UVERworld、10代を魅了する“中3の先輩感”
最大理由はバンドとファンの結びつきの強さ
UVERworld、アルバム作品の売上動向
UVERworldは「中学1年の頃の中学3年の先輩のような存在」
「よくメンバーにも話していますが、中学1年生の頃の中学3年生の先輩といったイメージに近いと私は感じています。とても身近な存在ですし、なんでも相談できる。でも親しいだけではなく、絶対的な存在でもある。この独特の関係性がファンとの強い結び付きにもつながっているし、10代の若いリスナーを惹きつけているのかもしれません」(ソニー・ミュージックレコーズ 第二制作部 gr8!records A&R田野口真介氏)
また、ヘビィロック、HIP HOP、エレクトロなどを取り入れた音楽性もポイントの1つ。現在の若年層は、ジャンルにこだわらず、YouTubeやサブスクリプション・サービスで好みに合う楽曲を聴く傾向があるが、さまざまサウンドをミックスさせたUVERworldの楽曲はこうしたリスニングスタイルにもしっかりと対応していると言えるだろう。
現在のシーンのなかでも際立つTAKUYA∞のカリスマ性
“身近なカリスマ性”を持ったボーカリスト、強いメッセージ性を備えた歌詞、ジャンルレスなサウンド、誠実に観客と対峙するステージングによって、ファンとの強い結びつきを実現しているUVERworld。本作『ALL TIME BEST」によって改めて示された彼らの求心力は、今後さらに増していくことになりそうだ。