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ORICON NEWS
2021年 ブレイク俳優ランキング
ドラケン、慶喜、志村けん…役者としてのふり幅の広さを全世代が支持
その証拠に、映画『東京リベンジャーズ』のドラケンこと龍宮寺堅、『燃えよ剣』の一橋慶喜などの実写化など、多彩な役柄を見事に演じ分ける熱演ぶりに、絶賛の声が寄せられた。2016年のオリコンからの取材に「僕はずっと“カメレオン俳優”と呼ばれたくてこれまで俳優をやってきた。ジャンル問わず、どこにでも顔を出す俳優になりたい」と語っていた山田。それが今年見事に実現して、満を持しての1位獲得となった。
キャリアを重ねての1位獲得に、ユーザーコメントでは「今年1年でもいろんな役を演じていて、それぞれに印象的で驚いた」(千葉県/40代・女性)、「ずっとすごい役者さんという印象ですが、今年の出演作品は特にインパクトがあって記憶に残っている。実写映画のキャラクター再現は難しいと思うけどぴったり、いやそれ以上の評価だったように思います」(熊本県/30代・女性)と、演じる役柄の幅に驚きと称賛の声が寄せられた。
世代別でも10代と50代で1位を獲得。「いろんなところで見かけた気がするから」(福岡県/10代・女性)、「シリアスでも、三枚目でも演技幅が広いと思います」(東京都/50代・男性)と、出演作の多さから世代を超えた人気を実証した。27日には、スペシャルドラマ『志村けんとドリフの大爆笑物語』(フジテレビ系)が放送。山田がどんな志村けんさんを演じるのか、楽しみだ。
ドラマ、映画、舞台、バラエティなどメディア多数出演で認知を拡大
一方、映画『すばらしき世界』では、役所広司演じる元殺人犯を追う若手テレビマン役、『ONODA 一万夜を越えて』では津田寛治演じる小野田寛郎・旧陸軍少尉に戦争が終わったことを伝える旅人役など、シリアスな役柄にも挑み新たな一面を見せた。
木村拓哉と共演したマクドナルドをはじめ、漫画アプリ「ピッコマ」、アサヒビール『アサヒ ザ・リッチ』、任天堂『メトロイド ドレッド』など、認知拡大とともにCMへの起用も増加。ほかにも2つの舞台、アーティストのMVにも出演と、テレビにとどまらない活動を見せている。
コメントでも露出の多さを上げる人が多かく「今年は1月から連ドラ出演が尽きなくて、体調面の心配もしつつとても嬉しかった。番宣でバラエティにたくさん出ていて、持ち前の明るさで結果を残しててすごいなと思った」(奈良県/10代・女性)、「ドラマでも存在感がスゴいと思います。またCMで見かける機会が増えました。すごく自然体な感じなので好きです」(福岡県/30代・女性)との声が多数寄せられた。
『最愛』での演技でランクアップ 俳優以外の活動も増えさらなる飛躍に期待
そのほかにも今年は『知ってるワイフ』(フジテレビ系)、『向こうの果て』(WOWOW)、映画『燃えよ剣』に出演。出演作が続き、役者としての認知度を着実に上げている。
さらに、彼の人気を拡大させているのが『ぐるぐるナインティナイン』(日本テレビ系)内の人気企画「グルメチキンレースゴチになります!22」のレギュラー。NEWS・増田貴久とのやりとりなども含め、バラエティでしか見られない人柄に注目が集まり、年末のクビ決定か否かも気になるところだ。
ユーザーコメントでは「『最愛』は、出世作になると思う。清潔感もあるし、これからひっぱりだこになると思う」(東京都/40代・女性)、「今期の『最愛』で主要人物として出演していること、ゴチになりますにも出ていることから飛躍していると感じました」(大阪府/30代・女性)と『最愛』での演技を評価する声があがった。
また今年は、8月に1stシングル「つよがり」をリリースし“アーティスト”としての顔も見せた。「草食っぽい雰囲気でありながらセクシー」(静岡県/30代・女性)と女性からの支持も多く、来年以降の活躍でさらにファンを増やしていきそうだ。
ジャニーズ俳優が多数ランクイン 朝ドラ&月9での演技も好評
永瀬は、連続テレビ小説『おかえりモネ』(NHK総合)出演がランクアップの要因に。その話題性もあり、2022年1月には同局で『わげもん〜長崎通訳異聞〜』の主演を務めることも発表されている。
朝ドラだけではなく、映画でも主演作が続いており、来年さらに俳優としての活動に注目が集まる。コメントでも「朝ドラの印象はすざましいほどのインパクトあった。とにかく、スゴイいい芝居だった。こんなスゴイ俳優さんがいたんだと思っていたら、アイドルだという。びっくりした」(大阪府/50代・男性)との声もあった。
10位にランクインした岸は、月9ドラマ『ナイト・ドクター』(フジテレビ系)に出演。ここでの演技が視聴者の印象に残り、「第25回 日刊スポーツ・ドラマグランプリ」2021年度 夏ドラマの選考では「助演男優賞」を受賞した。
「演技はなかなか上手く、テレビで単独で見る機会が増えました」(北海道/40代・男性)と男性からのコメントも多く、来年1月9日にはドラマ『必殺仕事人』(テレビ朝日系)にて、明神亥ノ吉役も務める。『ザ!鉄腕!DASH!!』(日本テレビ系)の「DASH島」や『VS魂』(フジテレビ系)など、これまではバラエティの印象が強かったが、今年は俳優としての才能も開花させるきっかけになった。
また、SixTONESの【松村北斗】は8位に。松村は上半期の際に世代別TOP5で10代の3位に登場していたが、総合ランキングでは今回が初のランクインとなった。
現在は、NHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』に出演中のほか、森七菜とダブル主演した映画『ライアー×ライアー』、劇場版『きのう何食べた?』へも出演し、多彩な役どころを演じた。
特に、朝ドラは幅広い年代の視聴者がいるため、ここでの役者としての評価は今後の活動にも大きな影響を与える。松村へのコメントの中で「ドラマに映画に役によって印象が変わり、ジャニーズらしさを消すのが上手い」(愛知県/20代・女性)というものもあり、TOP10入りした3名を見るとアイドルと役者との“二刀流”がうまく評価され、ブレイク俳優にランクインしたといえる。
これまでネクストブレイクとしてTOP10入りしていた俳優と、毎年着実に順位を上げてきた俳優、急浮上した俳優と、これまでよりも動きのある結果となった同ランキング。コロナ禍から復調の兆しを見せ、エンタメ作品も徐々に増えてきており、演者の新陳代謝もしっかり行なわれている。それと同時に、女優以上に俳優は、朝ドラや月9のような注目作への出演がブレイク(認知度アップ)への大きなきっかけになることが、改めて感じられた。
【調査概要】
調査時期:2021年11月11日(木)〜11月22日(月)
調査対象:計1000名(自社アンケートパネル【オリコン・モニターリサーチ】会員10代、20代、30代、40代、50代の男女※各年代均等割付)
調査方法:インターネット調査
調査機関:オリコン・モニターリサーチ
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調査時期:2021年11月11日(木)〜11月22日(月)
調査対象:計1000名(自社アンケートパネル【オリコン・モニターリサーチ】会員10代、20代、30代、40代、50代の男女※各年代均等割付)
調査方法:インターネット調査
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