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加藤綾菜、“毒妻”から“良妻”へイメージ一変 バッシングから学んだ夫の偉大さ「加藤茶はみんなのもの」
「棺桶の中でもハゲズラと“ペッ”のポーズで」最期までコメディアンとして生きる夫を支える妻の想い
加藤綾菜だいぶ穏やかになりましたね。昨年は志村(けん)さんのこともあって、加トちゃんも塞ぎ込んでいたんです。だけど体を動かさないとどんどん衰えてしまう年齢なので、「(愛犬の)茶子が散歩に行きたがってるよ」と背中を叩いて。最初の頃は5分くらいですぐ帰りたがってたんですけど、今では40分くらい歩いてくれるようになりました。
──介護福祉士実務者研修(ヘルパー1級)の資格が役立ってますね。
加藤綾菜前までは、私が「いいよ、加トちゃんは座ってて」となんでもやってしまってたんです。だけど、それは自立支援のために一番やってはいけないことなんですよね。加トちゃんは「最期までコメディアンとして生きたい」という気持ちが強いんです。終活の話になったときも「ハゲヅラをかぶって、指を“ペッ”のポーズにして、棺桶の中からみんなに笑ってもらいたい」と語ってくれたことがあって。
──78歳、終活がリアルになる年齢ですね。
加藤綾菜ずっと舞台に立ち続けたいとトレーニングも続けてきて、いつまでも挑戦し続ける姿勢は本当に尊敬します。ただ昨年はあんなことがあったので、一時期は外にも出られなくなって──。そんな加トちゃんを励ましてくれたのが、井上順さんでした。毎朝欠かさず、元気になるメールを送ってくれて。振り返るとこの10年、順さんの明るさには夫婦共ことあるごとに助けられてきましたね。