「ハモネプ復活」など人気再燃の兆し 流行発信地・渋谷でアカペライベント開催

 Little Glee Monsterの活躍などにより、コーラスへの興味関心が高まっている昨今、大学生グループを中心に盛り上がりをみせているのがアカペラシーンだ。かつての人気番組、フジテレビ系『全国ハモネプリーグ』も4年ぶりに復活し、歌う人と聴く人双方でさらに人気が拡大、ブーム再燃以上の盛り上がりが期待されている。

 そんな状況を先取りするように、6月23日に渋谷を舞台に繰り広げられたのが、音楽プロダクション・ユイエンタテイメント、定額制のライブ行き放題サービスを展開するソナーユー、120大学のアカペラサークルをまとめる「50Fes」、アカペラ専用Webサイト「ハモニポン」が共同で運営するシブアカ運営事務局による『SHIBUYA A CAPPELLA STREET(シブアカ)』だ。
 渋谷ヒカリエ1Fと渋谷ストリームを舞台に、全国から50組以上のアカペラバンドが出演したこのイベント。A組からG組まで7組に分かれ、11時より2会場でそれぞれ10分間のパフォーマンスを披露。各組ごとに、当日会場でライブを観た人なら誰でも参加できる人気投票により上位1組を選出。午後7時から場所を渋谷ストリームホールに移し、「ナイトパーティー」と称したファイナルを実施し、優秀グループとして5組に各賞(下記参照)が贈呈された。
  • 最優秀アーティストを受賞した窓の満月

    最優秀アーティストを受賞した窓の満月

  • ユイエンターテインメント賞を受賞した高橋メーデル

    ユイエンターテインメント賞を受賞した高橋メーデル

 ナイトパーティーでは、各組人気ナンバーワンのバンドによるパフォーマンスのほかにも、社会人グループ「たびとも」、明治学院大学「MusikSpiel」のOBバンド「Sonic〆」が登場。

 トリは、オリコンのYouTube番組「Music Trend Search」で、毎回最新ヒット曲のアカペラバージョンを歌う、混声バンド「Nagie Lane」が登場。フロントを担うRei、Mikako、Mayuの3人が、曲によってリードを入れ替えていく歌唱スタイルで、「シブアカ」のテーマソング「楽器が買えないわけじゃない」など8曲を披露。持ち前の華やかな雰囲気も相まって、男女問わず観客を魅了していた。

 音楽にはさまざまなジャンルや演奏形態があるが、そのなかでも最もシンプルなもののひとつであり、誰もが気軽に友だちとチャレンジすることができるアカペラ。今後、中高校生のバンドも数多く誕生するようになれば、さらにシーンが活性化していくことが期待される。
  • 小宮山雄飛(渋谷区観光大使)賞を受賞したババbarber・バーババ

    小宮山雄飛(渋谷区観光大使)賞を受賞したババbarber・バーババ

  • 50Fes賞を受賞したパラクパニール

    50Fes賞を受賞したパラクパニール

  • Nagie Lane賞を受賞したneon tetra

    Nagie Lane賞を受賞したneon tetra

【SHIBUYA A CAPPELLA STREET表彰バンド】
●最優秀アーティスト
窓の満月
愛をテーマにした邦楽を様々なアカペラアレンジで聴かせる混声6声バンド。東京だけではなく、仙台、金沢、熊本など全国各地のイベントに出演。

●ユイエンターテインメント賞
高橋メーデル
東京外国語大学LINES所属、3回生同期バンド 2018年結成、2人のリードが織りなす高橋メーデルだけの世界観で聴かせる男女混声アカペラグループ。

●小宮山雄飛(渋谷区観光大使)賞
ババbarber・バーババ
邦楽曲を男声4声ならではのbarbershopアレンジで聴かせる。アカペラやbarbershopの良さを伝えるべく活動しているバンド。

●50Fes賞
パラクパニール
中央大学Doityourvoice所属、2年同期バンド。邦楽アップテンポ曲を中心に、カッコいい曲や観客と盛り上がれる曲を歌う。

●Nagie Lane賞
neon tetra
夜の窓から飛び出して、煌めく宙を駆けていく。そんなイメージを持った、 駒澤大学3年生&OB.OG1年目で構成されたグループ。

Nagie Laneが歌う菅田将暉の「まちがいさがし」アカペラカバー

Nagie Laneが歌うOfficial髭男dismの「Pretender」アカペラカバー

提供元: コンフィデンス

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