矢沢永吉、“キング・オブ・ロック”たるゆえんを示す極上の「バラードベスト」を発売

 伝説的ロックバンド・キャロルのリーダーとしてキャリアをスタートさせ、ソロ転向後も数々の偉業を達成。70歳を超えた今なお、多くのミュージシャンから敬愛を集め、進化し続けている矢沢永吉が、きょう10月21日、ベストアルバム『STANDARD〜THE BALLAD BEST〜』をリリース。2019/9/16付「オリコン週間アルバムランキング」で「最年長1位獲得アーティスト」を記録した前作『いつか、その日が来る日まで...』以来、約1年ぶりの新作は、数ある代表曲のなかからタイトル通り“バラード”を39曲選りすぐったベスト盤。“キング・オブ・ロック”矢沢永吉が放つ、本作の魅力を紐解く。

「キャロル」「いつの日か」など4曲をリメイク

 70歳を迎えた昨年、アルバム『いつか、その日が来る日まで...』で「最年長1位獲得アーティスト」を記録したことを受け、矢沢は「(2007年に)自分の日本武道館の公演回数が、100回に到達した時と感覚がとてもよく似ています。自分はずっと音楽をやり続けてきました。レコードを作り、ツアーをやり、気づいたらこの歳になっていて、こういったものをもらえて本当にうれしいです。よろしく!」とコメントを寄せた。

 同作で、自身が歴代1位記録を持つ「アルバムTOP10入り作品数」を54作に更新するという偉業も成し遂げたロックシーンのパイオニアが、今回、新たに世に送り出したのが、自身初の試みとなるレーベルの枠を超え、バラードだけを厳選した“オールタイムバラードベスト”だ。

 矢沢といえば、熱狂的なファンが数多く存在し、歌手や、お笑い芸人など著名人にもファンを公言する人たちも多い。そんなファンの間でも人気が高いのが、大人の男の色気が滲む矢沢のバラード。本作では、ソロデビュー曲「アイ・ラブ・ユー、OK」(1975年)をはじめ、ミリオンセラーを記録した「時間よ止まれ」(1978年)、そのB面に収録された「チャイナタウン」(1978年)など、ファンによる人気投票でも上位にランキングされる至極の名曲を網羅。

 さらに、同名シングルと同時発売した名盤として名高いソロデビューアルバム『アイ・ラブ・ユー、OK』(1975年)から「キャロル」と、松本隆氏が作詞を手掛けた「安物の時計」、夏の終わりの男の寂しさを艶やかに歌った「夕立ち」(1980年)、自身が主演したドラマのエンディング曲に起用された「いつの日か」(1994年)という4曲を、本作のために矢沢自らがリメイクし、新たに演奏&ボーカルを再録音した。グラミー賞も受賞している世界的なミックス・エンジニアのクリス・ロード・アルジも参加するなど、CD3枚組に全39曲、トータル173分。矢沢のキャリアをバラードでたどる贅沢なベストとなっている。

特典も豪華仕様 貴重な映像満載の2種類の初回限定盤

 本作では、通常盤に加え、初回限定盤A、初回限定盤B(いずれも3CD+Blu-rayまたはDVD)、さらにアナログ盤という6形態でリリースされるのだが、特筆すべきは、Blu-ray/DVDの内容の豪華さだ。

 自身のロック・スピリッツを明確に表現できる場として、デビューから約半世紀、積極的にライブを行ってきた矢沢だが、初回限定盤Aでは2010年の『TWIST』TOURでの「A DAY」、2014年『Z’s START ON』TOURでの「時間よ止まれ」など、未公開のライブ映像を6曲収録。限定盤Bでは、今までミュージックビデオ(MV)が存在しなかった「風の中のおまえ」「YES MY LOVE」のMVを本作のために撮りおろし収録。「風の中のおまえ」では、70歳を超えた今も、未だ衰えることのない矢沢のエネルギッシュなステージパフォーマンスを360度のアングルから撮影したほか、過去の映像作品を組み合わせた演出も楽しめる。
 さらに、2011年にリリースされた映像作品『ONLY ONE〜touch up〜SPECIALLIVE in DIAMOND MOON』の中から「面影」のスペシャルライヴ映像も収録されている。

