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にゃんこの御朱印も!京都西山「十輪寺」見所と美しい御朱印


通称・なりひら寺と呼ばれる由緒ある古刹「十輪寺」は、平安時代の歌人で美男子として名高い在原業平が、その晩年を過ごしたことが知られています。境内には桜や樟の名木がある他、三方普感の庭と呼ばれる風情あるお庭や歴史あるお堂など、見所がたくさん!
また、季節の美しい御朱印が評判で、猫好き垂涎ものの可愛い写真やイラストがデザインされたにゃんこの御朱印も見逃せません。

京都・西山「十輪寺」

写真:古都の U助

京都はよく三方を山に囲まれていると言われますが、その京都を囲む山のうち西側に位置する西山の地域にあるのが今回ご紹介する十輪寺。この西山の地域には、善峰寺や光明寺はじめ大原野神社や勝持寺等、古くから多くの神社仏閣が創建されてきました。
十輪寺も、平安初期の歌人として知られる在原業平公が晩年を過ごした由緒ある寺院として知られ、通称なりひら寺とも呼ばれています。

本堂前の見所

写真:古都の U助

十輪寺の本堂前の境内地には、立派な大樟樹や楓の木があります。こちらの大樟樹は、ご本尊の地蔵菩薩の神通力により一夜にして大樹になったという言い伝えが。ご本尊は樟でつくられているため、この木はご本尊の分身ともいわれています。

写真:古都の U助

大樟樹のお隣には業平紅楓の木もあり、秋には美しく色付きます。

写真:古都の U助

十輪寺の本堂のそばにある鐘は、不迷鐘(まよわずのかね)と呼ばれています。何か決められないことがあればこの金を撞くと決心がつくのだとか。

本堂から高廊下へ

写真:古都の U助

十輪寺の伽藍は応仁の乱で焼失し、現在の本堂は寛延3(1750)年に再建されました。ご本尊の延命地蔵菩薩像は伝教大師作とされる秘仏で、毎年8月23日にのみご開帳されます。
本堂は靴を脱いでお参りすることができ、さらに本堂から右手へ続く「高廊下」を通り、極彩色の王朝絵巻が復元された襖絵のある「業平御殿」と呼ばれる建物へ行くことができます。

写真:古都の U助

業平御殿へと続く高廊下では、美しいお庭の光景を見ることができます。画面左側のこのお庭は三方普感の庭と呼ばれるもので、限られた敷地のお庭を存分に楽しめるよう、眺める方角によってそれぞれ違った見方ができる工夫がされています。
高廊下から見るお庭は天上界に、その他に廊下奥の業平御殿からは極楽浄土、庭園北部の茶室(非公開)からは現実世界に見立てて眺めることができます。

写真:古都の U助

三方普感の庭では「なりひら桜」と呼ばれる見事なしだれ桜を見ることができます。この桜はまるでお庭の天井のように茂っているところから、別名・天蓋桜とも呼ばれています。

在原業平公ゆかりの旧跡

写真:古都の U助

本堂裏手にある石段を上ると、塩竈の跡や在原業平公の墓所へ行くことができます。その途中では本堂やしだれ桜の木を上から眺めることができ、鳳輦形(ほうれんがた)とよばれる特殊な本堂の形がよく解ります。十輪寺の本堂は寛延3(1750)年に再建されたもので、天皇の乗る神輿をかたどったもの。優美な曲線を描く屋根も見逃せません。

写真:古都の U助

塩竈の跡へ向かう手前には在原業平の墓所があり、美男子として名高く恋多き貴公子としても知られた業平の墓は、恋愛成就の祈願に訪れる人も多いのです。

写真:古都の U助

業平は恋仲であった二条后(藤原高子)が大原野神社を詣でる折に、ここで塩を焼き煙を送ったとされています。
塩竈は近年復元されたもので、例年11月23日に塩竈清祭が行われています。塩竈のお清めの後 火が焚かれ、三味線によく似た三弦という楽器をつかった三弦法曲声明の読経などが行われます。

美しい初秋の御朱印

写真:古都の U助

十輪寺では季節や各節句に合わせ美しい御朱印が用意されます。こちらは初秋から秋にかけてのもので、紅葉や紫式部など季節の植物があしらわれどれもとても風流です。
季節の御朱印の多くは無くなり次第終了となりますが、御朱印は参拝の証となるのもの。きっとお参りされたその時ならではの素敵なご縁があるでしょう。
最新の情報が知りたい場合は下記MEMO欄から十輪寺オフィシャルブログをチェックしてみて下さい。

写真:古都の U助

時期によっては見開きタイプの御朱印の用意があることも。こちらは我々を常に思って下さる阿弥陀様の如来大悲の文字があしらわれています。

写真:古都の U助

こちらはお寺の愛娘(猫)・序音(ジョネ)ちゃんをモチーフとした御朱印。写真タイプとイラストタイプがあり、季節によって色やデザインが変わるので楽しみ!
お寺のネズミ番兼看板娘である序音ちゃんの毛の柄は、黒と茶色が交じり合った不思議な柄。この柄の猫は昔からサビ柄と呼ばれています。賢くて優しい性質の子が多いといわれるサビ柄の猫は、三毛猫と同じく通常メスしか生まれてこない柄なんですよ。

十輪寺の基本情報

住所:京都府京都市西京区大原野小塩町481
電話:075-331-0154
アクセス:阪急電車・東向日駅より阪急バス66系統・小塩下車、徒歩約1分
※バスの運行時間にご注意下さい
駐車場:あり(約15台分)
※春の桜の時期はご利用いただけません
参拝料金:大人400円
参拝時間:9:00〜17:00
2018年9月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

■関連MEMO
十輪寺オフィシャルブログ
http://narihiratera.seesaa.net/

【LINEトラベルjp・ナビゲーター】
古都の U助

提供元:トラベルjp 旅行ガイド

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