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結木滉星、中学まではサッカーのプロ目指していた 俳優になった理由は「モテたくて(笑)」

 現在、木村拓哉主演の月9ドラマ『風間公親−教場0−』(フジテレビ系)に出演中の結木滉星。小学校から高校時代まではサッカーに打ち込んでいたというが、18歳で俳優デビュー。以来、ドラマ『危険なビーナス』『テッパチ!』『PICU 小児集中治療室』など、様々な作品に出演してきた。昨年デビュー10周年を迎えた彼に、改めて芸能界入りのきっかけ、これまでの俳優としての歩みを聞いた。

「スカウトされに行ってくるわ」宣言し、芸能界入り オーディション落ちの日々に愕然

――昨年デビュー10周年を迎えられましたが、18歳で芸能界入りされたきっかけは何だったのでしょうか。

結木滉星小1の頃からサッカーに打ち込んで、中学まではプロを目指していたのですが、高校の時には段々遊び感覚に近くなっていて。次に興味があることは何かなと探しているときに、昔からドラマっ子だったこともあって、ドラマの向こう側が見てみたいなって興味が湧いたんです。あと、俳優になったらモテるかなと(笑)。

それである日、親に「ちょっとスカウトされに行ってくるわ」と言って渋谷に行ったら、本当にその時初めてスカウトされたんです。すごいタイミングでしたね。「スカウトしてくれ!」っていうオーラが出ていたのかもしれないです(笑)。

――実際に芸能界に入ってみて、どのようなことを感じましたか。

結木滉星本当に一握りの人が活躍できる世界なんだろうなっていうのは感じました。当初は事務所に入ったら、すぐにテレビにいっぱい出てめっちゃモテると思っていたんですが、全然違いましたね(笑)。オーディションを受けても全然受からない。自分が思い描いていた姿とのギャップをすごく感じました。
――それでも、今日まで俳優を続けてこられた原動力は何だったのでしょうか。

結木滉星昔はモテたい気持ちだけだったんですけど、それは変わらずある中で(笑)、舞台に出演させていただくようになるうちに演技が楽しくなって、やるからにはもっと上に行きたいという思いが出てきました。向いてないかもしれないとか、辞めたいっていう気持ちもあったんですけど、負けず嫌いなので、ここでやめるのはダサいなという気持ちで持ち堪えました。あとは、まだ両親に恩返しできていないというのが大きいですかね。

卒業アルバムに書いた夢を実現 木村拓哉との共演は「飛びそうになる初めての感覚」

――2018年にスーパー戦隊シリーズ『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』の朝加圭一郎/パトレン1号(レッド)として、ドラマ初主演が決まった際はどんなお気持ちでしたか。

結木滉星小さい頃からずっと憧れがあって、小学校の卒業アルバムにも「ヒーローになりたい」と書いていたんです。それが叶ったのはすごい嬉しかったです。昔から子どもが好きなので、子どもたちが憧れて近寄ってくれるのもすごく嬉しいですね。
――今期は木村拓哉さん主演のドラマ『風間公親−教場0−』に出演されていますが、撮影はいかがですか。

結木滉星元々『教場』シリーズを見ていて、こんなに緊張感があるドラマは初めて見たっていうくらい、風間公親の怖さが画面から伝わってきて、撮影現場はどうなっているんだろうと気になっていました。実際現場に入ってみて、ずっと背筋が伸びているような緊張感があります。家に帰ると、どっと疲れますね(笑)。

――木村拓哉さんの演技を間近でご覧になって、いかがでしたか。

結木滉星本当に超一流だと思いました。常に現場のことを一番に考えられていて、プロフェッショナルとはこういうことなんだなと。リハーサルが始まると、さっきお話していた木村さんはどこいったんだろうっていうくらい風間公親なので。僕はあまりセリフ飛んだりしないタイプだったんですけど、木村さんを前にすると飛びそうになる瞬間があって、初めての不思議な感覚ですね。

「自分の色なんていらないと思ってた」コンプレックスが武器に変わった一言が転機に

――本作では捜査一課のエリート刑事・尾山柔役を演じられていますが、役柄に共感できる部分はありますか。

結木滉星尾山は負けず嫌いなところがあると思っていて、そこがすごい似ています。自分なりに頑張ってやってはいるんだけど、周りの人からはそういう風に見られない。僕もそういうタイプで、心の内は熱くて割と色々考えているのに、そう思われないところが共通点かなと思っています。

――谷本進一役を演じる濱田崇裕さん(※濱=異体字)との掛け合いも見どころの一つとなっていますが、濱田さんとの初共演はいかがですか。

結木滉星作品自体が結構トーンが重めの中で、谷本と僕のシーンが逆のアクセントとして、ほっこりするシーンになればと思っていたので、濱田さんや監督と相談しながら、アドリブも交えて臨んでいます。現場では常に僕が金魚の糞のようにくっついていくことを心掛けていて、常にコミュニケーションを取りながら、台本にないこともできるんじゃないかとか、ここは目を合わせる?とかのやり取りをしています。すごい頼り甲斐のある先輩で、仲が良いだけでなく、尊敬し合えるというのは、尾山と谷本の関係性に似ているのかなと思います。
――本作のみならず、これまで様々な役柄を演じられていますが、俳優を続ける中で、ご自身が大事にしていることはありますか。

結木滉星昔は役者って自分の色なんていらないと思っていたんですけど、演出家の鈴木勝秀さんに「声に特徴があるから、武器として生かしていった方がいいよ」って言っていただいたことがあって、そこから変わりました。昔はこの声がコンプレックスだったんですが、僕が演じるからこそプラスできる味なのかなと思えるようになりましたね。

――最後に、今後目指したい俳優像を教えてください。

結木滉星もっと有名になって主演作にも出られるようになって、僕がドラマを昔から見て育ったように、今の子達も僕の芝居を見て役者になりたいと思ってくれたらすごい嬉しいです。やっぱり木村拓哉さんに出会うと、木村さんみたいになりたいと思うんです。芯があって、ブレない男らしさがすごいカッコイイなと憧れますね。

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