ORICON NEWS
『おジャ魔女』20年経っても話題、“憧れない”魔法少女が支持された理由
当時アニメでは珍しかった不登校や親の離婚・再婚もトピックに「共感を呼ぶ“リアル”を突き詰めた」
「開始から20年。節目であることに意味を感じましたし、その当時から子どもたちに夢や魔法を届けてきたので、20年経って大人になったその子たちにちゃんと“落とし前”をつけませんか。という感じで、オリジナルスタッフの佐藤順一監督にお声がけをして始まった映画です」(関プロデューサー)
「おジャ魔女」の世界には、正義のヒロインや戦闘シーンが出てこない。これまでの魔法少女シリーズとは異なるストーリー構成に、アニメの企画段階から「戦わないんだ!」とスタッフにも驚かれたという。悪者がいなくても、戦わずとも、等身大の子どもたちが学校や家庭での悩みを抱え、もがき、乗り越えていく姿が共感を呼んでいた。その“共感”には徹底的なリサーチが根本にある。
「おジャ魔女どれみ」では、クラスメイト全員に名前が付けられている。生徒一人ひとりの性格まで考えることから、おジャ魔女ワールドは作られているのだ。