俳優の水谷豊が16日、都内で行われた映画『王妃の館』（25日公開）完成披露イベントに出席した。主人公の天才小説家・北白川右京を演じた水谷は、物語の内容にちなみドレスアップした安達祐実、田中麗奈、吹石一恵らと豪華な馬車で登場。水谷は「3人の女性と一気に結婚した気分」とご満悦の様子で語った。

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　同作は、浅田次郎の原作小説をもとに、新作執筆のためパリの一流ホテル、“シャトー・ドゥ・ラ・レーヌ”（日本語で王妃の館）を訪れた北白川と個性客なツアー客の錯綜する人間模様を描く。

　安達は実際にフランス・パリのルーブル美術館を貸し切って行われた撮影を振り返り「水谷さんも子役の先輩なんですけど、こういう先輩がいるという幸せに涙が出たことを覚えています」と感激。田中も「（撮影中）雨が降ってきて水谷さんと相合傘ができて素敵な思い出でした」と楽しげに明かした。

　他にも中村倫也、山中崇史、野口かおる、石橋蓮司、石丸幹二が登壇。キャスト陣を見回した水谷は「このキャステングの理由を監督に聞いたら『訳ありなツアー客なので、訳ありな俳優陣を選んだ』ということです」とジョーク交じりに紹介し、笑わせていた。