 オリジナル楽曲のみならず、ライブバージョン、リメイクバージョンを網羅するのは矢沢のスタンダートだが、本作でも、選りすぐられた名曲に加え、凝りに凝った“+α”が加わり、矢沢のバラードの世界が存分に堪能できる。

70歳を超えても“スティル・ロックンローラー” 歩みは止めない

 “キング・オブ・ロック”“ロック界の生きる伝説”などの異名を持つだけに、矢沢永吉というと激しいロックナンバーを思い描く人がいるかもしれない。実際、そういったナンバーでライブを、また広く日本の音楽シーンを盛り上げてきたのは事実だ。

 しかし、矢沢曰く「ロックンロールとは、心の持ち方、生き方」。本作に網羅されているようなバラードも、男の色気をにじませて、じっくり聴かせ、泣かせられることこそが、矢沢永吉が、ロック界のカリスマたるゆえんなのだ。

 さらに、既に完成された楽曲を今回、新たにリメイクしたように、70歳を超えた今も、「スティル・ロックンローラー」を公言し、その歩みを止めるつもりはさらさらない様子。海外では、ノーベル文学賞も受賞したボブ・ディラン79歳、ポール・マッカートニー78歳、ミック・ジャガー77歳と、80歳を目前としたロック界の重鎮たちが今も大活躍。日本の音楽界において、他の追随を許さない唯一無二のロックシンガー・矢沢永吉もまた、新しいステージへの挑戦を恐れることなく、令和の時代もまだまだ突き進んでいきそうだ。

文/河上いつ子
■バラ―ドベストアルバム
『STANDARD〜THE BALLAD BEST〜』
<2020年10月21日発売>
【通常盤※3枚組】
GRRC-70〜72/3,630円(税込)
【初回限定盤A(Blu-ray)】
GRRC-73〜76/5,830円(税込)
【初回限定盤A(DVD)】
GRRC-81〜84/5,280円(税込)
【初回限定盤B(Blu-ray)】
GRRC-77〜80/5,830円(税込)
【初回限定盤B(DVD)】
GRRC-85〜88/5,280円(税込)
【アナログ盤※5枚組】
GRRR-01〜05/16,000円(税込)
※アナログ盤はオフィシャルショップDIAMOND MOON・DIAMOND MOON通信販売でのみ販売

【収録曲】
◆DISC-1
面影/#9おまえに/フォーチュン・テイラー/真昼/燃えるサンセット/ミスティ misty/ひき潮/THE STRANGE WORLD/この海に/黄昏に捨てて/愛はナイフ/今・揺れる・おまえ/YES MY LOVE

◆DISC-2
未来をかさねて/HEY YOU・・・/風の中のおまえ/Moon Light Song/安物の時計「New Recording Version」/Morning Rain/バーチャル・リアリティー・ドール/早冬の気配/Tonight I Remember/チャイナタウン/A DAY/メイク/キャロル「New Recording Version」
◆DISC-3
親友/「あ.な.た...。」/Sweet Winter/棕櫚の影に/アイ・ラヴ・ユー, OK/時間よ止まれ/いつの日か「New Recording Version」/Dry Martini/東京/パセオラの風が/夕立ち「New Recording Version」/エイシャン・シー/ホテル・マムーニア

【初回限定盤 A 特典収録内容】

東京(2014年「Dreamer」)/風の中のおまえ(2017年「TRAVELING BUS」TOUR)/時間よ止まれ(2014年「Z's START ON」TOUR)/YES MY LOVE(2019年「ROCK MUST GO ON」TOUR)/アイ・ラヴ・ユー, OK(1999年「LOTTA GOOD TIME」TOUR)/A DAY(2010年「TWIST」TOUR)
【初回限定盤 B 特典収録内容】
いつの日か(ミュージックビデオ)/風の中のおまえ(ミュージックビデオ)/YES MY LOVE(ミュージックビデオ)/面影(ONLY ONE 〜touch up〜 SPECIAL LIVE in DIAMOND MOON ミュージックビデオ)
※特典内容は予告なく変更の可能性あり
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▼バラ―ドベストアルバム『STANDARD〜THE BALLAD BEST〜』特設サイトはこちら
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