素朴でどこか懐かしいおいしいグルメが集まる岐阜県東美濃エリア。東美濃エリアの秋の味覚と言えば、なんといっても栗。中でも恵那・中津川は栗きんとん発祥の地と言われ、市内には栗きんとんの専門店が多数あるのです。栗きんとんのおすすめの楽しみ方や、合わせて楽しみたい、東美濃グルメをご紹介します。
恵那エリアで栗きんとん&スイーツを楽しむ「恵那寿や 観音寺店」
恵那エリアで栗きんとんを楽しみたいなら、おすすめなのが「恵那寿や 観音寺店」。恵那市内に数店舗ある恵那寿やですが、こちらの観音寺店は街道沿いにあり、車で訪れるのに便利なお店です。
恵那寿やでは、店舗ごとに異なる喫茶メニューが用意されています。観音寺店では、栗パフェ、栗きんとんとお飲み物、栗ソフトなどを、美しい庭を眺めながらのんびりと楽しめるのです。
おすすめは「栗パフェ」1,000円(税別)。観音寺店の喫茶で一番人気のメニューです。栗きんとんのそぼろがたっぷりとかけられているなど栗のおいしさをギュギュっと詰め込んだパフェで、栗の蜜煮だけでもなんと50gも入っている贅沢なパフェです。
また、シンプルに「栗きんとんとお飲み物」650円(税別)もおすすめ。お持ち帰りの栗きんとんは、1個250円(税別)から購入可能です。
＜恵那寿や 観音寺店の基本情報＞
住所:岐阜県恵那市大井町2695-150
電話番号:0573-22-9133
営業時間:9:00～17:00 喫茶10:00～17:00(L.O.16:30)
アクセス:バス停「二軒家」下車、徒歩8分。JR恵那駅より車で約8分
栗の鮮度にこだわりあり!栗きんとんの老舗「川上屋」
「御菓子所川上屋」は、創業元治元年。川上と書いて“かおれ”と呼ぶ山の中で創業したことから、この名前が付けられました。明治時代に現在の場所に店を移したころにはすでに栗きんとんを販売していたという、恵那・中津川エリアでも特に老舗のお店のひとつです。
川上屋の栗きんとんは、鮮度にこだわりが。地元中津川産の栗をはじめ全国から厳選したこだわりの国産栗を、収穫されてから1日経たないうちに、栗きんとんができる直前の段階まで加工しているというこだわりよう。実は、栗は足の早い食材。だからこそ鮮度の高いうちに加工することが、おいしい栗きんとんを仕上げる秘訣なのです。
ちなみに、川上屋の栗きんとんは、毎年12月27日までの期間限定販売。これは、“秋になったら栗きんとんを食べる”という季節感にこだわりを持っているため。国産の美味しい栗をおいしい状態で届けたいという意気込みが感じられます。
川上屋でぜひ購入してほしいのが、「ささめささ栗」。栗きんとんとならぶ川上屋の人気菓子です。羊羹の中に栗きんとんが詰められていて、上品な小豆の甘さと豊かな栗の風味を一度に食べることができる一品です。
また、「嬉しの栗」は栗きんとんのそぼろと栗の蜜煮とが一つになったお菓子。丸々一粒入っている栗は、中津川産の栗を丁寧に水煮にしたもの。これひとつで栗のおいしさを堪能できるので、ぜひご賞味あれ。
＜御菓子所川上屋の基本情報＞
住所:岐阜県中津川市本町3丁目1-8
電話番号:0573-65-2072
営業時間:8:00～19:30
定休日:毎週水曜日
アクセス:「尾鳩口」バス停下車徒歩4分
いろんな栗きんとんを食べ比べしたい!なら「にぎわい特産館」へ
恵那・中津川エリアには栗きんとんを提供しているお店が多数ありますが、いろんなお店の栗きんとんを食べ比べしてみたいという願望をかなえてくれるのが、中津川駅前にある「にぎわい特産館」。中津川市の観光情報やお土産、特産品などが集められた施設です。
こちらでおすすめなのが「栗きんとんめぐり」。岐阜県が認定する、物語性・オリジナリティ・高品質・安心安全などの観点から厳選された「飛騨・美濃すぐれもの」にも選ばれたお菓子です。市内14店舗の栗きんとんを、7種類の栗きんとんと銘茶の2種類のセットにして販売しているのです。
この栗きんとんの組み合わせは毎年くじ引きで決まるので、この組み合わせが食べられるのは今年だけ。
他にも、中津川市内15店舗の栗きんとんを、バラで購入することもできるのです。栗きんとんはあまり日持ちしないので、ちょっとだけ食べたいという人でも安心。帰りの車内で食べたいときにもおすすめです。
＜にぎわい特産館の基本情報＞
住所:岐阜恵那中津川市栄町1-1 にぎわいプラザ1階(JR中津川駅前)
