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下呂「ひめしゃがの湯」天然炭酸泉が凄い!飲んで浸かって味わおう


温泉大国と言われる日本でも数えるほどしか存在しない、希少な天然炭酸泉。そのひとつが岐阜県下呂市の山あい、飛騨小坂温泉郷の日帰り温泉施設「ひめしゃがの湯」にあります。2019年4月にお風呂をリニューアルし、以前はあまり肌に付かなかった炭酸の泡が体中を包むほどにパワーアップ。浸かるのはもちろん、飲んで、料理で味わって、天然の炭酸泉の美容効果を内から外から取り入れましょう。

下呂温泉街から車で30分。巌立峡近くの「ひめしゃがの湯」

写真:野水 綾乃

日帰り温泉「ひめしゃがの湯」は、下呂市北部の小坂町にあります。近くには、約5万4000年前の溶岩でできた大岩壁の景勝地「巌立峡」があり、また日本一滝の多い町として滝めぐりツアーも人気のエリアです。そんな起伏に富んだ自然の影響なのか、小坂町のここ下島温泉や湯屋温泉には古くから炭酸泉が湧いていて、江戸時代から「服用の湯」として飲泉や湯治文化が受け継がれてきました。

まずは飲泉所で炭酸泉を飲んでみる

写真:野水 綾乃

「ひめしゃがの湯」に着いたら、まず入り口横の東屋の中にある飲泉所で炭酸泉をぐびっと一杯。口の中でプチプチと弾ける感触はサイダーそのもの。ほんのり硫黄と鉄の匂いが混じりますが、飲みにくいほどではありません。飲めば、慢性消化器病、糖尿病、痛風、肝臓病などに効能があります。

2019年浴室を一新!炭酸の泡を肌で実感できるように

写真:ひめしゃがの湯

2018年12月から休業し、リニューアルを進めてきた「ひめしゃがの湯」。男女の内湯の大風呂が新しくなり、今まであまり肌に付くことがなかった炭酸の泡が失われることなく、全身に付くお風呂になりました。
なにが変わったかというと加温システムです。「ひめしゃがの湯」の源泉温度は23℃。そのままだとかなり冷たく、しかも冷たいままの源泉ではあまり泡が付きません。
今回のリニューアルで「カーボウォーマ」という空気に触れずに源泉を温めるシステムを導入。空気に触れないので炭酸の成分が抜けずに源泉の残り、そして炭酸がいちばん溶け込みやすい38℃に加温できるようになったというワケ。

写真:ひめしゃがの湯

写真のように、入浴するとたちまち全身が細かな炭酸の泡に包まれます。炭酸ガスは皮膚から吸収されていきます。38℃なので長くじっくり浸かることができ、炭酸の効果もじわじわと全身に染みわたるのを感じます。血液の循環をよくするので、ぬるくてもポカポカと体の芯から温まります。
内湯には加温していない24℃の源泉風呂もあります。水風呂に近い冷たさなので、加温浴槽と源泉風呂と交互に入って温冷浴を楽しむのもおすすめです。

露天風呂で味わう開放感と源泉そのまんまのお風呂

写真:野水 綾乃

露天風呂は広がる空と周囲の山々がもたらす開放感たまりません。茶色に濁ったほうが源泉そのままの24℃のお風呂、透明なほうが温かい真湯です。「ひめしゃがの湯」の炭酸泉はとても濃いため、源泉風呂に入ると沈殿した湯の成分のザラザラとした感触が味わえます。

併設の食事処で炭酸泉料理を味わおう

写真:野水 綾乃

「ひめしゃがの湯」に来たら併設のレストラン「ひめ亭」にもぜひ立ち寄ってください。天然炭酸泉を使った料理が味わえますよ。
おすすめは「ひめしゃがまるごと鉱泉膳」。下呂特産のブランド豚で、納豆を食べて育った「納豆喰豚(なっとくとん)」のしゃぶしゃぶや豆腐を、ひめしゃがの湯の天然炭酸泉が入った鍋でぐつぐつとさせて味わえます。

写真:野水 綾乃

なかでも炭酸泉の効果が味わえるのが「ひめしゃがまるっと鉱泉膳」の湯豆腐です。しばらく炭酸泉の中でぐつぐつさせると、木綿豆腐のまわりが少し溶けて崩れてきます。そのころが食べごろ。とろりとまろやかな食感です。
鍋には飲泉所で汲んだ炭酸泉を何も手を加えずに使用しているとのことですが、不思議なことに加熱すると鉄分や硫黄の匂いは気にならなくなります。炭酸の成分は残っていますので、豆腐がまろやかになったり、豚肉も柔らかくなります。

写真:野水 綾乃

最後はすべてのうま味が溶け出たスープに、飛騨産コシヒカリのごはんを入れて雑炊に。うまみを含んだごはんが胃に優しく染みわたります。
メニューにはほかにタニタ監修の536キロカロリーに抑えた「ひめしゃがまるっと膳」があり、こちらでもご紹介した鉱泉しゃぶしゃぶや湯豆腐が味わえます。

ひめしゃがの湯の基本情報

住所:岐阜県下呂市小坂町落合1656
電話番号:0576-62-3434
アクセス:飛騨小坂駅からバスで15分、下呂駅からはバスで約1時間
2019年10月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

■関連MEMO
ひめしゃがの湯
https://hime-spa.jp/

【LINEトラベルjp・ナビゲーター】
野水 綾乃

提供元:トラベルjp 旅行ガイド

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