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イタリア発・炭酸水ブランドの故郷!「サンペレグリノテルメ」


「サンペレグリノ(San Pellegrino)」という炭酸水をご存知ですか?イタリアを代表するスパークリングウォーターとして、世界的に有名なミネラルウォーターのブランドです。その炭酸泉と温泉街であるサンペレグリノテルメが、北イタリアのロンバルディア州、イタリアンアルプスの麓にあります。近年、おしゃれなスパ施設もオープンし、新たな注目を集める温泉街サンペレグリノテルメについてご紹介します!

サンペレグリノとは?

写真:橘 凛

サンペレグリノは、緑色のボトルに赤い星を冠したブルーのラベルが印象的な、イタリア発の天然炭酸水です。レストランのテーブルウォーターとして特に出回っているため、外食先で見かけたことある方も多いはず。レストランで提供されるガラスボトルの他、ペットボトルでも様々なサイズ展開があり、最近では家庭用飲料水としても人気を集めています。

写真:橘 凛

サンペレグリノの人気の秘訣は、何といっても、シャンパンを思わせるような「きめ細やかな泡」と「まろやかな口当たり」。数あるナチュラルミネラルウォーターの中でも、硬度は734と極めて高く、カルシウムやマグネシウム、サルフェート(硫酸塩)などのミネラルを多く含み、爽やかな酸味を持った後味が特長。その味わいが料理やワインのお口直しに最適と、世界中の高級レストランから選ばれている逸品です。サルフェートは、利尿作用を高め、体内の老廃物を排出させる効果があるため、美容への効果も期待できると言われています。
写真右手前のカットが印象的なボトルはダイヤモンドボトルと呼ばれ、パリのレストランなどで提供されているそうです。他にも、ブルガリやミッソーニ、オペラ歌手の故パヴァロッティ氏など、様々なアイコンとコラボレーションした記念ボトルが度々発売されています。

写真:橘 凛

写真は、サンペレグリノテルメの街にある、サンペレグリノ本社です。1899年設立と実に120年を超える歴史を持つサンペレグリノ社ですが、この地の地下400メートルに湧き上がる炭酸泉から直接ボトリングし、世界中に供給し続けています。
<San Pellegrino Spaの基本情報>
住所:Via Ruspino, 24016 San Pellegrino Terme BG
電話番号:+39-0345-29111

テルメ(温泉)施設でサンペレグリノ温泉を満喫!

写真:橘 凛

サンペレグリノテルメで今、最も注目を集めているのが、2016年にオープンしたスパ施設「QCテルメサンペレグリノ(QC Terme San Pellegrino)」です。イタリア全土で展開しているスパチェーン「QCテルメ」の系列で、サンペレグリノの豊かな温泉水を活かしたハイクラスなスパ体験ができると評判です。

写真:橘 凛

「QCテルメ」は、現地の人々にもとても人気のある施設の為、オンラインでの事前予約がおすすめ。マッサージと組み合わせたパッケージプランも選べます。入場料は約5000円前後からと少々お高めですが、ふかふかのバスローブや軽食・飲み物のサービス等が含まれていて、一日たっぷり楽しめます。
スパは、基本的に毎日朝早くから夜遅くまで営業しており、平日の方が空いていてお得な料金設定です。スパは全館水着とビーチサンダル着用なので、自分のものをお忘れなく。スパ施設から400メートルのところに「QCルーム」という系列ホテルもあり、宿泊してゆったり過ごすお客様も多いようです。

写真:橘 凛

スパは広い露天風呂やホールなどもあるゴージャスな造りですが、その中でも特に印象的な黄色い建物は、実は元々はカジノ。長らく閉鎖されていたカジノですが、100年以上の時を超え、スパ施設としてリノベーションされ、この現代において再び愛されるようになりました。
<QC San Pellegrino Termeの基本情報>
住所:Viale della Vittoria, 53, 24016 San Pellegrino Terme BG
電話番号:+39-0345-20102

