「須磨の天神さま」として親しまれる「綱敷天満宮」。こぢんまりとした境内には運気が上がるようなパワースポットがたくさんあり、月替わりのご朱印でも有名です。これらのご朱印をはじめ、ご利益いっぱいの縁起物をゲットしませんか。
「須磨の天神さま」として親しまれるお宮
綱敷天満宮は、学問の神様、天満大神菅原道真公を祀り、地元では、学業成就にご利益がある「須磨の天神さま」と呼ばれて親しまれています。
ご祭神の菅原道真公が、無実の罪により京の都から九州の太宰府へ流される際、須磨の浦に立ち寄り、漁師の作った大綱の円座(敷物)で休憩されました。979年、当時の像を模しお祀りしたのが始まりです。
明治時代には「北海道」の名付け親である松浦武四郎によって、一万社の天満宮のなかで、特別な二十五霊社の一つに選ばれました。
「波乗り祈願像」は、サーフボードを持った菅原道真公の像で、時勢の波に乗り、夢が叶うことを祈願します。
綱敷天満宮の近くには、古くから風光明媚な景勝地として親しまれている須磨の浦があります。夏になると須磨海岸には、多くの若者や家族が訪れ賑わいます。
この像は、時代の荒波に乗り、一人でも多くの人が幸せになることを願い、須磨の海でサーフボードを抱える幼少時代の道真公をモチーフに制作、建立しました。
この幼少時代の道真公は、お宮の記念品にもかわいいイラストで描かれています。
境内も縁起物いろいろでご利益いっぱい
どんな願いも叶うという「なすの腰かけ」です。実際にこの上に座ることができます。なすの花は一つの無駄もなく実を結び、また「なす」が「成す(成就)」に通じることから、努力は報われ願いが叶えられるという縁起を含みます。
こちらは社号にゆかりの「綱敷の円座」です。
道真公にお休みいただくために、須磨の里人が漁で使う大綱を使って作ったという円座を模した縁起物です。綱敷の社号には、道真公を慕い敬う里人の真心が表れています。
「思うつぼ」です。境内にある「成・座・波・愛・学」の5つの思うつぼに「願い玉」を入れてお祈りすると、思いのままに成就します。願い事を念じながら、願い玉を「思うつぼ」に入れます。グルグル回ってから願い玉がつぼの下から出てきます。
なすの腰かけの前にある思うつぼは、「成=大願成就」で目標を達成することができるというご利益があり、綱敷の円座の前にある思うつぼは、「座=精神統一」で、道真公のご加護をいただき、心身を清めることができます。そのほか3か所にもそれぞれご利益があります。5か所すべて回っても、願いの強い1か所だけ回っても大丈夫。願をかけたねがい玉は、小さな巾着に入れて御守にすることもできます。
月替わりのご朱印がステキ
こちらで特記すべきは「月替わりのご朱印」。季節の風物や行事などの絵柄をご朱印にしています。2018年のお正月から授与しているので、すでに約30種類にものぼります。天満宮の梅の神紋と社印の下に、「夢咲く」の桜、「ひょうたんから駒」のひょうたん、「希望高く」のこいのぼりなど、心和む言葉がステキな絵柄に添えられているのが特徴。これをオリジナルの記念品付きで授与しているので、毎月のように来る参拝客も多いそうです。
月替わりのご朱印に添えられる記念品の一例です。記念品の指定はできませんが、「喜んでもらえるように」と考えられた、少年時代の道真公のイラストもかわいいオリジナル品です。この記念品もご朱印とともに人気です。
オリジナルのご朱印帳もありますよ。神社ゆかりのサーフボードとなすのイラスト入りで3色そろっています(ご朱印付き・各1700円)。
多彩な御守にも注目
綱敷天満宮には、80種類以上もの多彩な御守があります。天神さまらしく、合格御守はもちろん、学業成就の御守は、国語、算数など科目ごとに用意されているのもユニークです。
こちらの神社ならではの御守を紹介しましょう。
「なす守り」(700円)は、なすの花は一つの無駄もなく実を結び、また「成す」と語呂が同じところから、努力はむくわれ願いは叶えられるというご利益があります。
波乗り祈願御守り(800円)です。
サーフボードを模った御守。時勢の波に乗ることでさまざまな夢が叶うよう、一つひとつ心を込めて作られたオリジナルの御守です。カラーバリエーションも豊富で全8色あります。
波乗りシリーズは、他にストラップや絵馬などもあります。
完走祈願御守です(各700円)。昨今のマラソンブームで、完走を祈願するアスリートからも人気です。
その他、赤いひょうたんの御守「トイレの神様」(800円)もユニークです。ひょうたんは厄除、赤は生命力を増すといわれており、トイレに置いてご利益を受けることができます。
運気が上がりそうな郵送限定の見開きご朱印
行きたくても行けない方のために郵送限定の見開きご朱印があります。2020年5月現在で5種類の見開きご朱印があり、評判なんです。一つひとつ、スタッフの手描きで丁寧に描かれたご朱印です。
一番依頼が多い種類の一つ、「須磨の天神さま」です。真ん中に道真公に神様のお使いとされる牛が寄り添い、道真公のお使いとされる鷽(うそ)の鳥が波乗りのサーフボードやなす、梅の花と一緒に描かれています。
こちらも「須磨の天神さま」と同じくらい依頼が多い「晴龍〜晴へと導く〜」です。青龍が太陽に向かって登っていく姿は、実に勇ましく希望と勇気をもらえそうです。
こちらは新作の「アマビエ(疫病退散)〜きっとよくなる〜」です。道真公の横になすに乗ったアマビエが寄り添っています。
その他にも、なすと波乗りボード、鷽の鳥が描かれた「人生の波に乗る〜すべてが実を結ぶ〜」 、力強い青龍が描かれた「晶龍〜明るい未来を描ける」と、運気が上がる全5種類があります。
これら郵送限定見開きご朱印は、初穂料1,000円+発送手数料 200円(1回の発送につき)で、手に入れることができます。
綱敷天満宮の基本情報
住所:兵庫県神戸市須磨区天神町2-1-11
電話番号:078-734-0040
アクセス:JR・山陽須磨駅より徒歩8〜9分
2020年5月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
■関連MEMO
綱敷天満宮(外部リンク)
https://www.tsunashikitenmangu.or.jp/
【LINEトラベルjp・ナビゲーター】
磯本 歌見
