演歌歌手の北島三郎(81)が9日、都内で行われた『第54回 平成29年度日本クラウンヒット賞』贈呈式に出席。受賞のスピーチでは「2年前に首の手術をしてから、少しずつ良くなるかなと思っていたんですけど、なかなか思うように動きません。気持ちはたしかなんですけど、体力的には少し弱っています。いずれ、形あるものは壊れ、命あるものは旅立つ時が来るだろうと思いますけど、私たちの稼業はゴールがない。時代の流れとともに、これからも歌っていきたいです」と率直な思いを打ち明けた。 感傷的な気持ちになってしまう理由のひとつに、師匠と仰いでいた作曲家の船村徹さん、平尾昌晃さんとの別れがあったといい「お師匠さんも平尾さんも旅立って、あっという間にみんな旅立っていっちゃう。この前、一緒に賞をもらったじゃないかって言いたくなると、ツラい気持ちになりましたね」とポツリ。「生きている間に生かされている分、与えられた道をまっすぐ生きようじゃないかと思いました。北島三郎になって、まもなく56年が終わりますが、まだ全然完成していない。歌うことが好きで使命だと思っているので、これからも頑張ります」と言葉に力を込めた。

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  • 『第54回 平成29年度日本クラウンヒット賞』贈呈式に出席した北島三郎 (C)ORICON NewS inc.
  • 『第54回 平成29年度日本クラウンヒット賞』贈呈式 (C)ORICON NewS inc.
  • 『第54回 平成29年度日本クラウンヒット賞』贈呈式に出席した(左から)半崎美子、北島三郎 (C)ORICON NewS inc.
  • 『第54回 平成29年度日本クラウンヒット賞』贈呈式に出席した石橋凌 (C)ORICON NewS inc.
  • 『第54回 平成29年度日本クラウンヒット賞』贈呈式に出席した鳥羽一郎 (C)ORICON NewS inc.

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