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失敗は成長のチャンス!学び上手になろう


「好きを仕事にしたい」「もっとお金と時間が欲しい」「理想のライフスタイルを手に入れたい」……。あなたも、こんなことを心の中で願っていたりしませんか? どうすれば思い通りの人生を手に入れられるのでしょうか。このたび、ダイヤモンド社から『欲ばりなほど ぜんぶ叶う』を上梓した岩科茜さんは、結婚して子育て中の27歳のときに、時間なし、資金なし、人脈なしというゼロの状態から起業し、人気アパレルブランド「Myu」を立ち上げました。現在、リモートワーク中心の6人のスタッフと共に年商2億円を稼ぐ女性起業家が、夢を実現するために必要なマインドと行動についてお伝えいたします。

会社が倒産寸前にまでなってしまった大失敗

失敗はできればしたくないものですが、失敗しなければいいというものでもありません。

逆に、失敗をしないで成功して、どんどんビジネス規模が大きくなると、初めて失敗したときに取り返しのつかないことになることもあります。

できるだけ早く小さな失敗を重ねておくことは、あなたにとっていいことなのです。

そんな私も、起業してからこれまでに、数多くの失敗を積み重ねてきました。

極めつけの、大きな失敗というのがあります。それは、商品の仕入れ過ぎ。つまり過剰在庫という失敗でした。完全に数字が苦手だったことからきた失敗です。

売上に対する在庫数のイメージがつかめず、大量の商品を抱え込むことになってしまったのです。

お陰で仕入れの支払いはもちろん、倉庫会社に多額の管理費を払うことになり、売上は上がってはいたのですが、利益が出ません。「いよいよ、ヤバイぞ!」という事態となりました。

もはや会社を救うには、断固とした決断をするしかない!!

当時の社員といえば、現在、私の右腕になってくれている社員がいるのみ。もともと「いつか起業してみたい」と入社した彼女だったので、これを機に独立してもらおう……と考えました。

その日、私は、泣きながら彼女に電話したのです。

「もうこういう状況だから、申し訳ないんだけど、辞めてもらってもいい?」

すると彼女は、こう言ってくれたのです。

「あなたといると面白いし、この仕事に賭けているところもあるの。お給料はしばらくいらないから、もう少し一緒に頑張ろう?」

私は、その言葉にとても感動し、このピンチを抜け出すために動き出そうと決めました。

大失敗から学んだ貴重な教訓

その後、すぐに無理を言って倉庫の契約を解除。とりあえず自宅で子ども部屋にする予定だった十二畳の部屋に2人で全部の商品を強引に詰め込んだのです。

注文があれば、自分たちが手作業で発送するようにしました。

それからショッピングサイト上に、余った商品の特設ページを作り、一生懸命に魅力的な宣伝告知を始めました。お陰さまで注文も殺到し、なんとか商品を売り切ることができました。

結局は大きな利益を得て、社員への給料も再び出せるようになったわけです。

相変わらず数字は苦手!

けれどもこの失敗があったからこそ、私は「利益」を意識して仕事をするようになりました。

おかげで計算ができなくても、赤字になるようなことは、それ以後はありません。何よりも、右腕のスタッフへの信頼が、この事件を経て高まったのです。だから今振り返ると、本当にうれしい失敗体験だと思います。

失敗を学びに変える思考法

失敗は新たな学びを得られ、新しい人間関係を手にするイベントです。

もし失敗したときは落ち込むのではなく、こう考えてみてはどうでしょうか?

「これは何を学ぶチャンスなのか?」「この失敗の原因は何か?」「どう対応すれば好転するか?」

この質問の答えを行動に移せば必ず、失敗前よりも成長した自分になれるのです。1つ上のステージへ行けるのです。そう「失敗は成長のチャンス」なのです。

提供元:ダイヤモンド・オンライン

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