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版画アートギャラリー「岩筆模MBmore」台北・迪化街散策で立ち寄ろう!


迪化街にある「岩筆模MBmore」は、台湾初の版画アートギャラリーショップ。可愛らしいお店のドアを開けると、洗練された中にも台湾らしさ溢れる素敵な空間。
こちらでは、国内外の版画作家の作品展示・作品やオリジナルグッズの販売をしています。また、2階の工房にて版画教室やワークショップも開催。子供から大人まで、五感を使って気軽に版画の魅力を感じることができる「岩筆模MBmore」を覗いてみましょう。

「岩筆模MBmore」とは?

写真:中園 まりえ

台北の北門駅から迪化街へ向かう途中にある「岩筆模MBmore」。こちらは、2009年に赤峰街にオープンした版画アートギャラリー。2016年に現在の迪化街近くに引っ越してきました。
店名の「岩筆模」の「岩筆」は、台湾語の「鉛筆」の発音と似ており、更に「岩筆」の中国語の発音が英語の「MB」とも似ていることから名付けられました。また、こちらのオーナー林さんと劉さんの誕生日を合わせると「1024」となり、それがちょうどソフトウェアの1024KB=1MBの大きさになる運命的な数字に意味を持たせ、「岩筆模 MBmore」となりました。

写真:中園 まりえ

でも版画と鉛筆の関係って?と思った人も多いと思いますが、鉛筆は、デッサンする時だけでなく、全世界共通で版画作家が最後にサインする道具でもあります。
アートギャラリーというと、自分には高価で縁がないと思う人も多いと思いますが、版画は絵画と違い、世界に一枚とはならないため、お値段もかなりおさえられ、手軽に生活の中に取り入れて楽しむことができます。

写真:中園 まりえ

そんな「岩筆模MBmore」で版画の魅力を伝えている李先生(左)と蘇先生(右)は、版画作家でもあり、定期的に行われる版画教室の先生でもあります。
李先生は、日本語も堪能なので、日本人向けのクラスも開講しています。相談があれば、短期の少人数教室も開いてくれるそうです。

台湾版画アートがここに集結

写真:中園 まりえ

同ギャラリーは、台湾の版画発信基地となるべく、ポストカードより小さなサイズから大きなものまで、数多くの版画が台湾国内から集まります。中には海外の作家さんの作品もありますが、大部分が台湾人のプロの版画作家さんが手がけたものが多く、台湾らしさを感じられる版画にも出会えます。

写真:中園 まりえ

版画とは言えば、小学校の美術でやったことがある、彫刻刀で木版を彫って、凸部分を作り、インクをのせて刷った「木版画」が思い浮かぶと思います。
しかし、版画には大きく分けて凸版・凹版・平版・孔版の4つの種類があり、それぞれの技法によって作られた作品が同ギャラリーに沢山あることに驚かされます。版画の奥の深さを知るには、とても良いギャラリーです。

写真:中園 まりえ

作品は額に入ることで、また雰囲気が変わります。
展示の仕方などもとても参考になるので、絵が好きな人は覗いてみると良いでしょう。

版画アートポストカード

写真:中園 まりえ

作品を買うほどでは…という人には、気軽に版画アートを取り入れられる版画がプリントされたポストカードがオススメです。
漢字を習う前に学ぶ台湾の平仮名と言われる文字が、カラフルに描かれた「バパマポストカード」(50元/1枚、1500元/37枚セット)は、台湾土産に最適。
その他にも、台湾特有種生物がポップに描かれたポストカードも観光客に人気です。

写真:岩筆模MBmore Facebook

台湾でよく見かける赤い封筒・紅包。ご祝儀やお年玉をあげる時などに使う封筒ですが、この封筒に可愛く版画プリントをした紅包もあります。
台湾の春節前には、この紅包を作る季節限定のワークショップも毎年開催されています。

写真:岩筆模MBmore Facebook

作品だけでなく、版画をこれから始めたい人への「版画キット」(2250元)もあります。
台湾旅行から戻ってきて、台湾で食べたパイナップルを思い浮かべながら、版画を彫って、ポストカードにしてみるのも良いでしょう。

アートギャラリーと版画教室

写真:中園 まりえ

お店の奥にはギャラリースペースがあり、40日毎に2,3人の作家さんの作品を展示しています。基本的には、台湾人アーティストの作品展が多いですが、日本や他の海外の版画作家さんの展示もすることもあります。

写真:岩筆模MBmore Facebook

お店の二階には、版画工房があり、通常はここで働く先生方の作業場となっています。
しかし、版画教室が開催される際は、こちらを開放して制作します。日本語堪能な先生も何人かいるので、気軽に参加できるのも嬉しい限り。

写真:中園 まりえ

版画教室や短期限定イベントなどの告知は、HPまたはFacebookで随時掲載しています。クラス参加は必ず予約が必要です。メールまたはFacebookのメッセージでの受付も可能となっています。
まずは、旅の思い出になりそうな版画やポストカードを探しに立ち寄ってみて下さい。

岩筆模MBmoreの基本情報

住所:台北市大同區南京西路275號
電話番号:+886-2-2558-3395
営業時間:11:00〜19:00(休業日:月曜)
アクセス:北門駅出口3から徒歩5分
※版画教室や短期限定イベントなどの告知は、HPまたはFacebookで随時掲載。クラス参加は要予約。メールまたはFacebookのメッセージでも受付可。
※日本語が堪能な版画の先生もいます。
※文中の「バパマポストカード」の「バパマ」は平仮名の発音で書いています。
2019年2月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

■関連MEMO
岩筆模MBmoreHP
http://mbmore1024.blogspot.tw/
岩筆模MBmore Facebook
https://www.facebook.com/pg/mbmore1024/about/?tab=page_info

【LINEトラベルjp・ナビゲーター】
中園 まりえ

提供元:トラベルjp 旅行ガイド

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