【Creators Search】KinKi Kidsや浜崎あゆみ、BATTLE BOYSら手がける木下智哉 アーティストの個性を活かししヒット曲を量産
幼少期にエレクトーンを習い始め、1980年代のシンセポップに影響を受けたという木下氏は、2000年にエレポップユニット・epidemic(エピデミック)でメジャーデビュー。活動休止後は作家として活動をスタートさせた。作家としての最初の代表曲が、浜崎あゆみの「CAROLS」(2004年)。切なさ、美しさをたっぷり含んだドラマティックな旋律には、メロディメーカーとしての彼の資質が表れていると言っていい。
その後は、作詞家としても才能を発揮。初めて歌詞だけを手がけたのは、V6の「蝶」(2008年)。愛する女性を蝶に例え、哀切な思いを描いたこの曲は、当時30代だったV6の“大人の男の表情”を見事に引き出していた。アーティストの現状を正確に捉え、歌のなかに落とし込むセンスも木下氏の特徴だろう。
さらに、NEWSの「ムラリスト」(2008年 作詞/作曲)、KinKi Kidsの「Loving」(2009年 作詞/作曲)、中川翔子の「星屑ロマンス」(2011年 作詞/作曲/編曲)、Hey ! Say ! JUMPの「succeed」(2012年 作詞)、AAAの「GAME OVER」(2015年 作曲)など幅広いアーティストの楽曲に関わっている木下氏。アーティストの個性を活かした楽曲をプロデュースできる、オールマイティなクリエイターだ。