街を代表する建物「グランドホテル」

写真:橘 凛

サンペレグリノテルメの街は、ブレンボ川という川が南北に流れています。その川沿いに、「グランドホテル(Il Grand Hotel)」と呼ばれる、一際目立つ立派な建物があります。築100年を超える7階建ての大きなホテルで、20世紀初頭に流行したリバティスタイルと呼ばれる造りです。中には大きなホールや250を超える客室があり、現在修復中です。

写真:橘 凛

サンペレグリノテルメでは、1901年に初めての本格的な温泉湯治施設が誕生してから、ヨーロッパ中の富裕層が集まるようになりました。1904年以降、このホテルと前段落で紹介したカジノがオープンしたことで栄華を極めることとなります。
しかし、高い運営費用により経営困難となり、1979年に閉鎖されてしまいました。その後、美術オークションの場としてしばらく使われていましたが、近年、映画やミュージックビデオなどの舞台として利用されることにより、その価値が再認識されるようになりました。2016年より本格的な修復工事が始まっています。

写真:橘 凛

グランドホテル周辺は、並木道にベンチが置かれ、可愛らしいプチホテルやレストランなどが建ち並び、人々の憩いの場所となっています。
<Grand Hotel San Pellegrinoの基本情報>
住所:Via Belvedere, 24016 San Pellegrino Terme BG

山岳ケーブルカーや教会などの施設

写真:橘 凛

サンペレグリノテルメの中心地から、山岳ケーブルカーが出ており、地上800メートル地点まで約3分半で到達します。到着地点の近くには、「グロッタデルソーニョ(Grotta Del Sogno、夢の洞窟という意)」という小さな洞窟があり、ちょっとした冒険ができます。最近、新しいケーブルカーが導入され、新車での本格運転が今年以降されることとなっています。
<Funicolare S.Pellegrinoの基本情報>
住所:Viale della Vittoria, 45, 24016 San Pellegrino Terme BG

写真:橘 凛

15世紀からの古い歴史を持つ、サンペレグリノ教区教会(写真右奥)は、この街を代表する教会で、人口5000人に満たないサンペレグリノテルメ住民の生活の基盤となっています。
<Chiesa parrocchiale di San Pellegrino Vescovo e Martireの基本情報>
住所:Piazza S. Francesco D’Assisi, 20, 24016 San Pellegrino Terme BG
電話番号:+39-0345-20951

自然やスポーツ愛好家にもおすすめ!

写真:橘 凛

サンペレグリノテルメが含まれるブレンバーナ渓谷は、ブレンボ川の自然豊かな地域が広がっています。2007年に開通した約20キロのサイクリングロードは、散歩やサイクリングの起点として、人々に馴染みの深い存在です。また、清流が美しいブレンボ川では、夏になるとカヌーを楽しむ人々の姿が見られます。

写真:橘 凛

サンペレグリノテルメまでのアクセスですが、車ではミラノ中心地から約1時間程度です。公共交通機関で行く場合は、ミラノ中央駅から電車でベルガモ駅まで、ベルガモ駅のバスターミナルからサンペレグリノテルメまでの交通バスが出ており、所要時間合計2時間程度となります。サンペレグリノテルメは小さな街ですので、徒歩でどこでも回れます。

サンペレグリノで豊かなおうち時間を

以上が、炭酸水サンペレグリノとサンペレグリノテルメのご紹介です。既に愛飲されている方は、この小さな温泉街から届いていることを思い出していただけたらと思います。ご興味を持った方は、どんなお料理にもマッチするというサンペレグリノをぜひおうちでもお試しください。きっとイタリアの爽やかな空気を感じられることと思います。
2020年5月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

■関連MEMO
サンペレグリノ公式サイト(外部サイト・日本語)
https://www.sanpellegrino.com/jp/jp
QCテルメサンペレグリノ(QC Terme San Pellegrino・外部サイト・英語)
https://www.qcterme.com/en/san-pellegrino/qc-terme-san-pellegrino

【LINEトラベルjp・ナビゲーター】
橘 凛

提供元:トラベルjp 旅行ガイド

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