柏木由紀「センター諦めません」 変化するファンへの“神対応”ならぬ“友対応”の真意

柏木の持ち味“神対応”をやめた理由とは「自分というものがなくなってしまった」

──柏木さんは握手会やYouTubeなどで、近年そのぶっちゃけたもの言いなどが好感を持たれています。以前はそんなことはなかったとお聞きしましたが、ご自身の心境にはどんな変化があったのでしょうか。

柏木それは私がずっと模索してきたことにも通じるんですが、AKB48ってファンとの距離をグッと縮めたアイドルの先駆けだったと思うんですね。ファンの要望も直接耳に入ってくるわけで、その1つ1つの要望に応え続けることがアイドルの務めだと思い込んでいたんです。

──握手会での“神対応”もアイドルの務めだと思い込んでいたと。

柏木そうですね。ただ、そうしていった結果、自分というものがなくなってしまった時期があったんです。ファンの方の要望に応え続けているだけだと、要望に応えてくれるところが好きっていうファンの方が多くなるんじゃないかと思ったんです。でもそれって“私じゃなくても成立するな”って気づいて、「こういうことがやりたいです」「こうしたら楽しくないですか?」っていう発信をちゃんとするようにしようと決めたんです。それから、アイドルとしての芯をしっかりと持ちながら、バラエティとかYouTubeもそうだし、グラビアやったり演技やったりして、そういった派生する活動もアイドルの1つの形だと思うようになりました。握手会でも、ただファンの方の要望に「うん」と肯定するだけでなく、自分の意見を伝えることによって会話が生まれるようになって、より1人1人との深い関係性ができるようになりました。

──柏木さんの中のアイドルの芯とは?

柏木ステージから歌で元気を届けること、それに尽きるんじゃないかと思ってます。自分が『これがベスト』だと思うものを提示すれば、好き嫌いはあってもファンの方は納得してくれるんじゃないかって。そう思えるようになってから、アイドル活動がさらに楽しく充実したものになっていったんですよね。

“なんでもいい”からステージに立ち続ける意志「長年応援してくれたファンに報いる方法は単独センター」

──「生涯アイドル」を見据える中で、結婚や出産といったライフステージをどう考えますか?

柏木そういうタイミングが来るかもしれないですけど、自分としてはアイドルであり続けたいと思っています。それにきっと今いるファンはついてきてくれるんじゃないかな、という気もしてるんですよね。みんな「ゆきりんはもうなんでもいいから、とにかくステージに立っていてくれ」と言ってくれるので。

──「もう、なんでもいいから」って(笑)。つまりは「柏木さんのすべてを受け入れるよ」という意味なんですね。

柏木そんなみんながいてくれるから、私も『生涯アイドル宣言』ができる強さをもらえたんですよね。だからファンが求めてくれる限り、私は一生ステージで歌い続けます。

──いつかはAKB48を卒業するときも来るかもしれません。それまでに叶えたいことはありますか?

柏木一度でいいからシングル表題曲の単独センターを務めたいんですよね(Wセンターは39thシングル『Green Flash』で経験済み)。自分が叶えたいというのもあるけど、長年応援してくれてきたファンに報いる形ってそれくらいしか思いつかないというか。これで私が単独センターなしで卒業を迎えたら、本当にファンは崩れ落ちると思うんですよ(苦笑)。それもあってまだ卒業はできないですし、現役メンバーとして『諦めてません!』という意思表明を、この場をお借りして改めて秋元さんにもお届けできればと思います(笑)。

(取材・文/児玉澄子)

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