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「不倫は社会問題ではない」夫婦でバッシングされた金子恵美、加熱報道と“叩きのめす”風潮に警鐘

  • 10月5日に著書『許すチカラ』を発売する金子恵美

    10月5日に著書『許すチカラ』を発売する金子恵美

  元衆議院議員で、現在はコメンテーターとしても活躍する金子恵美さん。2016年に夫・宮崎謙介氏の不倫が発覚したが、夫婦関係を継続していることでも大きな注目を集めている。著名人の不倫は、報道やネット、SNSでも痛烈に批判され、当事者が再起不能になるほど追い詰めることの多い昨今。「許す」ことを選んだ金子さんは、そんな風潮に何を思うのか? バッシングにさらされた当時の心境、「不倫は社会問題ではない」という言葉の意味とは? いま、語る側にいるからこその思いを聞いた。

「夫婦のあり方はそれぞれで異なる」、不貞を許したことには批判も…

 金子恵美さんが、夫の宮崎謙介氏から不倫を告白されたのは、2016年2月のこと。出産直後の病院でのことだった。共に衆議院議員だったことに加え、同じ時期にタレントの不倫騒動が世間を賑わせていたこともあり、メディアやネットは沸騰。日本中から猛バッシングを受け、宮崎氏は議員辞職を決意する。ところがその後、世間の予想に反して2人は夫婦関係を継続。金子さんが議員を退いた後はそろってバラエティ番組に出演し、不倫騒動を振り返ることもあった。世間はそんな2人を「ビジネス夫婦」と揶揄。さらに「夫の不倫をあっさり許した妻」として、金子さんにも批判が殺到するようになる。

 あの騒動から4年。一般論では許しがたいパートナーの行為を、なぜ許すことができたのか。そしてどのように夫婦としての絆を深めてきたのか。

──なぜ今、本書『許すチカラ』を書こうと思ったのですか?

金子恵美 まず大前提として私がお伝えしたかったのは、「夫婦のあり方は夫婦それぞれで異なる」ということでした。私たちは夫婦関係を継続する選択をしましたが、これが「正解」だと押し付けたいわけでもないんです。ただ私たちの選択に対して、「旦那の不貞を許すのがカッコいいと思ってるのでは?」といった批判があったのも事実で──。

──芸能人の不倫騒動でも、離婚に至らないと「なぜ?」という憶測が飛びがちですね。

金子恵美 「妻は夫の不倫を許すべきという風潮にしてほしくない」という意見もありました。そんなつもりはまったくないんです。ただ今の社会は「正解」にこだわるあまりに、自分とは異なる意見を受け入れられない方が増えている。そんな不寛容な社会に息苦しさを感じている方がいたとしたら、「こういう視点を持てばもっと生きやすくなるのでは?」といったヒントを私の経験を通してお伝えできればと本書を綴りました。

始まりは「ベッキー先輩」、不倫を社会問題のように扱う風潮に疑問

──不倫によって特に著名人は、再起不能にまで追い込まれることも。なぜここまで大騒動に発展してしまうのだと思いますか?

金子恵美 今の風潮の始まりとなったのは、ベッキーさんだったんじゃないでしょうか。同時期のスキャンダルだったため、我が家では同志という意味も込めて「ベッキー先輩」と呼んでるんですが(笑)。やはり世間が抱いていたクリーンなイメージとのギャップが、世間を驚かせたところもあったのでしょう。その点では我が家も議員夫婦でしたから、近いものがあったのかもしれません。

──当時、世論も巻き込んで報道がどんどん加熱していきました。

金子恵美 現代はやはりネットの波及力が凄まじいですよね。週刊誌がスッパ抜いて、テレビのワイドショーが取り上げ、それを見た一般の方がネットで拡散する。すると世間が盛り上がっていると捉えて、週刊誌やテレビが後追い報道をし、ネットもさらに盛り上がり…といったサイクルで、1つの話題がいつまで経っても鎮火しないのが現代の不倫報道の特徴だと思います。

──問題の根源は“ネット世論”にあるのでしょうか?

金子恵美 それも1つにはありますよね。不倫に限らず、自分は絶対に正しいと考え、ターゲットを見つけたら完膚なきまでに叩きのめしたいという人が少なからずいる現代社会が気掛かりです。ただ私は「不倫は社会問題ではない」という立場にいますので、今の週刊誌の報道姿勢には特に疑問を感じています。

──たしかに不倫は社会問題ではなく、あくまでプライベートな夫婦間の問題です。

金子恵美 もし週刊誌サイドに「不倫は社会問題である」という意思があるなら、それこそ刑罰にすべきという問題提起をするくらいの信念を持って取り上げてほしいんですよ。だけど今の週刊誌報道は、中途半端に読者の関心を煽っているようにしか見えません。当事者が社会的に再起不能になろうとも、家庭が壊れようとも報道する意義がある。そこまでの覚悟で報道に臨んでいる週刊誌はどれほどあるでしょうか。

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