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6億回見られた猫『もちまる日記』なぜ人気? “下僕さん”が明かす裏側と“もち様”の正体「中身は犬」
2年も経たずに6億再生、ランキング1位になった猫
下僕さん 想像以上に反響があって、みなさん喜んでくださってうれしいです。いろいろなコメントをいただいたのですが、とくに驚いたのが、出版社さんに何通かファンレターが届いたこと。直筆の手紙をもらう機会はなかなかないので、それはすごく感動しました。
――何かお祝いはしましたが?
下僕さん はい。もち様は『ちゅ〜る』、僕は好きなアイスを食べてお祝いをしました(笑)。
――そんな話題のフォトブックですが、出版することになった経緯は?
下僕さん 実は、今までもいろんな出版社さんから「本を出しませんか?」と声をかけてもらっていたのですが、時間がなくて実現していなかったんです。そんな中、今年の5月の初め頃にYouTubeチャンネルの登録者数が100万人を突破しまして。「このタイミングで何かできないかな」と思っていたときにお声がけいただき、一緒にフォトブックを作らせていただくことになったんです。
――YouTubeチャンネル『もちまる日記』は現在、登録者数127万人、総再生回数6億回を記録しています。スタートから2年経っていないにもかかわらず大変な人気ですが、ここまでになると思っていましたか?
下僕さん いや、まったく思っていなかったです(笑)。最初は、『もちまる日記』というタイトル通りに、日記感覚で動画をアップしていただけ。だから、ものすごい反響にびっくりしています。もち様の素朴な日常をアップしているのですが、そこにみなさんが純粋に癒されてくれているのかなって感じます。
競合多い猫動画、大切なのは自然体「もち様のストレスにならないように」
下僕さん 一番の理由は、シンプルに「もち様がかわいい」という点が大きいと思います。あと、動画を撮影するときに、なるべく飼い主が前に出ないようにして。声を出したり、顔を出したりせずに、もち様の可愛らしさを邪魔しない動画のスタイルや編集を心がけています。
――競合が多いだけに、なにか困る部分や注意している点は?
下僕さん とくに困るようなことはないですね。競合という考え方もしていないですし、ただただ、かわいいもち様を撮り、アップするだけです(笑)。ただ、毎日更新していく中で、「もう少しこうできるな」というポイントが見つかるので、そういったところはすぐに改善するようにはしていますね。
――もち様の豊かな表情、しぐさを出すための工夫はありますか?
下僕さん 動物はこちらが思う動きをしてくれるわけではないので、とくにコツはないんですよね。毎日ちゃんとスキンシップをすることで、結果として動画の中でも自然にいい表情を引き出せているのかなと感じます。
――たしかに、動物が相手なだけに思うようにはいかないですよね。動物の動画を撮る人も多いですが、どういうところに注意すべきだと思いますか?
下僕さん 一番は、自然体でいてもらうことでしょうか。僕自身、もち様が自然でいられるように、ストレスにならないようにと気をつけています。無理に何かをさせることはできないので、寝たいときは寝てもらい、遊びたいときは遊んでもらって、それを隣で自然に撮影する…というスタイルでやっています。