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片岡愛之助、「夢をかなえる」秘けつとは? 憧れの映画『キングダム』に出演
「馮忌という名前を聞いただけで、“あぁ、あの馮忌ね”とすぐにわかってくれた人は、私の周りではおりませんでした(笑)。原作漫画で馮忌が登場するのはわりと序盤ですからね。原作と比べて、映画ではびっくりするぐらい馮忌がフィーチャーされています。僕もびっくりしたくらいです(笑)」
本作で描かれるのは、【復讐に燃える趙】と【侵略を迎撃する秦】が因縁の地で激突する「馬陽(ばよう)の戦い」。信(山崎)は、憧れの大将軍・王騎(大沢たかお)から、自身が率いる隊に「飛信隊(ひしんたい)」の名を授かり戦地へと向かう。そこで信と王騎を待ち受けていたのは、幾重にも張り巡らされた趙の最強将軍たちによる策略。信の前に立ちはだかる趙将の一人が馮忌だ。巧みな軍略と優れた知略から中華全土で「頭脳の馮忌」という異名が付けられている。
原作漫画の愛読者でもあった愛之助は、「実写映画化が決まった時から、いつかこの作品に参加できたらと夢見ておりました。映画1作目を拝見し、そのスケールの大きさと作り手の熱量に、世の中の盛り上がりに興奮し、絶対に『キングダム』の世界に入りたいと思いを強くしました。その夢がかないました」と口元をほころばせる。
「我々、趙軍が強く立ちはだかることが、信や王騎をより一層輝かせると信じて演じ切りました。撮影は、とても楽しかったです。馬に乗って微動だにしない、というのも慣れてないと大変らしいのですが、歌舞伎ではどんな動作でもクッと重心を落とすということが自然に入っていますし、体幹も鍛えているので、馬に乗っている姿勢はよく褒めていただきますね。だからか撮影もスイスイっと終わってしまって、こんなに早く撮り終わって大丈夫?と、余計な心配をしていたくらいでした」
「それぞれのキャラクターの個性が立っているので、自分自身や周囲の人と重ね合わせられて、感情移入できるところが魅力ですよね。『キングダム』をビジネス漫画として読まれる起業家の方も増えているそうなので、まさに、子どもから大人まで、いろいろな年代の方が観て楽しめる作品になっていると思います。
原作も、これまでに公開された実写映画の1作目、2作目もご覧になっていないという方も、『運命の炎』は楽しめると思うんですよね。まず、映画を観て。すると、原作漫画を読みたくなる。1作目、2作目もさかのぼりたくなる。1作目、2作目を観たら、もう一度、『運命の炎』が観たくなる。ゼロからでもすぐにハマれる作品になっていると思います。楽しくて、泣けて、感動して、勇気をもらえる作品です」
「すべてはご縁なのかな、と思っています。ガツガツしたところで、できないものはできないですし、だまっていても来るものは来るのではないか、と。お仕事に限らず、人間関係も、人生もそうですね。自分にできることは、ご縁が巡ってきた時に全力を出し切れるかどうか、ということだけ。それが次のご縁につながる。それに、僕はすごく運がいい。運の良さだけで生きているようにも思います」
「神社巡り」も好きだそうで、ことあるごとに、特に何もない時でも、地元の神社をお参りしたり、仕事で訪れた土地の神社にあいさつに行ったりするそう。「お願いごとをしに行きがちですが、お礼参りも大事なんです」と愛之助。そんな日々を大切に生きる姿勢が、運を磨き、縁を紡ぐ秘けつなのかもしれない。
ヘア:山崎潤子
メイク:青木満寿子
スタイリスト:九(Yolken)
メイク:青木満寿子
スタイリスト:九(Yolken)
吉沢 亮 橋本環奈 清野菜名
満島真之介 岡山天音 三浦貴大
杏 山田裕貴
高嶋政宏 要 潤 加藤雅也 高橋光臣 平山祐介
片岡愛之助 山本耕史 長澤まさみ
玉木 宏 佐藤浩市
大沢たかお
※山崎賢人の「崎」は「たつさき」
※高嶋政宏の「高」は「はしごだか」
監督:佐藤信介
脚本:黒岩 勉 原泰久
原作:「キングダム」原泰久(集英社「週刊ヤングジャンプ」連載)
(C)原泰久/集英社 (C)2023映画「キングダム」製作委員会
公開日 :2023年7月28日
公式サイト :https://kingdom-the-movie.jp/