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【シンガポールセミナーレポート】速読のスキルで、「3つの力」を伸ばしていく


『すべての仕事を3分で終わらせる』の著者・岡田兵吾氏と、『速読日本一が教えるすごい読書術』の著者・角田和将氏が、シンガポールで特別セミナーを開催しました!速読を用いた情報収集、学びを加速させるインプットのプロフェッショナルと、優れた成果を次々と生み出すアウトプットのプロフェッショナルに共通しているのは、「スピード×効率化」。シンガポールセミナーレポートを4回に分けて、掲載いたします。第1回目は、角田和将氏の「すごい読書&速読術」です。

「速く読むこと」と「覚えること」は誰でもできる

角田和将(つのだ・かずまさ)Exイントレ協会 代表理事高校時代、国語の偏差値はどんなにがんばっても40台。本を読むことが嫌いだったが、借金を返済するため投資の勉強をはじめる。そこで500ページを超える課題図書を読まざるを得ない状況になり、速読をスタート。開始から8ヵ月目に日本速脳速読協会主催の速読甲子園で銀賞(準優勝)、翌月に開催された特別優秀賞決定戦で速読甲子園優勝者を下して優秀賞(1位)を獲得。日本一となり、その後独立。速読を通じて、本を最大限に活かし、時間の量と質を変えることの大切さを教えるため、国内外を飛び回っている。 セミナー講演では医師、パイロット、エンジニアなどの専門職から経営者、会社員、主婦と、幅広い層の指導にあたり、95%以上の高い再現性を実現している。 大企業から学習塾など、さまざまな分野での研修も実施しており、ビジネスへの活用、合格率アップなどにつながる速読の指導は好評を博している。 教室に通う受講生の読書速度向上の平均は3倍以上で、「1日で16冊読めるようになった」「半月で30冊読めるようになった」「半年間で500冊読めるようになった」など、ワンランク上を目指す速読指導も行っている。 著書に、『速読日本一が教える すごい読書術 短時間で記憶に残る最強メソッド』(ダイヤモンド社)などがある。

突然ですが、100年は何秒でしょうか? 約31億秒(60秒×60分×24時間×365日×100年=31億5360万秒)です。なぜ、この話を最初にするかというと、睡眠時間を除く生活時間は、だいたい20億秒です。世界人口は76億人を超えています。1秒にひとり会っていっても、全員に出会えることはできません。シンガポールでこのように出会えること自体が奇跡です。

私は、帯広畜産大学を卒業しました。『銀の匙 Silver Spoon』(荒川弘著、小学館)を知っていますか? あの舞台になっている高校の隣にある大学で勉強していました。なぜ、そこで勉強をしていたかというと、国語が苦手だったからです。偏差値40。それに対して、数学は偏差値最高で86。受験当時、帯広畜産大学のセンター試験配分は国語の比重が少なく、かつ二次試験は英、数、理のいずれかを1科目選択だったので、私のような人にはピッタリはまる大学だったのです。

文学や言語学を専攻していたわけでもない私ですが、結果として、速読日本一になりました。

何が言いたいかというと、これまでの経歴、キャリアと速読ができることには関係がないということです。つまり、速く読むことと覚えることは誰でもできるんです。

本はじっくり丁寧に読むと、覚えられません。そう言うと、「速く読んでも覚えられない」と言う人が結構でてきます。そういう人にいつもこう質問します。

「じゃあ、遅く読んだら覚えられますか?」と。

本を1冊、読んだとします。たいてい、最初に書いてある内容は、覚えた瞬間から忘れていきます。速く読めば読むほど理解は劣るかもしれないけど、遅く読んだからといって、理解度が高くなるわけではありません。

「理解する」と「覚える」に関係性がない。速く読んでも遅く読んでも理解に関係ないなら、速く読んだほうがいいのです。

最初におすすめしているのは、1冊の本を3時間で1回読むよりも、1冊の本を3時間のあいだ、繰り返し読んでいくことです。

人間の脳は、何もしないとどんどん忘れていくものですが、読み返していくと、「こんなことが書いてあったな」と思い出せるようになります。そして、また忘れていきますが、もう一度読み返すと、また思い出せるようになります。繰り返しすることで、記憶を定着できるようになります。

遅く読んでいくのがダメな理由は、この「繰り返し」ができなくなるので、どんどん速く読んでいったほうがいいわけです。結果的に、定着度が上がっていきます。

忘れる前提でどう覚えるか。忘れないために繰り返し読んでいく頭をつくっていくことが、重要なのです。...

提供元:ダイヤモンド・オンライン

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