ステイホーム中の悩みの一つは食事作り。毎日献立を考えるのもなかなか大変ですよね。そんな時は、簡単に作ることができる韓国の海苔巻き「キンパ」がおすすめ!家にある材料や市販品を使って、おいしいだけではなく、手軽にプチ韓国旅行気分も味わえます。巻き簾がなくても、クッキングシートやラップ、キッチンペーパーを使っても作ることができますよ。巻き方のコツも含めて、キンパの作り方をご紹介しましょう。
大阪コリアンタウンでもキンパは人気者
大阪在住の筆者は「大阪コリアンタウン」へ新しいものやおいしいものを探しに定期的にパトロールへ行っています(笑)一人で行くことが多いですが、プチ韓国旅行気分を楽しむために家族やママ友グループと行くこともしばしば‥。そんな時、食事の救世主となってくれるのが「キンパ」です。
キンパは、韓国の海苔巻きのこと。「キム」は「海苔」、「パ(ブ)」は「ご飯」という意味で、ご飯は酢飯ではなく、ごま油と塩を混ぜたのもを使用します。子どももたくさん食べてくれるので、本場の韓国へ遊びに行ってもついつい買ってしまうんですよね。
こちらは、大阪コリアンタウンの中にあるレストラン「班家(パンガ)食工房」のラーメンセットです。キンパの中は、日本人に食べやすい玉子焼き、カニカマ、きゅうり、おしんこ。海苔にはごま油がぬられています。
写真は、大阪コリアンタウンにあるキンパが名物のお店「麦の家」の持ち帰り用です。こちらのお店はいつも行列ができている有名店。種類も豊富で、人気の焼肉キンパのほか、ソーセージキンパや限定の黒米を使用したヘルシーなキンパなどもあります。具材がたくさん入っていてボリューム満点!その場ですぐ食べたい場合は切って、割り箸を付けてもらえますよ。
このように食事の主役にも脇役もなるキンパ。実は、作り方はとても簡単です。
キンパには何を入れる?答えはなんでも正解!
それでは、子どもにも大人にも人気の、焼肉が入ったキンパと、韓国らしいキムチとチーズが入ったキンパを1本ずつ作っていきましょう。中に入れるものは自由ですが、基本的には日本の巻き寿司のようにサーモンやまぐろなどの生魚は入れません。でも、自分で作って食べるなら何を入れてもOK!(生魚を入れる場合は早めにお召し上がりください)
<材料> 焼肉キンパ 1本、キムチチーズキンパ 1本 計2本分
・ご飯 お茶碗2杯
・巻き寿司用の焼き海苔 2枚
・牛肉 適量
・キムチ 適量
・生食用のチーズ 適量
・チシャ菜(なければレタスなど)2枚
・ごま油 大さじ1杯ぐらい、海苔にぬる用 適量
・塩 適量
巻き簾代わりのクッキングシート、またはラップかキッチンペーパー
まずは牛肉を縦長に切って、焼肉のたれをからめて焼いていきます。たれをからめると焦げやすいので火加減にはご注意ください。少し味が濃い方がしっかりと焼肉の味が感じられておいしいですよ。
ご飯を用意します。筆者は前日の残りのご飯を使用しました。冷たすぎるとご飯が固まって混ぜにくいので、少しだけ温めています。ここに、ごま油を大さじ1杯と塩を加えて混ぜていきます。塩分が気になる方は塩はなしでも大丈夫です。
敷いてのせて巻くだけの3ステップ
キンパをクッキングシートで巻いていきます。シートがくるくる丸まってしまう場合は、習字の文鎮のようにクッキングシートの箱を置くと巻きやすいですよ。シートの上に焼き海苔を置いたら、上と下を少しあけてご飯を薄く敷きます。
クッキングシートがない場合はラップを使用してもOK。キッチンペーパーでも巻けますが、そのままにしておくと水分を吸ってしまうので、完成後は外してくださいね。
具材を手前に並べていきます。他にも焼肉には、玉子焼きやごま油で炒めた人参、たくあんなども合いますよ。マヨネーズを足してもおいしいです。
ギュッと巻いたらまもなく完成!
いよいよ巻いていきます。クッキングシートごと手前から少しきつめに巻きます。しっかりと巻くことで、ご飯と具材がまとまります。慣れるととっても簡単!
巻き終わったら、そのままクッキングシートの端をねじり、長いキャンディのようにしてそのまま5分ほどキンパを寝かせます。
お弁当や恵方巻きにもキンパはおすすめ
海苔にごま油を薄くぬってから、食べやすい大きさに切り分けます。切る際は包丁を少しぬらすと切りやすいですよ。
キンパの作り方を覚えておくとステイホーム後も役立ちます。お弁当に入れると華やかになりますし、切らなければ恵方巻きの替わりにもなります。
キンパに辛ラーメン、冷蔵庫にあったものをテーブルに並べてみました。キンパがあるだけで、不思議とそれなりの食事に見えますよね!?より韓国らしくするために、ラーメンは鍋のままテーブルに置き、おかずを小鉢や小皿にのせ、お箸を100円ショップで売っていたステンレス製のものにしました。
いつもの食卓を韓国風にアレンジ
韓国料理は辛いイメージが強いですが、キンパなら辛いものが苦手な方や子どもも食べやすいです。これからの季節は冷麺に合わせてもいいかもしれませんね。いつもの食卓をキンパで韓国風にアレンジして、プチ韓国旅行気分を楽しんでみてくださいね!
【LINEトラベルjp・ナビゲーター】
松本 沙織