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つるの剛士が語る真の“イクメン”「育児休暇は“休暇”じゃない。経験してわかったママたちの本音」

 タレント、アーティストとして幅広く活躍しつつ、5児の父親として『ベストファーザー賞』を受賞するなど、“理想のイクメン”のイメージが強いつるの剛士。『クイズ!ヘキサゴンII』に出演し、人気絶頂だった11年前に男性芸能人では異例だった育児休業を取得。現在は、保育士資格取得のために通信制大学に通い、新たな夢を追いかけている。産後うつが社会問題となっている昨今、改めて“イクメン”の定義について聞いた。

人気絶頂期に事務所に黙って育休宣言「“もう戻ってくる席はない”と言われた」

――先日も『理想のイクメンランキング』で1位に選ばれていましたが、つるのさん自身は“イクメン”と呼ばれることに対してどのような思いがありますか?

つるの剛士本当にありがたいことではありますが、僕自身はそんな風に思っていないので恐縮です(笑)。僕が本当にイクメンかどうか決められるのは、僕の奥さんや子どもたちだけですから。

――でも、11年前の多忙な時期に育児休暇を取られた際は驚かされました。

つるの剛士当時はまだ“イクメン”って言葉もなくて、芸能界でも育児休暇を取る男性が全然いなかったんですよね。僕としては、ただ奥さんを手伝いたいっていう気持ちでした。その時は『ヘキサゴン』や羞恥心の活動で忙しくさせていただいていたんですが、ちょうど東京から神奈川に引っ越して4人目が生まれるタイミングで。奥さんともケンカが増えたりして、もやもやしたまま職場に向かう日々で。「これはアカン!」と思って1度家庭に入ってみようと思ったんです。
――事務所の方にも詳細を相談せず、育休を決められたと伺いました。

つるの剛士言ったら反対されると思ったので(笑)。“ベストファーザー賞”をいただいたその場で、これは良い機会だと思って、メディアの皆さんの前で勝手に発表しちゃいました。周りからは、「もうダメだね、戻ってくる席ないね」「タレントとして終わった」って言われたりもしました(笑)。

――休みを取ることに不安はなかったですか?

つるの剛士ダメでも自分が選んだ道だし、また1からやり直せばいいやって思ってたんですよね。でも、蓋を開けてみたら、休み中もブログにアップしたお弁当が紹介されたり、市長さんが影響を受けて育休を取られたり、ずっと記事になっていて。自分のわがままで休んだのに、そこに需要があることに驚きました。

育休とコロナ入院で痛感した“社会に必要とされる大切さ”「専業主婦がもっと評価されるべき」

――実際に育児休暇を取られてみて、感じたことはありましたか?

つるの剛士とにかく最初はすごく新鮮で、子どものお弁当を作るのも、幼稚園の送り迎えも楽しかったんです。でも、1週間、2週間経つにつれ、だんだんきつくなってきて。何が辛いんだろうと思ったら、毎日同じ時間に同じことの繰り返しなんですよ。変化がない、そして誰にも評価されないのは、すごく辛かったです。

――育児休暇中のブログでも、「誰も褒めてくれないから評価が欲しい」、「1日がアホみたいに短い」、「家の中だけが基準になっていく」などと綴られていましたよね。

つるの剛士社会に出て仕事をすると、「お疲れ様」「よくやったね」っていう評価があって、報酬もある。でも、専業主婦の仕事はやって当たり前と思われていて、何も見返りがない。何これ、辛いって思いました。カフェでママ会をしたり、お弁当をインスタにあげたりする意味も、それまではよくわからなかったんですけど、やっとその理由が理解できたというか。
――共感してほしいという気持ちなのでしょうか。

つるの剛士評価してほしいし、“いいね”が欲しいんです。お弁当も、「ごちそうさま」とか「これおいしかったよ」っていう一言があればまた違うと思いますが、毎朝5時半に起きて作っても何もない。そうなると、やっぱり誰かに共感してほしくなりますよね。僕自身も、自然と自分の作ったお弁当をブログにアップするようになっていました(笑)。

――経験してみて、実感されたんですね。

つるの剛士自戒の念も込めてですけど、本当に1回やってみないとわからないと思います。5人目が生まれる時に2度目の育休を取ったんですけど、その時は具体的に世の中のママ達がつらいことをしっかりデータに残そうと思って、ノートに書き留めました。最後の日にブログにアップしたら、世のお母さんたちが「よく男性が言ってくれた」とコメントをしてくれて。奥さんのところにも、「職場でつるのさんのブログを見て、泣いてるお母さんがいたよ」って連絡がきて、改めて育休を取ったことの意味を感じることができました。

――泣いちゃうほど、共感を得たということですよね。

つるの剛士人って、社会の中で自分が歯車の一つとしてまわっていると実感できることがすごく大事だと思うんです。やってみてわかったんですが、専業主婦って本当にすごい仕事。それを、社会がもっと評価してあげないといけないと思います。奥さんが家でこんなにすごいことをやってくれるから仕事をがんばれるんだって、僕も改めて実感しました。

――確かにずっと家の中で家事や育児と向き合っていると、社会に参加している実感がないことも多いと思います。

つるの剛士実は8月にコロナで入院した時も、社会に必要とされる大切さを感じたんですよね。入院している間は何もできなくて、ただ心配されるだけ。何の役にも立っていない自分に、耐え切れなかったんです。それってママや、お年寄りも似た気持ちなんじゃないかと思うんですよ。みんなが社会参加している、役に立っていることを感じられたら、もっといい世の中になるんじゃないかなと。

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