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“キートン山田の残像”を逆に楽しむ きむらきょうや、『ちびまる子ちゃん』2代目ナレーターの覚悟
自分の声が“枯れていくこと”が楽しみ
「『さあこい! 怒られるぞ』って思っていました。ただ初回はセリフが少なかったから騙された人が多いかも(笑)。まったく忖度がない現場で、『まだ1年生なのに、こんなにいっぱいナレーションやるの?』って回もあるので、その回のオンエアは顔面蒼白、炎上するかもしれません(笑)」
饒舌に実に楽しそうに『ちびまる子ちゃん』を語るきむら氏。今は、週に1回あるという収録日を中心に全力で生き、現場に向かうときはいつも、1年半前に亡くなった友人でパンクロッカーのイノマ―氏に「お前の分まで生きてるぞ、このヤロー!」と語りかけていると言う。
「声優の人気の高まりを受けて、今は声優の方々がナレーター界になだれ込んできていますが、僕はその激流に逆走している(笑)。アユが一匹だけ遡上しているような感じで、それがまたすごく面白い。人生の後半でここにランディングしたことは本当に良かったと思っています。キートンさんは最後の頃、とても枯れたいいお声になられていましたけど、70歳とか75歳くらいにならないとああいうトーンって出ないんですよね。僕にはこれからそれが待っていますし。枯れていく中で表現していく声って本当にカッコいいと思っているので、このまま、“じーさんナレーター”になる道を楽しみに歩んでいきたいと思います」
「ファンの方と一緒に作っていきたいという気持ちですので、ご意見があったら、ぜひ僕のYouTubeやツイッターにコメントをいただければと思います。その代わり、書くなら具体的にお願いします。『なんとなく嫌いなんだよ』ではどうにもできないので、『サ行が弱いんだよ』とか(笑)。心温まるコメントもお待ちしています」
取材・文/河上いつ子
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@46eSBepLK9dYkSh(外部サイト)
■YouTube『きむらきょうや』チャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCYYrZaDkOmJUlGPlh0bxNCQ(外部サイト)
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