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笑撃のビニール袋ビール!中国・青島(チンタオ)のビール事情


青島(チンタオ)ビールは、世界有数のビールメーカー。日本の中国料理店でもおなじみですね。
さて、その産地である中国・青島(チンタオ)では「ビニール袋でビールをテイクアウトする」という衝撃的…いや笑撃的な風景が名物になっています。その買い方や楽しみ方を、じっくりご紹介しましょう。青島ビール以外のローカルビールもありますよ。

青島ビールは、ドイツ直伝の本格ビール

写真:HIRATA ERIKO

中国・青島は1898年にドイツの租借地となり、1903年にドイツの投資家がビール製造を始めた街。ドイツの占領下にあったのは20年に満たない期間ですが、ドイツ風の街並みはいまなお青島の大きな特徴です。

写真:HIRATA ERIKO

ビールは市民の生活に密着しており、レストランでは次から次へとビールが各テーブルへ運ばれていきます。値段も1リットル90〜300円程度と格安です。

写真:HIRATA ERIKO

さらに、街中のや小さな商店や飲食店では、ビニール袋でビールをテイクアウトすることもできます。
地元の人も気軽に買いに来ていますが、青島ならではの体験として観光客の人気も上昇しているスタイル!

ビニール袋ビールを買ってみよう!

写真:HIRATA ERIKO

ビールをテイクアウトできるお店の多くは、営業時間中に店頭に樽を積み上げています。中国語でビールを意味する「啤酒」(読み方は「ビジュ」)という看板のあるお店もあるので、街中を散歩していると見つけることができます。
買い方は簡単で、店内にいるお店の人に声をかけ、お願いするだけ。
英語ができる人は少ないですが、スマホなどでビニール袋ビールの写真を見せればこちらが買いたいことはすぐにわかってもらえます。

写真:HIRATA ERIKO

量りとビニール袋をフックにかけて、いよいよビールが注がれます。
ビール好きにとっては、ワクワクする光景!

写真:HIRATA ERIKO

この量で、2斤。1斤=500gですが、泡も入れると1.3リットルほどあります。
中国のビールはぬるいというイメージを持っている人も多いと思いますが、しっかり冷えていますよ。2008年の北京オリンピックあたりを境に、中国でも冷えているビールが一般的になってきているのです。

ビニール袋ビールの飲み方は?

写真:HIRATA ERIKO

インターネットで画像検索すると、旅行者がビニール袋からストローで飲む様子が紹介されています。しかし、考えればわかりますがストローで飲むビールがおいしいはずはありません。
ビニール袋ビールは、自宅に持ち帰ってコップに注ぐのが本来の飲み方です。
1キロ以上の重さがあるので少しコツがいりますが、写真のようにバランスを取りながら注ぎましょう。

写真:HIRATA ERIKO

色の薄いビールをビニール袋から注ぐとどうしても健康診断の某検査が想起されてしまいますが、それもまた旅の思い出!?

写真:HIRATA ERIKO

地元の家庭では残りはピッチャーに移すのかもしれませんが、旅行者では難しいですね。
空のペットボトルに移して冷蔵庫に保管するか、フックにかけて一度に飲みきるかになります。小さなろうとやS字フックを持参していると役に立ちます。

種類豊富で手軽な、青島ビール街

写真:HIRATA ERIKO

街中の商店に入る自信がない方は、青島ビール博物館周辺が便利。観光スポットである青島ビール博物館の前には「青島ビール街」としてレストランや商店が並んでいるので、見学ついでに立ち寄ることができます。
<青島ビール博物館の基本情報>
住所:山東省青島市市北区登州路56号
アクセス:
青島駅から約4km、青島流亭空港から約28km
路線バス「十五中(延安路延安一路)」から徒歩5分
電話:+86-532-83833427
営業時間:
ハイシーズン(4〜10月)⇒8:30〜17:00
ローシーズン(11〜3月)⇒8:30〜16:30
定休日:なし
入館料:
ハイシーズン(4〜10月)⇒普通券60元〜
ローシーズン(11〜3月)⇒普通券50元〜
※チケットは試飲やお土産の種類により複数、子ども料金あり

写真:HIRATA ERIKO

ビール街で買うビールは相場の2倍ほどの価格ですが、定番の「純生」のほか、「原漿」(無濾過の原酒)、「黒啤」(黒ビール)、果啤(フルーツビール)の4種類が揃っているというメリットがあります。
ホテルまで持ち帰りたい場合は、キャップ付きのポリバッグでのテイクアウトも可能。但し、キャップ付きは少量では販売してくれないことがあるので確認してみましょう。

写真:HIRATA ERIKO

ビニール袋での販売の場合、青島ビール街ではストローをさしてくれます。
先述したようにビールはストローで飲んでおいしいものではありませんが、ここまで来たなら試して写真を撮りたいですよね。
おいしく飲むことも重視するなら、ジュース感覚で飲めるフルーツビールが断然オススメです。

青島ビールだけじゃない!ラオテビールやコーラも美味

写真:HIRATA ERIKO

青島市郊外にあるラオ山(ロウ山)は、道教に関連する建築が多く見られる神秘的な山。ラオ山から湧き出る水は青島ビールの原料水で、麓の工場でつくられる青島ビールは「ラオ山ビール」と特別な名前がつくほどです。
そして、ラオ山の水を使っているのは青島ビールだけではありません。
青島市内を歩いているとたまに見かける「青島ラオテビール」がそれです。
※ラオは、山へんに草かんむり+ワかんむり+力、テは特

写真:HIRATA ERIKO

もちろん、青島ラオテビールもビニール袋でテイクアウトすることができます。よりローカルな雰囲気のお店であることが多いですが、日本では飲むことができないので見つけたら試してみてください。
瓶ビールもあるので、お土産に持ち帰ることもできますよ。

写真:HIRATA ERIKO

さらに、青島ではラオ山の水を使った「ラオシャンコーラ」も作られています。ナツメやクローブなど中国の漢方・薬膳に欠かせないスパイスを使った甘みの強いコーラで、手作り感のある味わいです。
お酒が苦手な方も、青島の味を楽しんでくださいね。

ビールを飲みに、さあ青島へ!

青島は、中国随一のビールの聖地です。
青島ビールは中国最古のビールメーカーであり、青島ビール博物館は青島有数の観光スポット。また、毎年夏には約1ヶ月にわたって青島国際ビール祭りが開催されます。
日本の主要空港から多数の直行便が就航していますので、ビール好きの方はぜひ青島旅行を検討してみてください。
その際にはもちろん、ビニール袋入りビールの体験を忘れずに!
2018年11月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

【LINEトラベルjp・ナビゲーター】
HIRATA ERIKO

提供元:トラベルjp 旅行ガイド

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