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車のタイヤがパンクしたらどうする？ プロが教える対処法と原因【専門家監修】
パンクしたときの対処法
１．ハザードランプを点灯させて周囲に注意を促す。
２．安全な場所（路肩やサービスエリアなど）に車を停める。
３．車から降りる際は、道路と反対側のドアから出て安全確保する。
４．停止表示板・発煙筒を設置する。
５．パンクしたタイヤを確認する。
原因がパンクだと分かったら、以下の3つの方法のいずれかを選んで対応する。
【スペアタイヤと交換する】
スペアタイヤと交換する場合は、ジャッキやレンチなどの工具が必要となる。車内に必要な工具をそろえておくこと。またスペアタイヤは一時的なものなので、速度や走行距離に制限があるため、できるだけ早く新しいタイヤに交換しよう。また、高速道路上でのタイヤ交換作業は非常に危険なため、自身で作業はせずロードサービスを利用しよう。
【タイヤ修理剤を使用する】
タイヤ修理剤は、パンクした穴に専用の液体を注入し、空気を充填することで応急的に走行可能にすることができる。しかし、これも一時的なもので、速度や走行距離に制限がある。また、タイヤ修理剤はタイヤ内部に残留するため、後からパンク修理をすることができなくなる場合もある。タイヤ修理剤を使用したら必ず新しいタイヤに交換しよう。
【ロードサービスに依頼する】
自動車保険やJAFなどのサービスを利用してパンクした場所まで来てもらう。ロードサービスのスタッフがスペアタイヤと交換するか、最寄りのタイヤ販売店等までレッカー移動するなどのサービスを受けられる。一方で、料金がかかる可能性もあるほか、混んでいると時間がかかる場合があり、即対応できないケースも。
車のタイヤがパンクする原因は大きく分けて3つ
【異物が刺さった】
走行中、路面に落ちている釘やガラス片などをタイヤで踏んでしまうことで起こる。タイヤに穴が開いて空気が漏れるため、走行中にパンクに気付くケースもあるが、最近のタイヤはパンクしていても空気が抜けにくくなっているため、すぐには分からない場合もある。定期的にタイヤの状態をチェックすることが重要。
【空気圧が不足】
タイヤの空気圧が適正値よりも低くなることで起こる。空気圧が低いとタイヤの屈曲が増えて摩耗や発熱が激しくなり、高速走行中にタイヤの側面が波打つように変形する「スタンディングウェーブ現象」が起こりやすくなる。これらの現象によって、タイヤの内部構造が破壊され、バーストやパンクを引き起こす要因になりえる。空気圧は月に1度は点検するのがベスト。
【タイヤが劣化】
ゴムの経年劣化や縁石への衝突などでタイヤの表面や内部にひび割れや傷ができることで起こる。タイヤの強度が低下してバーストやパンクのリスクが高まる。ゴムは走行距離で摩耗するのに加え、使っていなくても経年劣化するので、定期的に状態を点検することが重要。
【監修者からのコメント】
秋の行楽シーズン・年末年始のロングドライブに向けて、タイヤの点検は重要です。ロングドライブが増える時期には、タイヤのトラブルが多く発生する傾向にあります。原因として運行前のタイヤ点検を行わずに出発し、パンクやバーストをしてしまうケースが見受けられます。空気圧不足・ひび割れなどの損傷・スリップサインを超えた摩耗や偏摩耗など、パンク・バーストを引き起こす原因を放置したままの走行は危険です。1ヵ月に1回はタイヤ点検を行い、特に遠出の前には必ずタイヤの安全を確認しましょう。
【監修者プロフィール】
カーライフ総合情報サイトMOBILA（モビラ）／オートバックスセブンが運営する「もっとクルマで出かけよう」をテーマにしたカーライフ総合情報サイト。車やカー用品情報だけでなく、ドライブや旅行、アウトドア情報に加え、お出かけ先で役立つ渋滞情報やガソリンスタンド表示ができるMAPサービス、マイカーのメンテナンス管理機能など、カーライフにまつわる情報・機能が満載。「クルマに乗るすべての人に安心とワクワク」を届ける。
■カーライフ総合情報サイトMOBILA：https://mobila-carlife.jp/（外部サイト）
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