電話番号:0573-62-2277
営業時間:8:30～18:00
休館日:12月29日～1月3日、2月第3日曜日
アクセス:JR中津川駅より徒歩1分
他にもある東美濃グルメ
NHK連続テレビ小説「半分、青い。」で有名になった五平餅ですが、中津川も五平餅が有名。市内には五平餅が食べられるお店がいくつもあるのです。その中でおすすめなのが、第一回美濃飛騨楽市楽座五平餅No.1グランプリを受賞した「喜楽」。中津川駅から徒歩3分ほどの場所にあり、テイクアウトもOKのお店です。
昭和18年から作られ続ける喜楽の五平餅は、地元農家のお米を自家精米し、くるみ、ゴマ、落花生を甘辛醤油で丁寧に焼き上げたこだわりの一品。
＜喜楽 中津川駅前店の基本情報＞
住所:岐阜県中津川市太田町2-1-16(レンガビル1階)
電話番号:0573-65-0708
営業時間:10:30～18:30
定休日:1月1日(不定休あり)
アクセス:中津川駅より徒歩3分
食べ物だけでなく、日本酒もおすすめ。はざま酒造株式会社は、江戸時代中期から200年もの間日本酒を作っている老舗の蔵元で、恵那山の伏流水を仕込み水に使って作られます。
インターナショナル ワイン チャレンジ(IWC)のSAKE部門で「純米酒部門」「純米吟醸酒部門」にてシルバーメダルを受賞した、初仕込み「恵那山 純米」と「恵那山 純米吟醸」がおすすめです。
併設の日本酒ギャラリー「酒游館」では、無料で酒蔵見学や試飲が可能。ぜひ立ち寄ってみてください。
＜はざま酒造株式会社の基本情報＞
住所:岐阜県中津川市本町4丁目1番51号
電話番号:0573-65-4106
営業時間:10:00～17:00
定休日:1月1日～1月4日、土・日・祝日、12月31日 ※その他臨時休館日あり
御嵩でかわいい華ずしづくりにチャレンジ!
恵那・中津川から少し足を伸ばしてチャレンジしてほしいのが、御嵩での華ずしづくり体験。2007年に食で町おこしをしようと、御嵩町の歴史や自然を、地元の食材を使い表現したのが「みたけ華ずし」です。大正時代の古民家をリノベーションした施設で体験します。
華ずしはかわいいけれど、酢飯の色付けやバランスが難しそうで、きれいに仕上がるか不安…と思うかもしれません。ですが、御嵩華ずしは、材料がすでに取り分けられ、順番に置いていくだけととても簡単。だから、小学生からお年寄りまで誰でも参加できて、なおかつきれいな仕上がりになるのです。
華ずしづくり体験で作ることができるのは、3種類の華ずし。バラの太巻きは準備された材料を順番に置いていき、巻き上げるだけと実は簡単。お漬物が使われているので、食感も楽しくおいしいのです。
ブロック型の華ずしは、マスにご飯や具材を詰めていき、最後に飾りつけ。そして、インパクトのある桔梗の花型の華ずしは、手作りで作られたオリジナルの抜き型で抜いたお寿司に、ゆかりでデコレーションして仕上げます。どれもとても簡単なのに、見た目が華やか。帰ってから真似して作ることもできるので、ぜひ体験してみて。じゃらんの観光ガイドより、5日前までに予約を。
＜みたけ華ずしの会＞
住所:岐阜県可児郡御嵩町御嵩1446
電話番号:080-3670-4552
体験可能日:毎週土、日(じゃらんHP観光ガイドより5日前までに予約要)
アクセス:御嵩駅より徒歩5分
本場の栗きんとんを食べに東美濃へ行こう
今回は栗きんとんの本場・恵那・中津川を含む東美濃エリアの秋のおすすめグルメをご紹介しました。栗きんとんは、例年9月1日より販売がスタートし、12月いっぱいまでが旬。それぞれのお店で甘さや食感が異なるので、ぜひお気に入りの栗きんとんを見つけてくださいね。五平餅や華ずしもおすすめですよ。
取材協力:岐阜県
2019年10月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
■関連MEMO
川上屋
http://www.kawakamiya.co.jp/
恵那寿や
http://www.suya.co.jp/
中津川にぎわい特産館
https://nakatsugawa.town/tokusankan/
御嵩華ずしの会
https://nakatsugawa.town/tokusankan/
喜楽
https://kiraku-goheimochi.com/
【LINEトラベルjp・ナビゲーター】
河合 理恵
