ブラジルの北東部、ペルナンブコ州の州都「レシフェ」から車で約30分ほどのところにある街「オリンダ」。ブラジルといえば「リオのカーニバル」が有名ですが、レシフェとともにオリンダのカーニバルもブラジルでは指折りの人気を誇り、毎年2月下旬から3月上旬ごろのカーニバルの時期ともなれば、国内外から観光客が集まり大変なお祭り騒ぎになります。今回はそんな毎年大盛り上がりの「オリンダのカーニバル」をご紹介します!
オリンダのカーニバルとは
今回ご紹介する「オリンダ」は、カラフルでコロニアル調の街並みが美しいことでも知られますが、毎年2月に行われるオリンダのカーニバルは独特な風習もあり、人気を博しています。
オリンダの街はカーニバルに参加するべく訪れた観光客でごった返します。オリンダの道という道が所狭しと人が集まり、それぞれが踊ったり歌ったり、思い思いにカーニバルの雰囲気を楽しんでいます。多くの参加者は仮装をして参戦しているので、見ているだけでも楽しめますね。
オリンダのカーニバルの特徴としては、巨大な人形が街中をパレードで街を行脚すること。毎年カーニバルのために特別に作られた巨大な人形が、陽気な音楽とともに街中を練り歩きます。参加客は思い思いに歌って踊って大盛り上がり!
カーニバルをとことん楽しむポイント
この時使用される音楽は、リオのカーニバルで一般的な「サンバ」ではなく、「フレーヴォ」と呼ばれる地域特有の音楽です。特徴的なのが小さな傘をくるくると回しながら踊るスタイル。リズムに乗るだけの踊りではなくかなりアクロバティック。ブラジルらしい陽気な雰囲気が溢れ、初めてのカーニバル参加でも楽しめること間違いなしです!
街のところどころにはパーティー会場も併設され、カーニバルのパレードを楽しみながら、パーティーで飲んで、食べて、楽しみ尽くすのがブラジル流!年齢も関係なく、1年のこの日は思いっきり派手な格好で身を包み、とことん楽しむ。カーニバル期間中は国民の休日になるというのだから、いかにブラジル人にとって大切な行事なのかがわかります。
カーニバル期間中は街中が装飾され、より一層お祭りムードが漂います。この時期にオリンダを訪れれば、カーニバルシーズンならではの街散歩が楽しめます。
世界遺産の街オリンダ
オリンダは植民地時代の趣を残すコロニアルな街並みが美しく、ユネスコの世界遺産に登録されています。ブラジルのペルナンブコ州は、ポルトガルとオランダの植民地になった歴史があるため、両国の建築スタイルが残り、独特なコロニアル建築を見ることができます。そのため、街に点在する教会も、オランダ式とポルトガル式のものが混在しています。
カラフルな街並みが美しいオリンダは、アートも盛んで、街の至る所でストリートアートも鑑賞できます。思わず写真を撮りたくなるようなアートがたくさん!
カーニバルが開催されるのはオリンダの歴史地区。カーニバルの雰囲気とコロニアルな街並みを同時に楽しめて一石二鳥!開催日程は毎年異なりますが、2月下旬から3月上旬の中で一週間くらいが目安です。
カーニバルの注意点
ご覧の通り、カーニバル中が街中が人で溢れかえり、お祭り状態です。楽しい雰囲気の中、残念ながらトラブルが発生することも。最低限のお金のみ持ち歩き、貴重品はホテルの金庫など安全なところで保管しましょう。カーニバルの時期は夏。海辺のオリンダは湿気が高く、蒸し暑いので、水もあるといいでしょう。
おーキレイ!と思わずこぼれる
カーニバルの時期にオリンダを訪れれば、ここでしかできない体験ができるはず。2019年の開催日程は3月2日〜6日です。ただし毎年開催時期が若干異なるので訪問の際は要確認です。
そしてオリンダとは実はポルトガル語で「おーキレイ!」という意味でもあり、初めてオリンダを訪れたポルトガル人がそのあまりの美しさにこぼしたことから、このような名前が付けられたと言われています。あなたもぜひ、その真意を確かめに行ってみては?
2019年2月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
■関連MEMO
ブラジル観光局ウェブサイト
http://www.visitbrasil.com/en/eventos/recife-and-olinda-carnivals.html
【LINEトラベルjp・ナビゲーター】
miyoshi yuca