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ORICON NEWS
デビュー5年、大人になったフェアリーズの進化とは?
6人がなぜ踊り、歌い続けるのか……その答えがステージに
そんなフェアリーズによる、「Answer」と題した今回のツアーのファイナル(追加)公演は、「なぜ踊り続けるのか、歌い続けるのか」という問いに対する答え(Answer)、すなわち今の彼女たちのポテンシャル、その成長ぶりを提示するものとなった。
本人たちの意見がかなり反映されているというセットリストは“踊るフェアリーズ”により焦点を当て、序盤からビート感の強い「HERO」、野元空のパワフルなラップが冴える「Silly Boy」などをラインナップ。歌唱面では、可憐な中にも凛とした雰囲気を持つ伊藤、瑞々しいハイトーンを聴かせる下村、ソロパートも度々担当する野元の3人を軸に、次々とフォーメーションが変わるダンスが展開されるのだが、激しい動きにも歌がブレることなく、まさに“歌って踊れる”という部分での完成度が高い。
10分超のダンスコーナーも 見事にアーティストへと脱皮
しかも、その直後にバラードを配置することで“静と動”のコントラストがいっそう鮮やかに。初のバラード曲「マーガレット」では全員でソロパートを歌い継ぎながら、観客と一体になれる手振りで密接な空間を作り、さらにそこに、「Beat Generation」といった高速BPMナンバーを投入。絶妙なステージングで、抜群のリズム感とスキルの高さを改めて印象づけた。
本公演では8月10日リリースのニューシングル「クロスロード」も披露。この曲では、離れ離れになった人への切ない想いを歌い、大人の世界観にもトライしている。デビュー時はまだあどけない中学生で、アイドル的なポジションにカテゴライズされることもあった彼女たち。だが、この5年間でダンス&ボーカルグループとしての研鑽と経験を積み、見事にアーティストへの脱皮を果たしたと言えるだろう。
(文/水白京)
0. OPENING
1. HERO
2. Silly Boy
3. Wild Baby
4. トキメクTOKYO
5. Mr.Platonic
6. Don’t You Wanna Dance
7. BLING BLING MY LOVE
8. DANCE CORNER
9. マーガレット
10. No More Distance
11. クロスロード
12. Sparkle
13. Kiss Me Babe
14. White Angel
15. Beat Generation
EN1.相思相愛☆destination
EN2.Song for You
EN3.Run With U
◆Profile
フェアリーズ。伊藤萌々香、井上理香子、下村実生、野元空、林田真尋、藤田みりあの6人組。2011年9月21日にシングル「More Kiss/Song for You」でデビュー。8月10日に、13枚目のシングル「クロスロード」をリリースする。同曲はバラエティ番組『ウチくる!?』(フジテレビ系)エンディングテーマ。8月9日(火)より各地でリリースイベントを開催。
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