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列車ごとフェリーで海峡越え!シチリア島からナポリの旅がおもしろい

シチリア島と言えば何を連想しますか?グランブルーのタオルミーナ、ギリシャ劇場にエトナ山、アグリジェントの神殿の谷・・・いえいえ、それだけではありません。シチリア島では列車ごとフェリーに乗り込んでメッシーナ海峡を超えて本土に渡ることが出来るんです。
それでは早速、タオルミーナからナポリへの列車の旅をご紹介しましょう。

いざ出発

写真:Fumie McIntyre

シチリア島最終日はシチリア島きっての風光明媚な観光地タオルミーナで。深夜鉄道の出発までは時間がたっぷりあるので、ホテルをチェックアウトして荷物を預かってもらったら街を散策したり海の幸を堪能したり、出発までシチリアの余韻にたっぷり浸りましょう。
ホテルに戻って荷物を取ってタクシーを呼んでタオルミーナ・ジャルディーニ駅へ。とても小さな駅舎ですが、内部はまるで博物館のようですね。

写真:Fumie McIntyre

イタリアでは日本のように時間通りに列車が来ることは期待できません。シラクーサ発ローマ行の深夜特急は一時間近く遅れて到着するなんてことも日常茶飯事なので、列車は気長に待ちましょう。
これからナポリまで、およそ8時間の列車の旅の始まりです。

写真:Fumie McIntyre

写真は2段ベッドが設置されている1等車です。ご覧のようにかなり狭いですがドアに鍵もかかります。イタリア、特に南の地方は治安が良くないので、始終荷物の心配をするより、個室をとることをお勧めします。ホテルに1泊するよりはるかに安上がりですし、しかも寝ている間に目的地に着いてしまうんですから。

いよいよ列車ごと船内へ

写真:Fumie McIntyre

タオルミーナから約1時間ほどでメッシーナに到着。列車がシチリア島を離れ、線路のひかれたフェリーにそのまま乗り入れる瞬間は、電車好きでなくてもわくわくすること請け合いです。

写真:Fumie McIntyre

港に停泊しているフェリーに、列車ごと乗り込みます。
かつては日本でも、青函連絡船や宇高連絡船で列車ごと船の旅を楽しむことができましたが、青函トンネルや瀬戸大橋ができて廃止になりました。海外でもやはり多くがトンネルや橋が鉄道連絡船に替わってしまった今では、とても貴重な体験です。

写真:Fumie McIntyre

列車から降りることもできます。船の階段を登りデッキから列車が停車している様子(写真)が見てみましょう。このように、列車の連結をばらして、3両くらいずつ並んでフェリーで海峡を渡るのです。

さらばシチリア島

写真:Fumie McIntyre

フェリーに乗り込み30分ほどすると対岸の明かりが見えてきます。間もなくナポリです。

写真:Fumie McIntyre

ナポリに近づくと、エスプレッソとクッキーも持った車掌さんが起こしに来て下さいます。万が一寝過ごしても降りそびれる心配はないですね。列車の旅の余韻に浸りながら、ゆっくりエスプレッソをいただきましょう。イタリアではどこで頼んでも決して期待を裏切らない美味しいコーヒーがいただけます。

おはよう!ナポリ

写真:Fumie McIntyre

いよいよナポリ中央駅に到着。ここナポリで大勢の乗客が降りますが、列車はこのままローマまで走り続けます。

写真:Fumie McIntyre

ナポリの駅は、タオルミーナとは比べ物にならないほどの大きな駅です。観光客だけでなく、ビジネスマンも急ぎ足で会社に向かっています。
ナポリは、シチリア島同様、魚介類をはじめ何を食べても美味しく、遺跡や寺院、海岸線に広がる景色など見どころ満載ですが、残念なことにスリやジプシーも多いので気を付けて楽しい旅をしてくださいね。

貴重な旅の経験を!

今回はシチリア島からのコースをご紹介しましたが、その逆のナポリからシチリアに入るコースもいいですね。
実はメッシーナ海峡に橋を渡そうという計画があり、世界最長の吊り橋が2016年に完成するはずでしたが予算不足により頓挫しています。まだしばらくは列車ごとフェリーでメッシーナ海峡越えが経験できます。橋が架かる前に、ぜひともメッシーナ越えをお楽しみください。
2018年4月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

■関連MEMO
イタリア鉄道公式サイト トレニタリア
http://www.trenitalia.com/tcom-en

【トラベルジェイピー・ナビゲーター】
Fumie McIntyre

提供元:トラベルジェイピー 旅行ガイド

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