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ネパール旅行のベストシーズンは?各季節の気候や服装も


中国とインドに隣接する小さな内陸の国「ネパール」。ヒンドゥー教と仏教が混交する独自の文化が残り、30以上の民族が暮らしています。ネワール文化や寺院だけでなく、自然豊かな国立公園も世界遺産に登録されています。
そんな多様性に富んでいるネパールの気候や服装、ベストシーズンについて詳しく紹介します。

ネパールの気候は大きく分けて2つ

ネパールの気候は大きく分けると、雨季と乾季の2つです。
【雨季(6〜9月)】
日本の梅雨のように1日中雨が降り続くわけではなく、1日のうち数時間一気に雨が降ります。首都カトマンズ(カトマンドゥ)は最高気温が30度近くまで上がりますが、湿気がなくカラッとしているので、過ごしやすいです。
【乾季(10〜5月)】
昼夜の寒暖の差が大きい季節です。カトマンズでは全く雨が降りません。一番寒いのは1月。最高気温は20度あっても最低気温が5度を下回ることもあり、寒暖差が激しいのが特徴です。雪は滅多に降りません。

春(3〜5月):カトマンズやポカラではすでに初夏の陽気。4月後半〜5月は最も熱く、30度超えも。
夏(6〜8月):モンスーンの時期。
秋(9〜11月):緑が豊かで空気も清涼。最も美しい季節。
冬(12〜2月):とても寒く乾燥している。雨が殆ど降らないので、ヒマラヤが見える確率が高い。

ネパール観光のベストシーズンは?

ネパール観光のベストシーズンは乾季(10〜5月)。
特に乾季の中でも、10〜11月と3〜4月が最も良い時期です。日中は半袖、冷え込む朝晩でも薄手の長袖があれば大丈夫です。
10月下旬は「ダサイン」、11月上旬は「ティハール」というネパール最大のお祭りがあり、3月下旬は「ホーリー」というカラフルな粉をお互いにかけあう楽しいお祭りもあります。4月は藤色の花「ジャカランダ」が咲き誇るので、藤色に彩られた町を楽しめます。
都市部と同様、乾季はヒマラヤがキレイに見える確率が高く、10〜11月、3〜4月はトレッキングにも最適な時期です。10〜12月は空気が澄んでいるので、美しいヒマラヤの絶景を眺めることができます。

ネパール都市部での服装は?季節ごとに紹介

■春(3月〜5月)の服装
3月頃から暖かくなり、4月は初夏の陽気。5月はほぼ真夏の様に暑くなりますが、湿気がないので、カラッとしていて過ごしやすいです。基本的に日中は半袖、短パン、サンダルで過ごせますが、朝晩は日中より冷えるので、着脱可能な長袖やジャケットがあると重宝します。女性は極端な肌の露出は避けること。そして、熱中症対策として、十分な水分補給や日焼け止め対策も必要です。
■夏(6月〜8月)の服装
最高気温は30度近くなりますが、雨が多いので、それほど暑さを感じません。ほぼ毎日雨が降るので、折りたたみ傘やカッパなどの携帯可能な雨具があると突然の雨にも安心です。日中は半袖、短パンで大丈夫ですが、サンダルは滑りやすいので注意が必要です。朝晩は冷えるので、羽織れる長袖や薄手の上着を用意しておきましょう。女性は肌の露出を避け、虫対策も忘れずに。

■秋(9月〜11月)の服装
雨もほぼ降らず、晴れた日が続くので、とても過ごしやすい季節。日中は薄手の長袖や長ズボンがベスト。寒暖差が激しく、朝晩はとても冷えるので、少し厚手のジャケットを用意しておきましょう。また、日焼け対策も忘れずに。
■冬(12月〜2月)の服装
日中は薄手の長袖、長ズボン。晴れた日が続くので日焼け対策を。日中は20度くらいですが、朝晩は5度以下くらいまで冷え込みます。コートやマフラー、手袋、厚手の靴下などは必須。暖房器具が整っていないので、室内でも暖かい格好をする必要があります。

