(更新:)
ORICON NEWS
これは仕事頑張れそう…寮母あきこさんが作る“置き弁”の秘訣、予算は400円「ぎりぎりまで使い切りたい」
「高い食材を使わなくてもおいしいものが作れるよう、頭をフル回転させています」
「この仕事を初めて2年になります。以前は民宿で働いていたので、たくさんのご飯をつくることに驚きや戸惑いはありませんでした。盛り付けが個性的と言われますけど、それは調理する直前のヒラメキです。大胆に無造作に盛り付けていくのが好き。昼のお弁当は、蓋をしない『置き弁』なので、具材はどんどんどんどん盛り盛りに高くなっています(笑)。夜、丼ものを作るときも、すごく盛ってます」(あきこさん、以下同)
社員さんのご飯は予算が決まっているため、「予算ギリギリで作ってあげたい」と、やりくりは徹底して考えているというあきこさん。
「昼は400円、夜は800円の予算。足りないのも余るのも嫌で、きっちり使いたい。高い食材を使わなくてもおいしいものが作れるよう、頭をフル回転させています。買い出しは週1回のみで、火曜が安売りの日なので原則火曜日にまとめ買い。1回の量は段ボール平均6箱くらい。それを車から寮に運ぶのが大変で…お米20キロを買った日がたまたま雨だったりすると泣きたくなっちゃいます(笑)」
「おいしくするための手間は省かない」が料理をするなかで一番のこだわり
「その手間はちょっとしたことですけど、やるやらないで味に差がつきます。寮の方とは普段はほぼ会わないので、料理の感想を聞いたりすることはあまりないのですが、以前テレビの収録があったときに、お弁当を食べている表情がとってもおいしそうで。嬉しかったですね…。おいしく作れているかどうかは分からないですが、やっぱり料理は人を幸せにできるんだなと。食べる人に楽しんでほしいのはもちろん、自分が楽しくできるかも大事なこだわりです」
あきこさんのインスタグラムは献立の記録用として作られたが、今ではフォロワー13万人を超える人気のアカウントに。8月27日には初めての著書『寮母あきこのガツンごはん』(マガジンハウス)も発売される。
「書いているうちに、自分でもこんなに考えて作っていたんだなぁと、気づきがいっぱいありました。これまで記録として撮り貯めてきた寮ご飯の写真は、自分なりにどの角度が美味しく見えるかどんな撮り方がいいか、試行錯誤しながら撮影してきました。それが本になって残るのが嬉しいです。
今後は料理も新しいジャンルに挑戦していきたいです。これまでは和食が中心で、好き嫌いがあるからスパイス系は作っていませんでしたが、たまには作ってみたいなと。あとは、引き続き地元・広島の美味しいものをお弁当に取り入れて、紹介していきたいです」
『寮母あきこのガツンごはん』(マガジンハウス)
この料理を真似したい!
インスタフォロワー13万人のリクエストにお応えして、
あきこのおいしさの秘密を初公開。
コレを食べたら、がんばれる!
見ておいしい、食べて楽しい、
154のごはんが大集合。