。

ですよ。なると思います。僕はコロナで仕事がなくなってどうしようかというときにイチナナの視聴者の皆さんに救われました。自粛で営業とかもなくなってしまい、テレビなどに出られない芸人は苦しんでいる人も多いと思いますし、自宅からできるライブ配信は多くの芸人にとって、救いや生きがいになるんじゃないですかね。僕みたいに今の若い世代に知られていない芸人が、こうやってイチナナを通して知ってもらえることもあります。有名になりたいとか、お金を稼ぎたいという野心ある芸人がイチナナを始めるのも全然アリなんじゃないですかね。

――今後はどのような活動をしていきたいですか。

ですよ。僕は「あ〜い、とぅいまて〜ん」しかできないので、それを全国に教えに行くサービスや謝罪代行サービスは続けていきたいです。あとは、イチナナでも何か面白いことができたらいいなと。劇場ではネタをやっていますけど、イチナナではやってないので、いつかお笑いライブの配信にも挑戦してみたいですね。毎日欠かさず素振りし続けている「あ〜い、とぅいまて〜ん」を極めつつ、ライブ配信で色んな人とコミュニケーションを取り続けていけたらと思います。

(取材・文/奥村百恵)

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