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【美ボディ大会】幼い身体つきがコンプレックスだった女子大生がボディメイクでメリハリボディに「整形してでも自分を変えたいぐらい…」
幼い身体つきがコンプレックスだった…「いまは年齢は関係ないと思えるように」
上原沙弓理さん しっかりと準備して手応えもあったので、グランプリを獲れなかったのは悔しかったです。でも、日本大会に向けて課題が明確になったのは、よかったです。ポジティブに受け止めて、自信を失くさず前を向いてがんばりました。
――課題とは?
上原沙弓理さん まだ20歳なので、女性らしい身体つきの部分では、他の出場者よりも幼く劣っているように感じていて。それをカバーするステージ上での見せ方をずっと練習してきました。でも、見せ方ばかりに偏り過ぎて、肝心な身体が満足のいく仕上がりになっていませんでした。
――具体的には、何が足りていなかったのでしょうか?
上原沙弓理さん 他の出場者は、線が細くしっかりと絞り切っていて、私が一番太かった。でも、見せ方は満足のいくレベルまで向上できたので、あとは身体だけだと思ったら、ポジティブに決勝大会に向けて準備ができました。
――スタイル改善にはどう取り組んできましたか?
上原沙弓理さん 上半身は痩せやすいのですが、下半身が細くなりにくい体質なんです。通常通り全身の筋力アップトレーニングをしながら、ウォーキングを増やして有酸素運動を重点的に行いました。予選大会より体脂肪率は増えているのですが、見た目は筋肉質すぎず、スッキリとしたラインに絞れたと思います。
――自信を持てるようになりましたか?
上原沙弓理さん 今回の大会では最年少なのですが、それで気後れしてしまうところがありました。女性らしいメリハリのあるボディの出場者が多くいるなか、自分は劣っていると臆病になっていました。大人の魅力がある身体つきの方を目の前にして幼いというか…。でも、20年生きてきたなかで、私なりにがんばってきたことや培ってきたこともある。決して劣っているわけではないんだと、年齢は関係ないんだと思えるようになったら、自分のポテンシャルを信じられるようになりました。
顔や身体が満足できない状態が嫌「自分しか見てないから他人からの承認欲求はない」顔や身体が満足できない状態が嫌「自分しか見てないから他人からの承認欲求はない」
上原沙弓理さん メンタルがとても強くなりました。自分を信じているから、ちょっとしたことで動じなくなりました。若くても自分がこれまでにやってきたことがしっかりとあるから、そんな私を見てもらいたいと思えるようになりました。
――大学の友人にはコンテスト出場を話していますか?
上原沙弓理さん 出場することは伝えていますが、リアクションが薄くて(笑)。あまり干渉せず、がんばっている姿を応援してくれています。準グランプリを獲得した時も過剰に反応しないで、いつもと変わらず応援してくれたので、友人の温かい気持ちを日々感じています。
――がんばっていることを認められたり、褒められたりしたい欲求はありませんか?
上原沙弓理さん Instagramで発信をしていますが、承認欲求はないです。自分の生活が楽しく満足ができていれば、それでいい。ボディメイクを始めた理由も自分がキレイになりたかったからなので。
――「キレイになりたい」と「認められたい」や「モテたい」は、つながっていきませんか?
上原沙弓理さん 私は他人からこう見られたいといったような思いがあまりなくて…。悪い意味で言うと、自分が大好きで、自分しか見えていないから他人に興味がない。だから、自分が満足していればそれでいいと思っています。逆に、顔や身体が満足できない状態にあるのは、すごく嫌なんです。
――いまは満足できていますか?
上原沙弓理さん もっとボディメイクに力を入れて、もっと変われると思っています。それこそ追求したら止まらなくなってしまう(笑)。整形したことはないのですが、気持ちの面では整形してでも自分を変えたいぐらいです。
――コンテスト挑戦を振り返って思うことはありますか?
上原沙弓理さん 食べることが大好きで、食欲に負けそうになった時がたくさんあって(笑)。コンテストが終わったら翌日からたくさん食べようと思っています。体重調整の仕方もわかってきたので、食事制限で無理をせず、日々の生活の中で上手く管理していけそうです。
――これからもコンテストに挑戦しますか?
上原沙弓理さん 就職活動があるので、コンテストは休むかもしれないです。でも、ボディメイクは自宅でもできるので、美の追求はこれからも変わらず、ずっと続けていきます。
(文/武井保之 写真/片山よしお)