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文庫総合
1位〜25位 26位〜50位
順位
書名/著者名
期間内推定売上部数
1
告白 湊かなえ
2,161,520
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2
夜明けの街で 東野圭吾
686,885
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3
悪人 上 吉田修一
663,240
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4
悪人 下 吉田修一
621,327
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5
東京島 桐野夏生
604,018
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6
562,823
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7
永遠の0 百田尚樹
547,000
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8
白銀ジャック 東野圭吾
542,198
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9
483,033
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10
インシテミル 米澤穂信
457,378
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11
456,658
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12
卒業 東野圭吾
455,221
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13
思考の整理学 外山滋比古
446,366
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14
435,651
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15
赤い指 東野圭吾
434,137
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16
美丘 石田衣良
396,356
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17
365,462
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18
341,703
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19
楽園 上 宮部みゆき
339,648
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20
阪急電車 有川浩
336,891
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21
デュラララ!! (著)成田良悟/
(イラスト)ヤスダスズヒト
328,113
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22
楽園 下 宮部みゆき
320,968
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23
314,562
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24
ハナミズキ 吉田紀子
311,844
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25
305,613
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1位〜25位26位〜50位
【調査期間】 2009年12月7日付〜2010年11月29日付
(2009年11月23日〜2010年11月21日)
『告白』、映画ヒットを受け、人気に拍車。ついに200万部突破!!

 電子書籍が注目される時代ではあるものの、ポケットに1冊という感覚で変わることなく高い支持を集め続けているのが文庫だ。古典から話題作までそのジャンルも幅広く、年齢の壁など関係なしに受け入れられているスタイルは、さしずめ書籍界の“ファンタジスタ”的存在かもしれない。

 そんな文庫シーンにおけるキーワードのひとつが“映像化”。文庫化されるほど普遍性のある作品だけに、テレビや映画などの映像作品として世の中に認知されているものも少なくない。2010年のランキングを賑わした上位にも該当作が目白押しとなった。

 そして、それらのなかで圧倒的なセールスをたたき出したのが湊かなえの『告白』である。2,161,520という売上部数は2位の3倍強の数字であるだけでなく、2008年に東野圭吾『容疑者Xの献身』が記録したオリコンの調査史上最高の年間売上記録149.3万部をも大幅に更新。まさに“ぶっちぎり”で、2010年を制することとなった。文壇へのデビュー作でありながら、売れる本の発信源ともいえる『2009年本屋大賞』『2008年 週刊文春ミステリーベスト10』1位といった“お墨付き”を相次いで獲得した面白さが前評判を呼び、さらに、松たか子主演、中島哲也監督(『下妻物語』『嫌われ松子の一生』)による映画のヒットがそのムーブメントを増幅させるに至った。教師が教え子に復讐を予告するところから幕を開けるショッキングな内容は、登場人物の心の葛藤と悲劇をさまざまな角度から描いていく。いじめ、絆など時代を取り巻く要素が詰め込まれた一級品のエンタテインメントである。

告白

告白
湊かなえ
出版社:双葉社
発売日:2010年4月
価格:\650(税込)

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 3、4位にランクされた吉田修一『悪人』は、上下巻を合算すると100万部を超える大ヒットとなった。こちらも、映画公開がセールスに弾みをつける形となった1作。妻夫木聡、深津絵里主演による映像化は、『モントリオール映画祭』最優秀女優賞という栄誉を運び、作品力と確かさをも知らしめる結果となった。

悪人 上

悪人 上
吉田修一
出版社:朝日新聞出版
発売日:2009年11月
価格:\567(税込)

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 木村多江主演の『東京島』、柴咲コウ主演の『食堂かたつむり』、旬な俳優陣が勢揃いした『インシテミル』、中山美穂の復帰で話題を呼んだ『サヨナライツカ』、吉高由里子がTVドラマで主役を演じた『美丘』、中谷美紀、戸田恵梨香が共演し2011年4月に公開予定の『阪急電車』、一青窈の歌の世界が鮮やかに映像となった『ハナミズキ』、ワールドワイドでの公開が待たれる『ノルウェイの森』など、映像とのメディアミックスが効果を見せている作品は引きも切らない。本のランキングで映画やドラマの話題作・ヒット作を一望できるところに、両者の密接な関係と邦画の勢いを感じることができるのではないだろうか。

  3位には東野圭吾による医学サスペンス『使命と魂のリミット』がランクイン。相変わらず高い人気を誇る作家らしく、今回も『赤い指』『さまよう刃』など4作品をランキングに送り込んできた。なかでも興味深いのは14位に飛び込んできた『卒業』。現在放送中のドラマ『新参者』の主人公である加賀恭一郎シリーズの第1作(『新参者』は8作目、『赤い指』は7作目)にあたるが、1989年発売作の新装本ということで、新たに手に取った読者も多いのでは。それだけ彼のファンが“増殖”していることの表れだろう。

夜明けの街で

夜明けの街で
東野圭吾
出版社:角川グループ
パブリッシング
発売日:2010年7月
価格:\660(税込)

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 そんななかにあって、映像化など関係なしにつねに爆発的なセールスを続けているのが東野圭吾作品だ。2011年の映画化が発表された『夜明けの街で』や、志田未来が新境地を見せたドラマ『秘密』といった作品はあるものの、ベスト10内に3作品という高成績は当代随一の売れっ子作家の面目躍如といえるかもしれない。単行本から文庫化という工程を省略し、いきなり文庫での発売となった『白銀ジャック』など、アグレッシブなアプローチも見せるとともに、多彩なストーリーを書き分けていく才能は、彼自身がひとつのジャンルとなった雰囲気さえ漂わせる。

(文:田井裕規)

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