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　ロックバンド・X JAPANのYOSHIKIが15日、横浜・日産スタジアム2days公演の最終日となる『真夏の夜』のライブ後に記者会見を開いた。この日もゲストに旧友のベース・TAIJIを迎え、2日間で合計13万人を動員したYOSHIKIは「ファンのおかげで乗り切れました」と晴れやかな笑み。会場にはジョン・V・ルース米駐日大使も駆けつけ、YOSHIKIとの2ショット“会談”が実現し、「X JAPANもアメリカで大成功すると思います」と太鼓判を押されたYOSHIKIは「まだこんなもんじゃないですよ」と改めて世界に視野を向けた。

　X時代の元メンバーであるTAIJIのゲスト出演にとどまらず、ルース駐日大使もX JAPAN公演に訪れた。YOSHIKIが先月、アメリカ大使館での食事会に招待された際にルース駐日大使をライブに誘ったのがきっかけ。YOSHIKIは「怒られちゃうかな〜」と前置きしつつ「『Xジャンプしました』ってルースさんが言ってました」とルース駐日大使がライブをノリノリで観覧したことを誇らしげに明かした。

　TAIJIの“合流”もあり、今後のメンバー体制について聞かれたYOSHIKIは「ベースはHEATHで行きます」と明言。ただ「こうやって再会できたので、また遊びに来てもらうかも」と再コラボに含みを持たせた。

　9月25日からは北米ツアーを開始するX JAPAN。YOSHIKIは「アルバムもほとんど（完成に向け）あがってまして。来週にはアメリカでシングル「Jade」のラジオプロモーションもできると思う。年内目標にアルバム出したい」と順調な仕上がりを報告。さらにヨーロッパツアー計画案も語っていた。

　この日のライブで一際目を引いたのは、YOSHIKIの約12分にも及ぶドラムソロ。昨年7月に首の手術をし、未だ万全な状態ではないにも関わらず、自らを鼓舞するかのような高速ドラミングを披露。360度回転するドラムセットで、ツーバスを踏みながら横に置かれたキーボードで「Forever Love」のフレーズを奏でるなど、圧巻のパフォーマンスを展開した。途中、ドラムにもたれて失神寸前になるも「ウォー!!」とシャウトして再燃するなど、唯一無二のスタイルで会場を沸かせていた。

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