• ORICON MUSIC(オリコンミュージック)
  • ドラマ&映画(by オリコンニュース)
  • アニメ&ゲーム(by オリコンニュース)
  • eltha(エルザ by オリコンニュース)
  • ホーム
  • 社会・経済
  • コロナ禍就活の実情を吐露 ユーモアセンス光る『就活川柳』に込められた苦悩と感謝
(更新: ORICON NEWS

コロナ禍就活の実情を吐露 ユーモアセンス光る『就活川柳』に込められた苦悩と感謝

企業側に試される「対応力」 これからはリアルとオンラインのハイブリッドに

 紹介した入選作からもわかる通り、『就活川柳・短歌/採用川柳・短歌』で見えてきた2021年の就職・採用戦線の1番の特徴は「リアルな場での就職活動ができなくなったこと」。来年も、withコロナの採用活動が続くだろうが、久木田氏は「新型コロナの感染拡大状況を鑑みながら、オンラインと対面のメリットをうまく活用し、ハイブリッドな採用活動が展開されるのではないか」と予想する。その裏で、問われるのが企業の対応力だ。

「企業が学生をよく見ているのと同様に、学生も入社後に後悔することがないよう企業側の対応力をよく見ています。企業にとっては、コロナ禍において、不足の事態にどのように速やかに柔軟な対応ができるかが、学生からの支持を得られるか否かの分かれ道になるでしょう」(久木田氏)

 今年の学生部門の作品にも、それはズバリ詠まれている。

「コロナ禍で わかる企業の 対応力」(神奈川県 ぬんぴぃ)

 一方の採用担当者側も、自社がwithコロナ時代の新しい働き方に対応できるか否か、危機感がうかがえる。

「IT化 成功しないと上層部 やれば出来るよ 部下優秀」(東京都 ひがし)

 新型コロナ収束の見通しが立たない中、来年はどのような作品が就活生と採用担当者から寄せられるのか。両者の嘆きがこもった17文字から見えてくる、新時代の就活戦線の実態に注目したい。

あなたにおすすめの記事

 を検索