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受験生モデラ―渾身の“闇落ち”作品「ガンプラを始めた理由は失恋でした」…仮面ライダーがヒントに

3500件のいいねに「テンション上がりすぎて体調を崩しました(笑)」

――SNSで注目を集めた『ガンダムブジンソード』のお話に行く前に、ご自身がガンプラを始めるきっかけを教えてください。
おぼれる魚くんプラモデルを始めた理由は、失恋なんですよね。彼女に振られて「なにか新しい物を始めよう!!」と考えたときに、前から興味があったプラモデルの世界に入りました。

――失った恋を引きずるのではなく、新しい方向に一歩を踏み出したわけですね。
おぼれる魚くんそうですね。プラモデル自体は2020年1月くらいに始め、ガンプラを改造し始めたのは2021年3月くらいから。これまでの作品総数は大体50〜60機ほどですね。

――2年半でその作品数は結構のめり込みましたね。それだけに、本作がSNSで3500件ものいいねを集め、賞賛の声が数多く寄せられたことは、どのように受け止めていますか?
おぼれる魚くん反響がありすぎて、テンションが上がりに上がりすぎて、体調を崩してしまいました(笑)。特に「子どもに見せたら『すごい!! 僕も買って欲しい!! どこに売ってるの?』と息子に言われ困っています」という親御さんから頂いたコメントはとてもうれしくて、「もうこの子にあげちゃいたい!!」と思いました。

――子どもの心に響くのはうれしいですね。本作は『水星の魔女』に登場する「シュバルゼッテ」をベースに、黒×緑のカラーリングと刀が非常に印象的なモビルスーツです。どのようなところからアイデアを着想し、制作に至ったのでしょうか?
おぼれる魚くんガンプラも好きなのですが、実はそれと同じくらい仮面ライダーが大好きなんです。「シュバルゼッテ」発売当時、同じく放送中だった『仮面ライダーギーツ』に登場する「仮面ライダータイクーンブジンソード」というとてもかっこいいライダーがいて、「これをガンプラにしてみよう!!」という感じで制作を始めました。

受験が終わったら戻ってきたい「ガンプラの魅力を伝えるYouTuberになりたい」

――本機は誕生の背景にはどのような物語があると思いますか? 制作の際、イメージされたストーリーを具体的にお教えください。
おぼれる魚くん仮面ライダータイクーンブジンソードは、変身者の櫻井景和が姉を失い、闇落ちして誕生した姿。ラウダも兄へのコンプレックスや不満で闇落ちしてシュバルゼッテに乗ったので、“闇落ち”を共通点にして、仮面ライダーギーツ本編をガンダム風に置き換えました。

――“闇落ちしたヒロイズム”が共通点とは、発想が豊かですね。上記に関連して、本機の特徴はどんなところでしょうか? またどんな活躍を見せてくれるのでしょうか?
おぼれる魚くんガンダムブジンソードの特徴は、武器の武刃をより効率よく、正確に扱うためだけの機体だと考えています。なので、サムライのようにきれいな剣技で敵を切り伏せていく姿を見せてくれると思います。このガンダムブジンソードは、最後は(闇から)救済されて、仲間とともにラスボスを倒して、役目を終えると思います。そしてまた世界の危機が訪れたときに戦ってくれると思います。

――本作を作る際に1番こだわった点、苦労した点はどんなところですか?
おぼれる魚くんこだわったのも、苦労したのも背中のマントですね。ネットでフィギュアの可動マントの作り方を調べ、「これってガンプラに使えるんじゃないか?」と思い、作ってみるとすごくマッチして、そこから一気に作業が進みました。素材の梨地シートがなかなか手に入らず、1週間ほどかけてやっと届いた時は本当にうれしかったです。

――カラーリングについては、どのようなイメージで制作されたのですか?
おぼれる魚くんタイクーンブジンソードのイメージを崩さずに、ガンプラに落とし込むことを意識しました。のちにタイクーンブジンソードを知っている人からのコメントで、再現度が高さなどをほめられてとてもうれしかったですね。

――本作に限らず、ガンプラを制作するうえで常に心掛けていること、ご自身の信条をお教えください。
おぼれる魚くん「とりあえず完成させること」を信条にしています。たとえ完成度が低くても、諦めずに「この作品を仕上げて次の作品に活かそう!!」と考えて作っています。

――先日の投稿で、大学受験のためしばらくガンプラを控えると表明されました。受験終了後にはまた戻ってきたいとお考えですか?
おぼれる魚くんもちろん、戻ってきたいと思っています。自分はガンプラなどを扱うYouTuberになりたいです。それを本業に稼ごうとまでは思いませんが、ガンプラの魅力を伝える活動をしてみたいです。そして、死ぬまでガンプラの作品を作り続けたいです。

――半年後、大学生モデラー兼YouTuberとしてガンプラ界に戻ってきてくれることを期待しています。それにしても、彼女は失いましたが、ガンプラというかけがえのないものに出会いましたね。失恋から始まった“ガンプラ道”はいかがですか?
おぼれる魚くんまだまだ長い道の途中なので大きなことは言えませんが、これからも長く楽しんでいこうと思います。おぼれる魚くんという人間の一部として。

――それでは最後に、おぼれる魚くんさんにとって「ガンプラ」とは?
おぼれる魚くん自分はガンプラに命を懸けることができます。それくらい自分にとってガンプラは大切なものです。

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