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光降る大山の石段を昇れ!鳥取・大神山神社奥宮は浄化と飛躍のパワースポット


2018年に開山1300年を迎えた中国地方の最高峰、大山(だいせん)。昔から登山などのアクティビティ目的で訪れる観光客の多い場所ですが、元々は信仰の対象として崇められてきた霊峰で、今回ご紹介する大神山神社奥宮は古より続く大山信仰の中心にある古社です。
自然豊かな山中に佇む素晴らしいお宮の雰囲気と、強力パワースポットとして知られるポイントをご紹介します!

歩くだけで御利益がある?!自然石が敷き詰められた長い参道

写真:佳後 マリ子

大神山神社の「大神山(大神岳)」というのは大山の古い呼称です。日本には太古より自然そのものを御神体として信仰する風習が各地にありましたが、鳥取県の大山もまさにそういった神奈備山のひとつとして崇められてきました。
山頂を拝むための遥拝所(磐座・磐境など)が中腹に設けられたのが神社としての始まりとも言われていますがその時期は不詳で、江戸時代になって初めて現在のような本殿が造られました。
また大山は神仏習合の歴史も長く、現在の大神山神社奥宮がある場所は元々は同じ山中にある大山寺(だいせんじ)の本殿権現社があった場所で、明治時代の神仏分離令によって分けられるまでは一体として山岳信仰の聖地であり続けたという歴史があります。
大神山神社奥宮への参道入口は、大山寺の山門付近にあります。

写真:佳後 マリ子

鳥居をくぐると、その先には約700mの自然石を敷きつめた参道が現れます。
自然豊かな森の中の参道を歩くのはそれだけでも気持ちが良いものですが、実はそもそも神社の参道を歩くという行為そのものに意味があり、歩くことで参拝者自身が浄化される過程を経ると言われています。
特にこちらの大神山神社の森の中を巡る参道は、風水で言う所の「龍道」ともされ、その人の悪運を落とす浄化の効果が非常に高いとのこと。パワー溢れる気を心身に取り込めるよう、長い参道ですが頑張って歩きましょう!
ただし、自然石が敷かれた参道はゴツゴツとして見た目以上の歩きにくさがありますので、女性の方はヒールのある靴やサンダルなどはNGです。足への負担を和らげるためにも、必ず歩きやすい靴を履いてお参りして下さいね。

写真:佳後 マリ子

聖域の絶景、神門〜社殿前の石段はパワーも強力!

写真:佳後 マリ子

ブナや杉の大木が生い茂る自然林の長い参道を抜けると、御神水が湧き出る井戸があり、その先に御神門が見えてきます。
こちらは、通常の門とは扉が逆向きに開くので「逆さ門」「後向き門」とも言われており、元は大山寺本坊西楽院の表門にあったものが神社側に引き渡されたものです。その際、そのままの向きで移転したためにこのような珍しい逆開きの形となりました。
晴れた日の朝には、上の写真のように、その先の社殿の方向から差し込む光によってこの御神門が美しく浮かび上がったように見え、とても神秘的に感じられますよ。

写真:佳後 マリ子

そして、御神門をくぐった瞬間、参拝者はさらなる神域へと誘われます。
社殿へと昇る石段が朝の光を受けて燦々と輝き、そこには得も言われぬ神々しさが!
是非、このまばゆく美しい光景を目に焼き付けていただきたいと思います。
また、御神門からこの石段にかけては、自然石の参道と並ぶ奥宮屈指のパワースポットで、大山山頂からの風が社殿のある境内を通って御神門へと吹き抜けていく、いわば御神気のダイレクトな通り道にあたると言われています。
森の中の参道が龍道に当たると先程書きましたが、ここを通る気がまさに下の参道にまで流れ込んでいるというわけです。
パワーが非常に強力なだけに、大きな願い事に適した神社とも言われていますので、参拝したら是非、ご自身の人生の成功やランクアップといったある程度スケールの大きなお願い事をしてみましょう!
起業や転職・大きな転身を考えておられる方、仕事やライフワークの夢を叶えるべく頑張っておられる方にはピッタリのパワースポットですよ。
(※上の写真を撮影したのは8月下旬の午前9時前後です。時刻は同じでも季節や天候によっては見られる光景に差が生じる可能性がありますので、御了承ください)