ヒマラヤ登山での服装は?持ち物についても解説

ヒマラヤでのトレッキングに必要なのは、変化に即応できて動きやすい服装。低地と高地、朝晩では気温差が激しいので、しっかりと対策をしておきましょう。
<衣服>
・帽子:日除けのつば付き。標高の高い場所や冬は毛糸の温かい帽子が必要です。
・サングラス:紫外線と雪の照り返し対策。
・Tシャツ:長袖で速乾性の良い素材を。
・フリースやセーター:防寒用に着られるもの。
・ウインドブレーカー:風を通さない薄手のジャケット、防水加工をしたもの。または、上下に分かれているタイプで防水透湿性素材のレインコート。
・ダウンジャケット:高所や冬季のトレッキング用。
・ズボン:乾きやすく動きやすいもの。
・防寒アンダーウェア:標高の高い場所や冬は防寒の為にズボンの下に防寒着が必要です。保温性に優れ、速乾性が高く、動きやすいものを選びましょう。
・防寒小物:耳当てやマフラー、手袋など、冬季のトレッキング用。
・マスク:都市部の排気ガスや移動中の砂埃対策。
・靴下:保温性が高く、速乾性に優れた厚手のものがおすすめ。
・登山靴:履き慣れていて、防水のもの。4000メートル以上の登山の場合はソールの厚いもの。
・サンダル:シャワーの時やロッジで休息する時に活躍。靴下を履いたまま履けるものが便利。
・ゲーター(登山用スパッツ):冬にベースキャンプまで登る場合は必要です。

<小物>
・寝袋:標高の高い場所や冬のトレッキング時は0度〜マイナス20度までのものがおすすめ。
・デイバッグ:登山中に使う身の回り品や貴重品を運べるサイズ。
・バックパック:高地に行く時はポーターに運んでもらうこともできる大きめのバッグ。着替えや日用品を入れておくもの。
・雨具:雨季は折りたたみ傘やデイパックにかけるカバーなど。
・ストック:あると便利。
<日用品>
・水筒:温かい飲み物が入れられる保温性のあるものがおすすめ。
・懐中電灯:ネパールは電気のない場所が多く、停電も日常茶飯事。夜トイレに行く時や早朝散策に便利です。ヘッドランプがおすすめ。
・日焼け止め:紫外線予防に。
・タオル:小さくて乾きやすいものがおすすめ。
・洗面用品:石鹸、シャンプー、歯ブラシ、リップクリームなど。
・常備薬:風邪薬、鎮痛剤、胃腸薬、下痢止め、絆創膏など。
・ウェットティッシュ:衛生面が気になる人は必須。
・カイロ:標高の高い場所や冬のトレッキングには便利。

<食品>
・日本食:お茶、インスタント味噌汁など。
・粉末スポーツ飲料:体調を崩した時や高山病対策にも有効。
<持っていくと重宝するもの>
・ビニール袋:ゴミ袋や防水用に便利。汚れた服を入れる時にも使えます。
・耳栓:ロッジで周りの音が気になる人は必要。
・ポケットティッシュ/トイレットペーパー:用意されていない場所もある為。
・虫除けスプレー
・筆記用具:メモや記録用に。

ネパール旅行で注意すべきシーズンは?

注意すべきシーズンとして2つご紹介します。
まず1つ目は6〜9月の雨季。ネパールは道路が舗装されていない場所も多いので、雨が降ると水はけが良くなく、足元が悪くなります。また、食中毒が起きやすい時期でもあるので、食べ物には注意が必要です。雨が多いので、ヒマラヤの絶景を眺めるのも難しいでしょう。

2つ目は10〜11月に開催されるヒンドゥー教のお祭りです。10月下旬はダサイン(秋の祭り)、11月上旬ははティハール(光の祭り)というネパール最大のお祭りがあります。もちろんお祭りを楽しむこともできますが、たくさんの人で混雑し、多くのレストランが閉まってしまうので、ご注意下さい。

季節・エリアによって異なるネパールを満喫

ネパールには自然豊かな国立公園や、様々な文化が色濃く残る世界遺産もあります。ぜひ、それぞれの季節やエリアに合った楽しみ方でネパール旅行を満喫して下さいね。
2019年8月現在の情報です。

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提供元:トラベルjp 旅行ガイド

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