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ORICON NEWS
「家は大きさじゃなく間取り次第」元ハウスメーカー勤務20代男性が「29坪平屋」を建てた理由
「住まいはいかに無駄を省いてシンプルにするかが大事」
どこから見てもクラス感と空間の広がりが感じられる金丸家の坪数は全国平均以下の「29坪」だ。
「30坪はないと狭そう…と思われている方も多いと思います。私も最初から30坪以下におさめるつもりはなかったのですが、住まいはいかに無駄を省いてシンプルにするかが大事なので、『しなくていい事』をあげていった結果29坪の平屋になってました(笑)」
・寝室は寝るだけでいいから広くなくていい
・こども部屋は5帖以下でいい
・できるだけ廊下は最小限になる間取りを考える
・トイレやお風呂は最小限でいい
・土間収納はウォークスルーじゃなくていい
・玄関も広くなくていい
・収納は最低限でいい
・脱衣所も最低限でいい
「横よりも縦の空間を意識することで開放的に見えるようにしています」
「29坪平屋」は動線が短くて暮らしやすく、家族がどこにいても気配が感じられる、(2階がないので)足音が気にならない、掃除がしやすいなどの魅力があるという。2階建てにくらべ、建築費・外構費・固定資産税などが高いという短所もあったが、結果的に「夫婦ともども快適に過ごせている」と金丸さん。
「家は建てることがゴールではなく、住んでから暮らしを愉しむことが大切」
マイホーム購入と同時にInstagramを開設した金丸さん。ハイセンスな自宅を公開するとともに、家づくりの秘訣や元HM勤務ならではの業界秘話を発信し注目を集め、現在は独立。SNSを通じてマイホーム計画のサポートを行っている。
「今は、これから家を建てる方に向け、全国のHMや工務店の担当者を紹介しています。紹介後は、間取り添削や見積添削等を無償で行うなど、家が建つまで第三者目線で家づくりのサポートもしています。家づくりの中で“不安”になることを少しでも和らげられたら嬉しいですね」
「まずはアパートに住んだ方が良いんじゃないか、20代で家を建てるのは早すぎる、もう少し貯金がある時に建てた方が良いなど、色々言われる事もありましたが、結果的に今は“早めに建てて良かった”と思ってます。いずれ建てるなら早く建てて長く住みたいですし、家は建てたい時が建て時です(笑)」
全国のフォロワーから多くのマイホーム相談が寄せられる今、伝えたいのは“家づくりの本質”と話す。
「家は建てることがゴールではなく、住んでから暮らしを愉しむことが大切だと思っています。どれだけ大きい家、豪華な内装、最新設備を入れたとしても、一緒に住む家族と暮らしを愉しめないと意味がないと思います。家づくりは建てて終わりではないと思っているので、Instagramではいかに暮らしを愉しめるかという面でも発信をしています。今後は、家づくりをサポートさせていただいたオーナー様のルームツアーを定期的に行ったりして、今この時代に建てて良かったと、一人でも多くの方に感じて頂きたいと思っています」
【金丸家DATA】
佐賀県/共働き夫婦/29坪
・LDK26帖(リビング12帖、キッチン14帖)
・寝室6.4帖
・子ども部屋(2部屋)4.5帖ずつ
・リビクロ1.5帖
・洗面所1.4帖
・脱衣所2.1帖
・トイレ1.1帖
▼Instagram
@kanamaru_house
佐賀県/共働き夫婦/29坪
・LDK26帖(リビング12帖、キッチン14帖)
・寝室6.4帖
・子ども部屋(2部屋)4.5帖ずつ
・リビクロ1.5帖
・洗面所1.4帖
・脱衣所2.1帖
・トイレ1.1帖
@kanamaru_house