ORICON NEWS
「お、ヒールの音だ!」男子学生がワクワクする“新しい先生”に仰天 アカウント開設半年で人気を集めた理由
Twitterを開設した初日にフォロワー1000人達成「周りの人のおかげ」
【白湯白かばん】ここまで伸びたのは初めてだったので驚きました。人気を集めた理由は、投稿頻度だと思います。どういう作品がウケるのか、という判断はまだ出来ておらず、いくつも投稿した中の一つがたまたま伸びたという感覚です。でも、自分の面白いと思ってるものを受け入れてもらえた、と安堵しました。嬉しかったです。
―― いつごろからSNSに漫画をアップしているのでしょうか?
【白湯白かばん】Twitterの投稿は、今年の2月29日です。うるう日にはじめました。それまでも半年ほど、漫画投稿サイトに今とは違う名前で投稿をしていましたが、特に思うような結果は出なかったですね。自分の好きなものをSNSで発表して、良いと思ってくれた編集者さんに声をかけてもらう形の方が自分にとって良い活動ができそうだと思いTwitterを開設しました。
――3万人を超えるフォロワーさんがいらっしゃいますが、いつごろから増えたのですか?
【白湯白かばん】Twitterを開設した初日に4コマ漫画を4作品アップしたんですが、その日のうちにフォロワー1000人を達成することが出来ました。すでにたくさんのフォロワーがいた知人のジョンソンともゆきさんがリツイートしてくださって、良いスタートダッシュが出来たと思っています。
――ジョンソンともゆきさんは以前ORICON NEWSでも取材させていただきました。
【白湯白かばん】ジョンソンともゆきさんにはTwitter開設前から相談に乗ってもらっていたんです。本当に感謝です。他にも多くの人に助けていただいて、その結果いまのフォロワーさん達にまで広がったのかなーと思います。
SNSは自分でも気づけない“自分の強み”を発見させてくれる場所でもある
【白湯白かばん】基本的にはメリットが大きいです。Twitterに投稿していなければほとんど人の目に触れる機会すら無かったと思うので、こういう場所が存在する時代でよかったなぁと思います。
――フォロワーからのコメントを参考にすることもありますか?
【白湯白かばん】コメントはいつもありがたく読ませていただいています。コミュニケーションが苦手なので返信などはしていませんが、とてもうれしいです。気ままに描いているので参考にはすることは無いかなーと思います。
――他のマンガ家にはない、自身の作品の強みは何でしょうか。
【白湯白かばん】自分で言うのは恥ずかしいのですが、フォロワーさんの意見で「シュールさや狂気が、親しみやすい絵柄で表現されていて、心地良い狂気になっている」というのを聞きまして、自分自身では気付けない強みだったので、すごく励みになりました。前述した『女教師だと思わせてくる人』はその要素がはっきり出ていると思います。
――漫画を描くうえで、影響を受けた作家や作品があれば教えてください。
【白湯白かばん】ギャグ漫画家・藤岡拓太郎さんです。始めて漫画を読んだとき、衝撃を受けました。元々お笑いが好きだったのですが、漫画とお笑いは別物という感覚を持っていて、漫画で笑いを表現するのは難しいと思っていたんですが、藤岡拓太郎さんの漫画を読んでその考えがひっくり返りました。漫画ってこんなおもしろく出来るんだ…と思いました。
――藤岡拓太郎さんの作品、読んでみました。爆笑というよりもじわじわきて、あとを引く世界観ですね。ほかにもいらっしゃいますか?
【白湯白かばん】SNSを中心に活動している風見2さんの描く1ページ漫画も凄く好きです。1ページという狭い空間をこんな広く見せられるんだなぁと。ほかにも、漫画家ではありませんが、芸人の街裏ぴんくさんの、存在しない世界をいかに存在するように見せる世界観がとても好きで、白湯白かばんという名前は、街裏ぴんくさんを意識して漢字+ひらがなにしました。
――白湯白かばんさんにとって4コマ漫画とはどんなものでしょうか?
【白湯白かばん】活動の基盤です。色んなものを描くようになっても4コマはずっと続けていこうと思っています。