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舞台「唐版 風の又三郎」主演! 柚希礼音さんにインタビュー

柚希礼音さん「自分の感じ方を大事に、自分なりの解釈があっていい。本能のままに演じるということですかね」

■ 宝塚とは真逆の世界観。新人のつもりで挑戦

2/8から公演開始となる舞台「唐版 風の又三郎」で主演を務める柚希礼音さん。宝塚退団から3年半を経て、既存の商業演劇や新劇と一線を画す、アンダーグラウンド(アングラ)演劇に初挑戦する。出演が決まった時の気持ちを聞いてみると。

「えっ本当に私でいいのって。言ってみれば宝塚とは真逆の世界観ですから。果たして自分にできるのかと思いましたけど、できないと言ってお断りするのは失礼ですし、きっとあとあと後悔するなと。今年は宝塚の初舞台からちょうど20周年なんですけど、節目のタイミングでこんなに大きなチャレンジを自分にくださるというのは、守りに入らず攻めろということだと思い、ありがたく新人のつもりで挑戦させていただくことにしました」

本作はアングラ演劇の中でも、とりわけ独特な舞台表現をする唐十郎さんの作品。台本を読んでの印象は?

「正直なところ、よくわからないです(笑)。最後まで台本を読んで理解できないのは初めての経験でした。稽古が始まったら、実際の動きの中でなんとなくわかっていくのかなと、楽しみです。先日初めて紅テントの公演を見たのですが、そこでお客様と話してすべてをわからなくてもいいんだということが、わかったというか…… 。自分の感じ方を大事に、自分なりの解釈があっていい。こう思うから、こうするという理由付けがなくてもいい。本能のままに演じるということですかね」

今回演じるエリカは女性だが、織部からは男性の風の又三郎に見えてしまうという設定。この役どころについては。

「宝塚時代は男性ばかり演じてましたからね。以前、シェークスピアの『お気に召すまま』という作品で男装している女性という役を演じたことがあるんですが、女性が頑張って男装している雰囲気が出し切れなかった。今回もメインはエリカですから、風の又三郎を演じる場面ではどこかに女性的な部分を感じさせるように気をつけなきゃいけませんね」

今回は織部役、窪田正孝さんとのW主演となる。

「窪田さんは舞台は久しぶりということでしたけど、唐さんの作品には今回で2度目ということで、私にとっては先輩。いろいろとわからないことを教えてもらいたいです」

宝塚ファンの間でも、柚希さんが本作に出ることは大きな話題になっている。

「宝塚を卒業してからも熱烈に応援してくれるファンの皆さんがいるのは本当にありがたいことです。私を応援してくれることが、新しい世界と出合うきっかけになるのならうれしいですね」

柚希さんの考える本作の見どころは?

「幻想的な世界観ですね。見に来ていただくお客様にもいろいろな現実があるわけですけれども、舞台が始まったとたんに別世界に飛んでしまう。そういうファンタジー性のある作品になると思います。演出の金守珍さんは今回の作品が次の時代のアングラ演劇につながっていく架け橋のような作品にしたいということでした。こういう世界観があるということ、そしてそのおもしろさを多くの人に知ってもらえたらと思っています」

宝塚での初舞台から20 周年。19年の活動目標は?

「一年の幕開けにあえて挑戦的な作品を選んだのは、20周年はゴールではなくスタートだと思っているから。新たな挑戦を続け前進あるのみ。思い切り飛躍する年にしたいです」

撮影=下田直樹、取材・文=石川哲也、ヘアメイク=藤原羊二(EFFECTOR)、スタイリスト=YOSHI MIYAMASU(SIGNO)

衣装協力=BALLY/BALLY GINZA(ファージャケット、パジャマトップス、パジャマパンツ)

Bunkamura30周年記念シアターコクーン・オンレパートリー2019「唐版 風の又三郎」

2/8〜3/3東京・Bunkamuraシアターコクーン 3/8〜13大阪・森ノ宮ピロティホール

アングラ演劇のレジェンド、唐十郎の傑作戯曲を金守珍演出、窪田正孝、柚希礼音のW主演で上演。東京の下町で2人の男女が出会う。精神病院から逃げてきた青年「織部」と宇都宮から流れてきたホステスの「エリカ」。2人は恋人同士でなく、ただ、『風の又三郎』のイメージを介して結びつくもろい関係。汚濁した世間で生きていくことができずに病院に収容され、それでも、自分を連れ去る風の少年に憧れる織部は、その面影をエリカの中に見いだす。エリカは自衛隊の練習機を乗り逃げした恋人を捜す道連れとして、この純真な青年を利用する。捜し当てた恋人はすでにこの世の人ではなく……。甘美でせつない、恍惚と戦慄の幻想恋愛劇!

STAFF&CAST 作=唐十郎 演出=金守珍 出演=窪田正孝、柚希礼音、北村有起哉、丸山智己、江口のりこ、大鶴美仁音、えびねひさよ、広島光、申大樹、林勇輔、染野弘考、小林由尚、加藤亮介、三浦伸子、渡会久美子、傳田圭菜、佐藤梟、日和佐美香、清水美帆子、本山由乃、寺田結美、石井愃一、山崎銀之丞、金守珍、六平直政、風間杜夫(東京ウォーカー(全国版)・ウォーカープラス/野木原晃一)

提供元:Walkerplus

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