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フォルクスワーゲンe-ゴルフ(FF)【試乗記】


2020年への第一歩

フォルクスワーゲン(VW)の「ゴルフ」ファミリーに、100%電気自動車の「e-ゴルフ」が新登場。VWグループがいよいよ本腰を入れた電動化、その嚆矢(こうし)ともいえるモデルの出来栄えやいかに!?

電動化への意気込みを示すモデル

《世界最大市場の中国がEVにかじを切った!》 《各国で続々とガソリン車・ディーゼル車禁止政策が打ち出されている!》 《ヨーロッパの急激なEVシフトに日本は対応できていない!》 《ガラパゴス化した家電の失敗を自動車が繰り返すのか?》 《一刻も早くEV開発に取り掛からなくては手遅れになるぞ!》

経済誌や雑誌では、自動車業界が劇的な変動期を迎えていることを論ずる記事が人気だ。数年のうちに本格的なEV時代が到来し、ガソリン車にこだわる日本は時代遅れになるらしい。刺激的なタイトルを競い合い、日本の自動車産業が没落の危機を迎えていると警告する。単純化や誇張は読者の関心を引くためのテクニックなのだと考えることもできるだろう。温かい気持ちで見守りたいが、トヨタが1997年の「プリウス」から電動化技術を蓄積してきたことを理解していない書き手もいるから頭が痛くなる。

EVの開発競争に拍車がかかっていることは事実だ。その急先鋒(せんぽう)と目されているのがVWである。2017年の東京モーターショーのプレスカンファレンスでは、EVコンセプトの「I.D.」シリーズの前でセールスマーケティング・アフターセールス担当取締役ユルゲン・シュタックマン氏が「e-モビリティーのマーケットリーダーになる!」と胸を張った。

電動化に向けたロードマップを見ると、ディーゼル至上主義からはっきりとEV重視に方向転換したことがわかる。

・EV専用プラットフォーム「MEB」を開発し、それをベースにした次世代EVを2020年に発売。 ・2025年に年間100万台のEVを販売し、VWグループ全体で80車種の電動化車両(そのうち50車種は完全なEV)を市場に導入。

VWの意気込みを示しているのが、初のピュアEVのe-ゴルフである。ベストセラーカーであるゴルフで勝負をかけてきたのだから、出来栄えには相当自信があるのだろう。...

提供元:webCG

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