ORICON NEWS
「汚し」の練習で作り上げた"フランス製"ドイツ軍戦車「模型の表現は無限の選択肢があり、どれが正解ということはない」
戦車の魅力は、陸戦兵器として洗練されているデザイン
まんたあらゆる攻撃を弾き返す装甲。荒地を軽快に進む無限軌道。そして敵を粉砕する大砲。それらが組み合わされ、陸戦兵器として洗練されているデザインがとても魅力的だと感じます。
戦車にハマったきっかけは、タミヤの「T-34/76 (1943年型)」。中学生だった当時、見た目のかっこ良さと作りやすさで選びました。ネットで作り方を調べたりして、苦労しながら作りましたが、その時味わった、純粋に作ることを楽しむ感覚は今でも大切にしています。
まんた高校の頃、ふと思い立ってツイッターを始めることになり、そこで制作過程を公開し始めたトランペッターの「KV-5」が本格的な作品を作るきっかけでした。当時、知り合いもいないツイッターでとりあえず面白いことをしてみようと、カラーモジュレーションやサビ表現に挑戦してみましたが、予想よりも反響が大きくてうれしかったのを覚えています。そこからさまざまなアプローチで作品を作るスタイルが定着していきました。
まんた友人から誕生日プレゼントとして、ベースとなるキット(タミヤ 1/35 フランス中戦車 ソミュア S35)をもらいました。当時、泥表現とホコリ表現の習作を作りたいと考えていて、複雑な面構成と独特な足回りの構造を持つこの車両がその題材にぴったりだと思い、制作することにしました。キットだけでなく、フリウルモデルの金属製可動履帯とデフモデルのドイツ軍仕様への改造キットを組み込ました。制作期間は2カ月ほどです。