ジャスティン・ビーバーにブルーノ・マーズ 発表!『好きな洋楽男性アーティストランキング 2018』

 もっとも権威ある音楽賞として知られる『第60回グラミー賞』が、間もなく開催。一気に洋楽アーティストへの注目度が高まる中、English Styleでは「好きな洋楽男性アーティスト」について、1,000人にアンケートを実施。総合1位に輝いたのは、昨年CMでお茶の間にも進出したカナダ・オンタリオ出身のジャスティン・ビーバーだった。
  • 総合1位のジャスティン・ビーバー

    総合1位のジャスティン・ビーバー

 1位のジャスティン・ビーバーは、12歳の時から始めたYouTubeへの投稿動画をきっかけにレーベルと契約。2009年にアルバム『マイ・ワールド』を、翌年には同作の続編となる『マイ・ワールド 2.0』を発表(日本では同2作を合わせた『マイ・ワールズ』でデビュー)。その続編に収録された「ベイビー feat.リュダクリス」がヒットし、一躍ポップスターに。スウィートな高音ボイスとあどけなさからティーンの女子からはアイドル的人気を得た。そんな彼がサウンド面の変革を意識して制作したのが『ビリーヴ』(2012)で、ビルボード200に初登場1位を記録(※過去作ですでに1位にはなっている)。2015年にリリースした『パーパス』でも「ホワット・ドゥ・ユー・ミーン?」「ソーリー」のMV再生回数がそれぞれ18億超え、28億超え、と変わらず支持され続けている。

 アンケートには、ジャスティンの歌唱やダンススキル、ソングライティングセンスを評価する声が多く、中には「世間を騒がせているが、実力、ルックスともに高い」(愛知県/20代/女性)「Mステに出ていた時、思った以上に好青年だったから」(福島県/40代/女性)と、ゴシップとのギャップに好感を持った人も。そして最もキーになる声が、「ピコ太郎さん関連で知ったから」(東京都/30代/男性)。ジャスティンが「PPAP」の動画を気に入っているとツイートしたことでバズったピコ太郎とは、そのブーム真っ只中に“ガクワッテル?”とソフトバンクのCMで共演。タイミングを逃さないお茶の間への進出が知名度を上げ、全体的に票を伸ばしたのだろう。

 そんなジャスティンは、2016年に『第58回グラミー賞』で最優秀ダンス・レコーディング賞を初めて受賞(スクリレックス・アンド・ディプロ「ホウェア・アー・ユー・ナウ(with ジャスティン・ビーバー)」)。今回のグラミーでは、ルイス・フォンシ&ダディー・ヤンキー feat.ジャスティン・ビーバー「デスパシーノ」が、主要部門である『年間最優秀レコード』と『年間最優秀楽曲』、そして『最優秀ポップ・パフォーマンス(グループ)』の全3部門にノミネートされている。ルイス・フォンシ&ダディー・ヤンキーによる同曲のパフォーマンスが決定しているだけに、サプライズで登場も期待したい。
  • 総合2位のブルーノ・マーズ

    総合2位のブルーノ・マーズ

 続く2位は、グルーヴ感あふれるサウンドで心を踊らせるだけでなく、美メロマスターでもあるブルーノ・マーズ。「カッコイイ。楽曲がどれも素晴らしい」(福井県/10代/男性)「魅力的な曲をたくさん作っていて、エンタテイナーだと思う」(京都府/20代/女性)「第二のマイケル・ジャクソンと言われるほどのダンスと歌声が好き」(京都府/30代男性)「覚えやすい楽曲で心地よい歌声。マイケルを彷彿させるダンスと音楽センスが好み」(神奈川県/40代/女性)とアンケートを行った全世代から楽曲を高く支持されているところが興味深い。“キング・オブ・ポップ”のマイケル・ジャクソンを想起させるという声も多いため、レジェンドアーティストになる日もそう遠くないだろう。

 数々のアワードで受賞している彼は、これまでのグラミーで5度受賞。今回はアルバム『24k・マジック』や収録曲で『年間最優秀レコード』、『年間最優秀アルバム』、『年間最優秀楽曲』の主要3部門を含めた7部門にノミネートされており、女性ラッパーのカーディ・Bとのコラボレートパフォーマンスも披露する。
  • アジア圏からランクインした東方神起

    アジア圏からランクインした東方神起

  • “2017年の時の人”オースティン・マホーン

    ブルゾンちえみのネタでお馴染み、オースティン・マホーン

 そして、今を象徴するランクインとなったのは、5位の東方神起、8位のオースティン・マホーン、9位のエド・シーラン。東方神起は昨年秋に再始動。「パフォーマンスに迫力があるから」(北海道/20代/女性)という声からもわかるように、ユンホとチャンミンの激しく踊ってもブレない歌に惹かれる人が多いようだ。先日終えたばかりの5大ドームツアーのファイナル公演では日産スタジアム3daysの追加公演を発表し、グループ史上最高となる同一ツアーで計100万人を動員する予定。このように日本での活動が多いと親しみも増すもの。アジア圏で唯一のランクインも頷ける。

