(更新:)
ORICON NEWS
“新宿東口の猫”がシンボルとして定着、見据えるコロナ後「新宿の“町おこし”に猫が一役買えたら」
1周年記念映像(2022年8月追加)
『#ネコにルンバを』が好評、「旬のネタで終わらないよう」年末も新作続々
放送当初は猫のオリジナルコンテンツとして、『おはよう篇』『おやすみ篇』『おしゃべり篇』の3種類の映像が流れていたが、この秋には『無重力篇』を公開。「当初から準備はしていたのですが、緊急事態宣言が明けるのを待ち、10月1日から放映開始しました」。もとはランダムに放映していた猫映像だが、「カメラを構えた途端に終わってしまった」という声もあり、毎時0分、15分、30分、45分をまたぐタイミングで2分半にわたって流す“猫ちゃんねる”も始めた。切りのいい時間にしたのは、「東口での待ち合わせのときに見てほしい、そういう意味でもシンボルになれば」との思いから。ただ、ランダム放送も大事にしていて、「いつ流れるかな?と待っていてくれる人の楽しみになれば。もちろん、その間にさまざまな広告映像も楽しんでいただきたいです」。
巨大猫映像が国内、海外で大きな話題となったことは、広告放映用のビジョンとしても有効に働き、多くの企業からオファーが舞い込んだという。とくに11月にスタートした『#ネコにルンバを』(アイロボットジャパンとのコラボ)は「猫好きあるある」と好評で、猫とルンバの共演を楽し気に見守る人々も多い。ほかにも、『NURO光』CMの猫“ニャーロ”がクロス新宿ビジョンで立体的に出現し、新宿アルタビジョンでも連動した映像を放映(12月10日スタート)。「年内にほかにもいくつか猫とコラボした映像が流れます。また来年早々には、某レーベル様とともに作ったテーマソングの公開を予定していて、猫映像の新作と絡めた内容になる予定です。旬の話題で終わることなく、飽きない媒体として来年も盛り上げていきたいですね」。
見据えるのはコロナ明け、「連携して新宿エリア全体を盛り上げていけたら」
一方で、コロナ禍の真っ最中にスタートしただけに、インバウンド需要が落ち込んだ新宿に「街を歩く人が思わず笑ってしまうような明るい映像を作りたい」との思いもあった。「現在でも、多少は外国の方がいらっしゃって写真を撮ってくださいますが、今後コロナ禍が収まり、インバウンドが戻るタイミングに向けて準備したいです。ビジョンだけで完結せず、新宿エリアと連携して場所を盛り上げることにつなげたい。次の次のステップとして、そんなことを考えています」と、決意も新たにする。
「新宿って意外と観光スポットが少ないのですが、公式Twitter(@cross_s_vision)では、新宿にある名所を猫が訪問するという1コマ漫画を公開しています。いずれ冊子にまとめてビジョン下の喫茶店で配布したり、1コマ漫画で取り上げたスポットで猫を撮影すると何か特典がある…というようなことも考えています。そうやって、新宿のいろいろなスポットと連携して、地域全体を盛り上げていけたら。次の再開発の目玉は新宿だとも言われていますが、そんな新宿の町おこしに猫が一役買えたらと思っています」。
■Twitter(外部サイト)
■YouTube(外部サイト)