2.5次元アイドルグループのシクフォニが20日、初のワンマンライブ『SIXFONIA 1st One Man Live - Desperate Track -』を東京ガーデンシアターで開催。初ライブにして1部・2部合わせて約1万4000人を動員し、大盛況のうちに幕を閉じた。本公演のライブレポートと、公演後に寄せられたメンバーコメント(ORICON NEWS独占)をお送りする。 メンバーの暇72、雨乃こさめ、いるま、LAN、すち、みことが登場し、ライブは最初のオリジナル曲であり、デビュー曲でもある「J0KER×JOK3R」からスタート。さらに人気投票で1位を獲得したメンバー自己紹介ソング「SHALL WE GONG!?!? -1st battle-」へ。それぞれの個性を活かしたボーカル、ラップが響き合い、初めてシクフォニの生歌を聴いた観客のテンションをさらに引き上げる。「オレらにとって、おまえらにとっても一生に一度の1stライブ。今日1日、最後の最後まで全力で楽しめるヤツ、どれだけいるか見せてくれ。東京ガーデンシアターのみなさん、盛り上がってますか?」(いるま)と煽ると、オーディエンスから凄まじい歓声が沸き上がった。 ソロ曲パートでは、まずは雨乃こさめの「Rainy Journey」。シンセの“ピコピコ感”を押し出したかわいいサウンド、切なさと楽しさを共存させたボーカルによって、会場をパステル調のポップワールドで包み込んだ。 続いてはいるまの「Villainous」。“ヴィラン(悪役)”と“イル(最高にかっこいい)”を合わせたタイトル通り、ダークなカッコ良さを全面に押し出してみせた。すちのソロ曲「Breaking down」は彼のルーツであるロックのテイストを強調したアッパーチューン。広い音域を活かしながら、激しいシャウトを交えたボーカルは観客に強いインパクトを与えていた。 その後、再び6人が揃いシクフォニの幅広い音楽性を体感できるコーナーへ。「SCRaP&ReV0LuT1oN」は絢爛豪華なイメージのダンスチューン。ボーカル、ダンスを含めてグループとしてのポテンシャルの高さがダイレクトに伝わってきた。続く「六幻」は和の要素を取り入れたナンバー。楽曲によってまったく違う世界観を表現することで、シクフォニの音楽的な魅力をしっかりと体現してみせた。 そして暇72、みこと、LANのソロ曲。エキゾチックな雰囲気のトラックと攻撃的なボーカルが突き刺さったのは、暇72の「鏡鬱し」。憂いと憤りがたっぷり込められた楽曲を独創的なエンタメに導くパフォーマンスに強く心を揺さぶられた。 みことのソロ曲「Juliet」は、王子様キャラ全開のポップチューン。ラブリーな歌声から放たれる「きっとこうして恋に落ちる」という歌詞は、すべての女性ファンのハートに届いたはず。 続いてリーダーのLANのソロ曲「Flags」は、メンバー、ファンと一緒に未来に向かって進んでいきたいという思いを込めた楽曲。一つ一つの言葉にしっかりと感情を乗せたボーカルからは、シクフォニとファンへの真摯な気持ちが伝わってきた。終盤、少し声を詰まらせながら歌うLANに対して、さらに大きな歓声が。これもまた初ライブのハイライトの一つだった。 1部ではいるま、雨乃こさめ、すちが客席を3つに分けて「どのチームがいちばん大きな声が出せるか?」勝負を行い、会場の一体感がさらに増していく。さらに暇72、LAN、みことも登場し、「1ST OF ACE」。1周年オリジナルソングとして制作された楽曲を声を合わせて熱唱し、ライブ本編は終了した。■アンコールで語られたメンバーの思い
2024/03/22
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