 “2017年の時の人”になったオースティン・マホーンは、「ブルゾンちえみとのコラボが面白かったから。テレビでサービス精神旺盛な姿を見ていい人だと思った」(静岡県/10代/女性)など、圧倒的にブルゾン効果で票を獲得しているが、『第68回NHK紅白歌合戦』然り、何度も来日してテレビで「ダーティ・ワーク」を披露するといった世間の盛り上がりに答えてくれたところも、高評価につながったに違いない。
 エド・シーランはアルバム『÷(ディバイド)』が大ヒット。『全英において最速ペースで売れた男性ソロアーティストポップアルバム』などのギネス記録に認定され、2017年上半期の洋楽ニュースの話題の中心人物に。今回のアンケートでは、「いい声とビジュアルの感じが欧米の秦基博」(東京都/20代/女性)といった、歌声を魅力にあげる回答が多くみられた。生まれ持った声の特質もあるけれど、ギターをメインにしたシンプルな音作りが訴求力の高い歌声に昇華させているのだろう。そのエドは『第58回グラミー賞』(2016年)で2冠に輝いており、今回のグラミーでは『最優秀ポップ・パフォーマンス(ソロ)』と『最優秀ポップ・ヴォーカル・アルバム』の2部門にノミネートされている。

 また、総合3位のザ・ビートルズは30代で1位、総合4位のマイケル・ジャクソンは10代で3位と、現在活動していないレジェンドアーティストが入っているのも気になるところ。ザ・ビートルズに関しては、若い世代から「学校の授業をきっかけに好きになった」というコメントも。ストリーミングや動画などで、過去の名曲に簡単に出会える現代。今後は、若い世代からレジェンドアーティストの名前が挙がることも多くなるかもしれない。
(文:洲崎美佳子)

ジャスティン・ビーバー

  • 若いのに人気がある。馴染みやすい歌が多い(三重県/10代/女性)
  • ベタ過ぎだが本当に歌が上手いと思う(長崎県/20代/男性)
  • 生活態度は好きではないが、歌はやっぱりいい(兵庫県/30代/女性)

ジャスティン・ビーバー

1

ブルーノ・マーズ

  • カッコイイ。楽曲がどれも素晴らしい(福井県/10代/男性)
  • 第二のマイケルと称されるダンスと歌声が好き(京都府/30代男性)
  • 歌もパフォーマンスもカッコイイ(東京都/40代/男性)

ブルーノ・マーズ

2

ザ・ビートルズ

  • 高校の先生の影響でたくさん曲を聴きハマった(愛知県/20代/女性)
  • 時代に関係なく素晴らしい(長野県/30代/男性)
  • その時代の先駆者だったから(愛媛県/40代/男性)

3

マイケル・ジャクソン

  • ダンス、歌に加え素直な人間らしさが好き(東京都/10代/男性)
  • 昔から親しんだ曲ばかり。今でもカッコイイ(石川県/40代/女性)

マイケル・ジャクソン

4

東方神起

  • 曲が好き。最近カッコイイなと思う(京都府/10代/女性)
  • 日本語トークや、ライブパフォーマンスが魅力(香川県/40代/女性)

東方神起

5

マルーン5

  • アダムの声が好き。歌詞やメロディーも素敵(愛知県/30代/女性)
  • どの曲も馴染みがあり、世代問わず楽しめる(東京都/40代/女性)

マルーン5

6

ボン・ジョヴィ

  • 映画の主題歌が有名だから(東京都/30代/男性)
  • ポップテイストなロックで気分が盛り上がる(東京都/40代/女性)

ボン・ジョヴィ

7

オースティン・マホーン

  • カッコ良く歌が上手。ファンサービスも豊富(三重県/10代/女性)
  • ブルゾンちえみとの共演を観て好感を持った(東京都/20代/女性)

オースティン・マホーン

8

エド・シーラン

  • 「Shape of You」 にハマったから(福井県/10代/男性)
  • 曲も歌詞も歌声も秀逸。人柄も好感が持てる(東京都/40代/男性)

エド・シーラン

9

ワン・ダイレクション

  • 最初にハマった洋楽。活動再開を信じている(千葉県/10代/女性)
  • 中学の時によく聴いていて、思い出が蘇る(神奈川県/10代/女性)

ワン・ダイレクション

10

【調査概要】
調査時期:2018年1月15日(月)〜1月18日(木)
調査対象:合計400名(自社アンケート・パネル【オリコン・モニターリサーチ】会員10代、20代、30代、40代の男女)
調査地域:全国
調査方法:インターネット調査
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