写真:佳後 マリ子

なお、奥宮の社殿は神仏混交の様式を伝える国内最大級の権現造の社殿で、拝殿内にある授与所に申し込めば、内部の彩色壁画や花鳥風月の絵が描かれた格天井などを見学することができます。中の装飾はもちろん、昇殿参拝ができる開かれたお宮であることも、元々ここがお寺であったことの名残のように思えます。
本殿でお祀りされている御祭神は、大己貴命(おおなむちのみこと)。大国主命の若い時の御神名とされています。大国主命は言わずと知れた出雲大社の御祭神ですが、この大山の地を拠点として国造りを始めたという伝説が残っています。
社殿の傍には、下山神社、横手神社、弁財天社といった末社が鎮座しています。
中でも下山神社は、その数々の霊験からかつて多くの武将の信仰を集めた神社でもあります。

帰りに、麓の大神山神社本社にもお参りを

写真:佳後 マリ子

大神山神社奥宮についてご案内してまいりましたが、最後に大神山神社本社についてもご紹介しましょう。
大神山神社本社は、冬になると雪深く奉仕困難になる奥宮を補完する目的で大山の麓の地域に建てられた御社で、これにより神社側は冬でも祭祀ができ、参拝者も容易にお参りできるようになりました。このようなことから、奥宮は夏宮、麓の本社は冬宮とも呼ばれています。
本社でお祀りされている主祭神は、大穴牟遅神(おおなむちのかみ)。奥宮の御祭神である大己貴命と字は異なりますが同一神で、やはり大国主命の若い時の御名前とされています。

写真:佳後 マリ子

相殿には大山津見神、須佐之男命(スサノオ)、少彦名命などの神様が、また本殿から向かって右奥に位置する末社の朝宮では、大山津見神と、大国主命の妻である須勢理毘売命などの神様がお祀りされています。また境内隅には龍神社や奥宮の遥拝所もあります。
できたら本殿だけではなく、朝宮のような小さい御社にもきちんとお参りすると良いでしょう。敏感な方でしたら本殿以上に「気配」を感じ取ることができるかも。
奥宮・本社に両参りされる方へのおすすめは、朝、奥宮に参拝した帰りに本社に立ち寄るコースです。米子駅から大山まで行くバスが午前中は2便ありますので、まずそのどちらかのバスで遠方の大山(奥宮)まで行き、その帰りに同じ路線上にある本社の最寄りのバス停で下車してお参りするのがスケジュール的にもベター。
また、御朱印やお守りなどは本社でも戴くことができますので、足の悪い方や妊婦さんなどは奥宮を避け、本社でお参りされるのがおすすめです。

写真:佳後 マリ子

さて、鳥取県の大神山神社をご案内してまいりましたが、いかがでしたか?
大神山神社、特に奥宮は山の中に鎮座していることもあり、パワースポット目的以外に、新緑、紅葉といった四季折々の自然の美しさを堪能できるところも非常に大きな魅力です。山深くにある御社ならではの静謐な空気感、ピュアな神域感を満喫して下さい。
大山寺バス停から奥宮参道入口までの道にも、振り返ると上の写真のような絶景のビューポイントがありますよ!
ただし、奥宮は山の中にありますので、大雨・大雪・台風等の悪天候時には神社が閉められることがあります。ですので万が一、悪天候の際は、念のため神社に開いているかどうかを確認してからお参りするようにして下さいね。
神宿る山、大山でどなたにも光ある人生が訪れますように!

大神山神社の基本情報

住所:
(奥宮)鳥取県西伯郡大山町大山
(本社)鳥取県米子市尾高1025
アクセス :
(奥宮)JR米子駅前より日本交通/観光道路経由大山寺行きバス乗車(約50分)、「大山寺」下車。徒歩約20分
(本社)JR米子駅前より日本交通/観光道路経由大山寺行きバス乗車、「尾高」バス停下車。徒歩約5〜7分
2018年11月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

■関連MEMO
大神山神社
http://www.oogamiyama.or.jp/
大山寺
http://daisenji.jp/
山陰・鳥取大山町公式観光サイトD-Club
http://www.daisen.gr.jp/
日交路線バス 米子地区路線バス時刻表
https://www.nihonkotsu.co.jp/bus/limousine_route/route_yonago.html

【LINEトラベルjp・ナビゲーター】
佳後 マリ子

提供元:トラベルjp 旅行ガイド

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