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加熱式たばこ市場で確変は起こる? 鍵は「メンソール」、JTが新型モデルで巻き返し図る
加熱式たばこは7割がメンソールユーザー、全方位で強化に乗り出す
この結果を見てもわかるとおり、『プルーム・エックス・アドバンスド』はメンソールに特化したモデルだと言える。そうなったのにも、もちろん理由がある。
実は、加熱式たばこ市場ではメンソールを吸うユーザーが7割と言われており、この3年でも高温加熱式カテゴリに占める強メンソール商品の構成比は17%も増大。JTでもその需要に応えるべく、デバイスとたばこスティック両面の強化に乗り出した。今年3月にはたばこスティック『メビウス』をリニューアルするとともに570円から500円に値下げし、売上は3倍に伸長。さらに11月21日には、これまでで最強のメンソールたばこスティック『メビウス・ブラック・コールド・メンソール』も、値段据え置きで発売する。
「『プルーム・エックス・アドバンスド』で吸ってこそ、メビウスのパフォーマンスが引き出されると言えます。3月のメビウスのリニューアルも、それを見据えたものでした」と語るのは、JT商品企画部ブランドマネージャーの井上開斗氏。
つまり、デバイス『プルーム・エックス・アドバンスド』で『メビウス・ブラック・コールド・メンソール』のたばこスティックを吸うと、これ以上ないほどのメンソール感を味わえるということ。現時点でのメンソールの最終型が、この組み合わせによって引き出されるのだ。
『プルーム・エックス・アドバンスド』はすでに一部で先行販売もされ、ブラックは5万台が完売したそうだ。そして『メビウス・ブラック・コールド・メンソール』は、「いつどこで買われても同じ味を担保できるように」(工場長・志賀哲也氏)と厳密な品質管理をなされた関西工場から、全国のユーザーの元へと届けられる。21日に一般発売される両者が、加熱式たばこ市場に確変を起こすことになるか、注目したい。